Web Masterの日記



爆弾小僧

2005年06月28日(火)

いったい梅雨はどこへ行ってしまったのかと思うほど暑い日が続く。
昨夜は熱帯夜で寝苦しかった。
我が家ではクーラーの使用は7月からと決めているので、今は扇風機のみ。
だけど以前、住んでいた練馬に比べれば、寝室は北側の部屋にあり、
寝室の壁にはエコカラットを貼り付けているせいか、昔に比べれば楽に寝れる。
そして今日は朝から気温が上昇し、大手町で午前11時台に35.8度を記録、
ついに東京の6月の最高気温を越えてしまった。
しかし気象庁が調べている気温なんて、百葉箱の中にある温度計なんだろうから
実際に歩いているアスファルトの上は照り返しなんかで、もっと暑かったはず。
昨年も日記に書いたと思うが、銀座という土地は今までは海が近いので
海からの風が多少なりとも通っていたが、汐留に乱立したビル郡のせいで
まったく海風が通らなくなってしまったため、本当に暑い街になってしまった。

こんな暑さじゃ弱い人間なんて、少しおかしくなってきても仕方ないのかも。
今月に入り、僅か2週間の間に少年による凶行が3件も相次いで起きた。
6月10日には山口県光市の県立高校に於いて、18歳が授業中の教室内に
手製の爆弾を投げ込み58人が負傷。
6月20日には板橋区で15歳が両親を鉄アレイで撲殺し、
その後、電熱器にタイマーセットしガス爆発を起こさせて証拠隠滅を図ろうとした。
6月23日には福岡市で15歳が17歳の兄を包丁で頭、腹、首など10数回刺し、
動かなくなった兄を風呂場まで引きずり、頭から浴槽に投げ入れて止めを刺した。


この中で肉親ではなく、同じ高校に通う不特定多数を傷つけた
山口県の爆弾小僧について書いてみたいことが前からあったので
満を持して書いてみたいと思う。
この18歳の作った爆弾は、健康ドリンクの小型のガラスビンの中に
火薬だけじゃなく、殺傷能力を高めるために、釘も入れていたそうだ。
そして、ワイドショーなどに出てた文化人ぶった奴らは
「そういった爆弾の作り方がインターネットで簡単に分かるってことが問題なんだ」
などと言ってた。( ̄◇ ̄;)
だけど、そんなの今に始まったことじゃなくて、
ずっと前から、パイプ爆弾の作り方とか、もっと破壊力のある
プラスチック爆弾の作り方とかを図解入りで説明してる本だって売られてた。
要するに、情報が手に入るかどうかが問題なんじゃなくて、
たとえ、そういった情報が手に入ったとしても、
本当に爆弾を作ったりする奴なんかいなかった訳で、
仮に興味本位で作ってみたとしても、
どっかの山の中とか原っぱとかで爆発させてみるのが普通で、
人間に向けては投げないだろう。
だから、今回の事件は爆弾の作り方を紹介してるホームページに
問題があるのではなくて、18才にもなった人間が、何十人も生徒のいる教室の中に
平然と爆弾を投げ込めるってことに問題があると思う。
この加害者は爆弾を2個作ったらしいが一度もテストをしていない。
つまり、自分の投げた爆弾が、どの程度の破壊力を持っているものなのか
知らずに投げたってことだ。
だから、最初は2個の爆弾を投げるつもりだったのに
1個目が予想外の大爆発を起したために恐くなって、
2個目を投げずに、その場から逃げ出したのだ。

