|
2004年06月29日(火)
自衛隊をイラクの多国籍軍に参加させる問題を巡って 野党から反対論が起こっている。 今回の参院選は年金問題と、この多国籍軍参加を巡る争いになりそうだ。 しかし、なぜ今、反対するのか理解に苦しむ。 というのも、現在サマワに人道支援が目的で派遣されている自衛隊は 国際法上は、とっくに総合司令部下の多国籍軍の一員であるはず。 なので今更、その是非を論議するのはおかしいのではないだろうか。 自衛隊をイラクへ派遣したイラク特措法には、 その目的として国連安保決議を踏まえ、人道復興支援活動および 安全確保支援活動を行うとしていたはず。 その安保決議は各国のイラクへの貢献を促すとともに 米英の占領軍による統合司令部の指揮下に入るとしていた。 つまりサマワで水道や道路整備を行っている自衛隊も、 この国連の枠組みで派遣されたわけで初めから統合司令部下の 多国籍軍の一員ということになる。
その多国籍軍が今日、予定より2日早く、主権をイラク側に返還した。 まぁ、大規模なテロを警戒しての措置だが、 とりあえず主権は多国籍軍からイラクへ移った。 それに伴い、サマワの自衛隊は占領政策の一環としてではなく イラク暫定政権の要請で駐在すると性格を変えることになった。 小泉首相は、それを受けて自衛隊はイラク暫定政権の要請を受けて、 これまでと同じように多国籍軍に参加するとサミットで発言したのだろう。 しかし国内では多国籍軍という言葉に反応し、 多国籍軍=新たな戦闘軍団に自衛隊が参加するかのように議論されている。 憲法九条のある日本国に対し、ちょっと考えれば誰だって分かることなのに バカなマスコミが煽って参院選を面白くしようとしている感じもする。
世界の一員として日本の自衛隊の国際貢献のあり方は大事な問題だ。 それゆえ、様々な立場から賛否両論があるのも自然だと思う。 ただ、その議論は思いつきではなく、 国内法や国際法を踏まえたものにしてもらいたい。 頭の悪い議論は国際的に見ても日本の信用を失うだけだろう。
以上!
|
|
|