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2002年12月27日(金)
モーニング娘。卒業後初シングルとなった 後藤真希の「サン・トワ・マミー/君といつまでも」が、 12月30日付のオリコンシングルWeeklyランキングで初登場6位という結果。 福田明日香の言葉を借りるまでもなく「オリコンの1位が全てではない」だが、 後藤真希のシングルの売上が、 彼女の歌のクオリティに正確に比例するわけでもないので問題なしなのだが かつて彼女が打ち立てた数々のチャート上の金字塔と比べると、 斜陽の感が否めないのも事実。 今回のシングルは、名曲中の名曲のカバーで、 エバーグリーンな輝きを失わないのだが、 やはり若く、常にフェロモンを放出している後藤真希が歌う必然が 感じられないということが如実に出た結果ではないだろうか…。 ここ最近の彼女のソロシングルでのコンセプト迷走の挙句に出た新曲が 昭和懐メロでは、確かに世間の「?」は大きくなりそうだ。 ミュージカルのテーマ曲だというマニアックな情報は ファンでもなければ知らないだろうし…。 後藤真希のパフォーマンス自体は素晴らしいので、 あまねく世間に伝わらないのが本当に惜しい。 「君といつまでも」はキーも低く、多少フィットしていないかもしれないが、 それでも彼女以外、歌いこなせる歌手は皆無である。 まぁ、今回は企画モノと言っちゃえばそれまでだが、 おそらく「アイドルタレント」としての後藤真希は高値安定だと思うので、 本業の「歌手」としてのさらなる認知度を高めていかないと宝の持ち腐れだろう。 本当に可愛いだけの人でなく実力も伴っている人だと思うから。 ということで、後藤真希にも早急に、松浦亜弥や藤本美貴級の 統合性あるアーティストコンセプトと楽曲を激しく希望したい。
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