|
2001年07月26日(木)
昨日は午後から雷鳴と共に土砂降りの雨が降った。 今日も予報では夜から雨だと言っていたが、いまだに降る気配がない。 昨日の雨の影響か、幾分過ごしやすい気温になったが、 今年は梅雨の時から猛暑、炎暑いや極暑、酷暑と言ってもいい日が続く。 空梅雨の年は必ず、夏場に水がめを心配するニュースが流れる。 この冬は山間部にたくさんの雪が降ったおかげで比較的、平気だと言うが、 このところの猛暑で貯水率がぐんぐん下がっていると言う。
水は生命の源であり、社会の命脈である。 水量や水質の管理、水の有効利用や循環利用について、 もちろん行政は様々な政策を提示している。 しかし世界にも類を見ないほど水に恵まれている日本という国は 「水」を一元的に扱う国の機関がないのだ。 今年の省庁再編でも利水について、農業用水の管轄は農林水産省。 工業用水は経済産業省。生活用水は厚生労働省と昔と同じく分散のまま。 さらに上水道は厚生労働省。一方の下水道は国土交通省。 農畜産の廃水処理は農林水産省が管轄し、 河川や湖沼の水質汚濁は環境省の領分だという。 水問題は古くからのしがらみも多く、各省庁が協力はしても 合流は難しいようだ。 小泉総理が掲げる聖域なき改革に水問題も加える必要があるのではないだろうか。 ふと、そんなことを思ってしまった。
そう考えながらも、水道の水って飲まなくなったよな〜。 蛇口をひねれば、すぐに飲める水が出てくるにもかかわらず、 水道水の何千倍も高いミネラルウォーターを買って飲む日本人って 途上国から見れば、不思議に思うのかもしれないな。
|
|
|