|
2002年05月16日(木)
W杯に向け、続々と各国の代表チームが日本にやってきた。 今日、成田に着いたアルゼンチンこそ、 実は自分が今大会優勝本命と思っているチームである。 サッカー界にプロレスの善悪二次元論を用いれば、 アルゼンチンこそ一流のヒールだろう。 そして一次リーグF組で対戦するイングランドがベビーフェイスだろうな。 この二ヶ国の因縁は特に深い。 1986年メキシコ大会で英雄マラドーナの5人抜きとハンドによる神の手ゴールが 生まれたのはイングランド戦である。 そしてアルゼンチンはその勢いに乗り優勝を果たした。 1998年フランス大会では決勝リーグでアルゼンチンのMFシメオネが イングランドのエース、ベッカムを挑発し退場に追いやった。 そして最近では欧州チャンピオンズリーグの試合でベッカムの左足の甲を タックルし骨折させたのもアルゼンチン選手だった。 まるでW杯に向け刺客かとも騒がれたが、邪推だろう。
敵チームのエースを恐れる必要がない程の陣容厚い今のアルゼンチン代表は 優勝候補筆頭といえる。 南米予選でも13勝1敗4分で楽々1位通過。 予選合計42得点の攻撃力は世界一だ。 主力の多くが前回大会を経験しているし、クレスポ、オルテガ、バロンを中心とした 豪華な攻撃陣は今大会も大暴れするだろう。 あのバティストゥータすら控えの可能性が高いという層の厚さはスゴイ。 因縁のイングランドとは同じF組で、札幌での試合は大注目だ。 しかし母国経済は大危機、母国リーグでは外国人選手の給与が払えないので、 ほとんどの外国人選手が解雇された。ボカでプレーしていた高原も。 よって経済危機にある母国の復興のため、 どうしても通算3度目のW杯を持ち帰りたいはず。 W杯を持ち帰ることは国を挙げての至上命令なんだろう。 そんなハングリーさを持つアルゼンチンだからこそ今大会の本命と見た。 但し、死の組とも言われるF組での一次リーグにて イングランド、スウェーデンと消耗戦を行なった場合は決勝リーグに出ても 勝ち残る可能性は低くなってしまうだろうな。 そうなると、もうひとつの本命であるフランスに有利になってくる。 明日は、そのフランスについて書こう。(^^ゞ
|
|
|