どの程度の破壊力がある爆弾なのか知らないのに、
それを平気で投げるなんて、普通じゃ考えられないことだ。
もしかしたら、自分まで大ケガしたり、死んだりしちゃうかもしれない。
廊下から教室の真ん中までなんて、わずか数メートルの距離しかないのに
そんな近距離で、釘が飛び散るように作った爆弾なんか普通は使わないだろう。
たとえば、胡椒とか七味唐辛子とかタバスコとかの辛さなら良く知ってるから、
ラーメンに胡椒をかける時も、そばに七味唐辛子をかける時も、
ピザにタバスコをかける時も自分の好みで、ちょうどいい具合にかけることができる。
だけど、生まれて初めて南米のナントカ王国の「×××」って言う料理を食べる時に、
それにかける「●●●」っていう、見たことも聞いたこともない香辛料が出て来たら
最初から、胡椒や七味、タバスコをかけるみたいにパラパラとかけるだろうか?
普通なら、まずは●●●をかけずに、×××だけを食べてみて、
それから試しに、ちょっとだけ●●●をかけてみて、
どのくらいの辛さの香辛料なのかをチェックして、
それで初めて、どのくらいの量をかけるのかを決めるだろう。
なぜなら、こんな訳の分かんない南米の香辛料なんだから、
もしかしたら、ほんの少しで口からエクトプラズムが出て来て
幽体離脱しちゃうくらい辛いかもしれないからだ。
だけど、今回の山口県の高校生は、生まれて初めて見た得体の知れない
南米の香辛料●●●なのに、どれくらいの辛さなのかを全然知らないのに、
一度も味見をせずに×××の上にドバッとかけたってことになる。
そして、一口食べて、そのあまりの辛さに驚いて逃げ出したって訳だ。
この状況に対して、果たして「テーブルに●●●を置いていた店の責任だ!」
なんて言えるだろうか?
「爆弾の作り方を紹介してるホームページに問題がある」なんて言うのは、
これと同じ理屈になるんじゃないのかな。
これが幼稚園児だとしたら、そんな子供の手の届くところに
●●●を置いていた大人の責任になるだろう。
だから今回の爆弾事件にしたって、もしも幼稚園児が、
そのホームページにアクセスして説明通りに爆弾を作り、
幼稚園で爆発させて、沢山の死傷者を出したんだとしたら
もちろん、そのホームページにも責任が生じて来る。
だけど幼稚園児は、たとえそのホームページにアクセスできたとしても
漢字も読めないし、言葉も理解できないし、爆弾なんか作れるはずがない。
要は、そのホームページの説明を読み、
実際に爆弾を作れるだけの知能を持っている人間であれば、
実際に爆弾を作ったり、それを人間に対して使うってことは
決してやってはいけないことだって言う常識も兼ね備えているって言う想定のもとに
爆弾の作り方が書かれている訳だろう。
つまり、今回の加害者は、高校生の知能を持ちながら、
幼稚園児並みの常識しか持ち合わせてなかったって言うことになる。
だからこそ、どんな破壊力があるのかも分からない爆弾なのに
平気で自分の目の前に投げることができたのだ。
一番の問題点はホームページではなく、
勉強以外の社会常識を教えなかった学校であり、親なのだ。

山口県の事件の加害者は、いくら幼稚園児並みの
社会常識しか持ってなかったとは言え、もう18才だ。
一般的に見たら立派な大人だ。
だから、少年としてじゃなくて、成人に近い扱いで取調べが行なわれている。
そして完全に殺意があったことから、容疑を「殺人未遂」に切り替えるそうだ。
そうなれば、いくら未成年でも、本当なら、かなり重い処罰になるはずなんだが、
また例によって、被害者のことよりも、加害者の将来のことばかりを優先した
トンチンカンな方向へと話が進み、精神的なナントカだったとか、
心だの情緒だのがナントカだったとかって、余計なバカ丸出しの奴らが
シャシャリ出て来て、ありとあらゆる屁理屈をこねまくって、
結局は2〜3年でシャバに戻って来られるような、
シャレにもならない結果になるのかもしれない。
そして、これほどの犯罪を犯していながら、名前も公表されないし…。
こういう未成年者の犯罪が起きるたびに、日本の民主制度の矛盾さを感じてならない。

今や年齢問わずの不特定多数がインターネットで何でも知ってしまう時代だ。
駐車違反とか運転中の携帯電話の使用を厳しくするくらいなら
少年法とやらも、その時代にあわせて厳しくしてもいいのではないだろうか。
そうでもしないと、この手のバカな輩は次から次へと出てくるに違いない。
少し厳しい法律で縛り付けるのも、仕方のない時代になってしまったのだから。

この世は本当に地獄だ。
気温のせいだか、電磁波のせいだか知らないが、
狂った人間は確実に昔より増えている。
今後も増え続けることは確実だろう。
今や隣人はおろか、知り合いすら信用できない悲しい時代だ。
また、自然を破壊し続け、資源を垂れ流しのように使い続けた人間に未来はない。
自然現象の猛威が襲ってくることも多くなっている。
この毎夏繰り返される異常な暑さも終末へのカウントダウンに思えてしまう。


なんか重くて暗い日記になってしまった…。(^_^;)

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