Web Masterの日記



デブドラマ

2002年12月28日(土)

今日は早めに店を閉めたので、
今年の正月に続き2回目の放送となる
TBSによるモーニング娘。主演ドラマスペシャルの2話目、
吉澤ひとみ主演の「♀おれがあいつで あいつがおれで♂」に間に合った。
モーニング娘。と言えば、怪演、名演、迷演の宝庫。
プロットの矛盾・破綻、演出の良し悪し、設定の無理などは最初から覚悟の上。
彼女たちがどんな表情を見せるのか、どれほど笑えるのかに尽きる。
なので、あまり期待せずに見ていたが、はっきり言って最悪だった。

特に言うまでもなく太りすぎた吉澤の醜い姿がブラウン管いっぱいに
映し出されたときは、思わず放送禁止なのでは?とさえも真剣に心配してしまった。
このドラマ、全編ほぼ吉澤のワンマン舞台で、
紺野の出番がちょっと多かった以外は石川、新垣、小川の出番は少な過ぎ。
しかし少ない出番の中で、相変わらずの棒読み傾向にも関わらず、
鮮烈な印象を残したのが、おませで生意気な女子高生役を演じた石川だった。
やはり華がある。
かつての自信の無い感じは皆無で、今や頼もしささえ出てきた感じ。
ちょっと性格に難のありそうな女の子を演じさせたら天下一品。
そんな石川と吉澤の絡む名場面は、吉澤に乗り移った男子の人格が、
石川演じる女の子に惚れているという設定から生まれた、
吉澤がだらしなくうっとりした表情で石川を見つめるシーン。
2人の普段の相関性を知っていると面白みの増す場面だった。
一般人には、おそらく変顔モード全開の
吉澤の醜さだけしか伝わってないだろうけど…。

吉澤の役は男と女が入れ替わったという設定だが、
もし吉澤が今のように醜く太っていなければ、
そう、例えばプッチモニに加入した当時の「天才的美少女」と呼ばれていた頃の
吉澤が、この役をやったらピッタリはまったと思う。
ギャップが重要な役なのだが、今の吉澤ではあまりにもボリュームがありすぎて
男になったからといっても全然ギャップが感じられなかった。
石川や後藤真希なんかが演じたら、そのギャップが見事にはまったと思う。

このドラマで美味しい役どころだったのは紺野だったな。
メガネをかけ、白衣を着て新たな魅力を出したと思う。
正月に放映された「伊豆の踊り子」で辻がいい演技をしたように
今回は紺野に持っていかれた感じ。
それに比べ相変わらず新垣と小川はかわいそうな役どころ。
本当にこの2人は冷遇されている。
キャラがいまだに作れていないのは問題だ。
もうすぐ6期メンバーが加入するし、ますますヤバイ状況。

デブドラマの前にやっていた、なっち主演の
「三毛猫ホームズの犯罪学講座」は後半少しだけ見れたが、
保田の汚れ役がいい感じだった。
あとでビデオで初めから見ようとおもっていたので真剣に見ていなかったが、
モーニング娘。の中で汚れが出来る保田の存在は大きい。
来春の卒業は本当にもったいないが、
これだけの演技が出来るなら1人でも安心かな。
ビデオで全編見たら、また感想を書いてみたい。

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