Web Masterの日記



KLEZ

2002年05月22日(水)

今日、久しぶりにウイルスメールが来た。
最近猛威を振るっているKLEZだった。
ウイルスバスターがすぐに発見、駆除してくれたので大事には至らなかったが、
いったい、どこから来たのか不明である。
KLEZの場合、送信者が偽装されてしまうため、
誰から来たのか特定できないウイルスだ。
もし感染すると奇数月の6日にシステムの破壊活動を行なう、厄介な奴。
以前、新聞にも載っていたが5月6日にはかなりの被害が出たようだ。
5月6日に活動するようにゴールデンウィーク前に大流行したが、
幸いなことに、我家のパソコンにはKLEZは来なかった。
なぜ、今、この時期に?
今度の流行は7月6日前だと思うのだが…。

昨年秋から末頃に大流行し、我家にも某選手(2名)から
送られてきたBADTRANSは感染してもシステム破壊は行なわいウイルスだったが、
最近のウイルスはまたタチが悪くなってきたようだ。
さらにメールを見ただけでも感染してしまう異常な感染力の強さ。
メールソフトのアドレス帳にあるアドレスへ勝手にウイルスを送信し、
送信済みアイテムに残らないので、送ったことさえ気付かせない。
まったく困ったものだ。
そういえば、最近ネットにつなぐたびにウイルスバスターの
定義ファイルやパターンプログラムのアップデートが行なわれる。
日々、新しいウイルスが誕生しているので、
そのワクチンも日々、更新しているのだろう。

これほど多くの感染力の強いウイルスが次から次へと登場し、
猛威を振るっていたらパソコン利用者は自分には関係ないと
無視するわけにはいかない時代になった。
インターネット利用者は国内だけで2千万人に達し、
ADSLや光ファイバーなどの常時接続サービスが急速に普及しつつある。
ウイルスに感染する機会は今後増えこそすれ、減ることはないだろう。
コンピューターがウイルスに感染すると、せっかく蓄積してあった
貴重なファイルやデータなどが破壊され、修復不能の状態になる。
また被害者がウイルスの潜む添付ファイルを開けたり、メールを見ただけで
感染してしまうことが今のウイルスは当然。
そうするとアドレス帳に登録してあった人やインターネットエクスプローラーの
キャッシュの中からアドレスを探し出し同じくウイルスメールを送りつけてしまう。
被害者が知らないうちに加害者に転じてしまうわけだ。
コンピューターウイルスは国境を越えて容易に侵入する。
その後、日本用に亜種も生まれ、世界で5万種のウイルスが存在し、
さらに毎日、新種や変種が誕生している。
こうなったら根絶はまず無理だろう。
自己防衛以外に決め手はないし、自己防衛はIT時代の常識だ。
ウイルス駆除ソフトの導入が手っ取り早いが、
パソコンにはじめからプリインストールされていても
新種のウイルスに対応した定義ファイル等の更新をしていない限り、
ウイルスに関しては全く無力。
アップデートはかかさずやっておかなければ、いつか痛い目を見る。

自分もパソコンをはじめた頃はセキュリティに関してはほとんど無防備だった。
しかしADSLにしたり、ホームページを開設したりして
いまやセキュリティに関しては完璧だと自負している。
どんなウイルスでも、絶対に感染しない自信はあるが、
メールチェックをしている時にウイルスメールが来ると
やっぱり嫌な感じになる。

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