Web Masterの日記



爆勝宣言

2005年07月12日(火)

昨日、破壊王こと橋本真也の訃報を夕刊で目にし
帰宅後、インターネットでスポーツ紙のサイトを片っ端から見た。
だけど、やっぱ信じられない気持ちだ。
今朝、仕事に行く前に立ち寄ったコンビニで
ほぼ全てのスポーツ紙の一面に橋本の勇姿が…。
思わず数紙を購入し、仕事中に読んだ。

ほんとに死んじゃったんだな…。
もう、あの勇ましい姿をリングで見ることもできない。
闘魂三銃士興行も楽しみにしていたのに…。
何か、じわじわときてる。
仕事中も油断するとぼーっとしちゃうみたいな…。
普通にいつも通り仕事していても、気づくと気が抜けている。

プロレスラーとして以上に人として好きだった。
エピソードとか、いちいち格好よかったり、微笑ましかったり、
周囲にいる人はイタズラされたり振り回されたりと
大変なんだろうけど、この人のためにってなれる人なんだと思う。
憧れの歴史上の人物「織田信長」ってのも一緒だったし、
天下布武を成し遂げた同世代のヒーローだった。

これまでの芸能人やスポーツ選手等が亡くなったりしても
これほどまで気が抜けたことはない。
アイルトンセナの事故死以来かな…。
セナにしても橋本にしても、まさに全盛期を
リアルタイムで見てきた同世代のヒーローだからこそ
今回はより重くのしかかってきているような気がする。
ここのところケガのリハビリ中で、表舞台に姿を現していなかっただけに
亡くなったという現実感も乏しい要因かもしれない。
だって、どう考えてもありえない。
自分より2歳年下、まだテッチャンやチャーミンと同い年だよ。

すべてにおいて「THE プロレスラー」だった人だけに
無理がたたったのかなぁ…。
だけど昨夜の報道ステーションで古館伊知郎が平成プロレス批判をし、
そこでのダメージの積み重ねが要因であると取れるような
発言をしてたらしいが、今回の件はそれはちょっと違うんじゃないかな。
橋本の死因とプロレスの競技とは何の因果関係もないはず。
彼の死を「殉職」と称することは、技を受けるために日々修錬している
選手たちの努力を否定していることだと思う。
多くの視聴者を持つニュースで根拠のない私見を
まことしやかに言ってのける姿には怒りさえ湧いてくる。
影響力ある番組だけに誤解されるのが怖い。

人前では強がる、無理をするってことが芸人やプロレスラーの生き方であり、
それは普通の人には出来ないことだからこそ人は憧れるし、
ヒーローたりえるわけで、そこは責めたくはない。

最後の昭和のレスラーという称号はこの人にこそふさわしいのかな。
橋本真也の魅力とは何だったのか?
賛否両論は有ろうが、自分が思うに以下の二点が挙げられる。

1.蹴りへのこだわり
もともと柔道の出身でありながら、相手を蹴り倒すその姿から
橋本は「爆殺シューター」の異名を持っていた。
ちなみに自分は蹴りが好きである。
PRIDEなどの総合格闘技がもてはやされる中でもK-1が好きなのは
蹴りの美しさと力強さが好きだからこそである。
人を殴るという行為は、やはり野蛮である。
PRIDEのシウバやヒョードルのように本能のおもむくままの攻撃は
見ていても野蛮に感じる。
そりに対して「蹴り」には技を感じる。
K-1のホーストやアーツのような美しい蹴り、
鍛錬の結果に繰り出される「重み」と「切れ」を感じる。
話がそれてしまったが、橋本には、その蹴りを使って
相手を「蹴り倒す」という、こだわりがあったと思う。

2.失うことを恐れない闘い
橋本は強かった。だが、その一方で多くの大試合で敗北を喫している。
実質的には新日本のエース的な存在にありながらも、
多くの敵に挑み、そして敗れた。
しかし、その後には必ず再戦を挑む。
たとえ勝っても負けても挑み続けた。ノートンにも小川にも。
実際、その中で橋本の失ったものは計り知れない。
小川との対戦に敗れ、一度は引退までしている。
それでも橋本は常に何かを賭けて、しかし失うことを恐れずに闘い続けた。
彼が入場の際に使っていた長い白鉢巻は、
特攻隊のような決意をいつも感じさせた。

破壊王・橋本真也を忘れない。
決して華麗ではない技や、無骨なまでの戦闘スタイルは、
どんなに華麗な技にも負けない格好良さがあった。


昨夜から携帯の着メロを追悼の意味も込めて「爆勝宣言」に変えてみた。
この曲を聴くと、どんな時でも気分が高揚してくる。
一時、「爆勝宣言」を録音したカセットを必ず車の中に置いていた。
野球の試合がある日は、その曲を大音量でかけて外環を飛ばした。
そしてグランドに着いてからも試合に爆勝できるように
試合前に何度も聴いて気分を高めていたことがある。
本当に大好きな曲だ。

あの世でジャンボ鶴田やジャイアント馬場と一緒に
思う存分に暴れまくってくれ。
破壊王よ、橋本真也よ、永遠なれ!!!
「破壊なくして創造なし」


合掌

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