Web Masterの日記



オールスター

2001年07月11日(水)

早起きをしてメジャーリーグのオールスターゲームを見た。
イチローに始まり、佐々木で締めた最高のゲームだった。
1995年に野茂が単身アメリカに渡って以来の空前のメジャーブーム。
今年から日本でもコンビニからのファン投票が可能となり、
イチローが見事に最多得票を集めた。
その中には自分の1票も入っている。(^^)v

Rジョンソンとクレメンスの160マイル近い剛球、
イチローの持ち味を出した内野安打と盗塁。
Cリプケンの40歳とは思えない素晴らしいホームラン。
ア・リーグを率いたヤンキース・トーレ監督の必勝リレーを見ても
勝負にかける意気込みが伝わってきた。
どれをとっても今年のオールスターは見ごたえ充分であった。
残念ながら、仕事に行くため、途中で観戦をやめ佐々木登板まで見れなかった。
後のニュースで知ったが、佐々木も堂々としたピッチングで三振も奪った。

メジャーブームに沸く中、日本のプロ野球はどうしたんだろう。
日本野球機構は今年のオールスターの投票方式に携帯電話からの投票を
導入したが、その努力も虚しく、総投票数は12年ぶりの前年比減。
最多得票の松井ですら昨年から16万票も減ったそうだ。
今季は観客動員数も各球場で減少、
明らかにプロ野球人気の低下が目立っている。
特にセリーグは今年から順位の付け方の方式を変えた。
今までは勝率優先だったが今年から勝ち星の数を優先、
最終的に勝利数の多いチームから順位をつけることになったが、
これがファンの間では戸惑いを呼んでいると思う。
各チームで試合消化数が違ってくるので、勝率の時のように
はっきりとしたゲーム差が付けられない。
よってシーズン終了まで、順位が確定しないのである。
消化試合を減少させる目論みがあるのかもしれないが、
ファンは今現在の順位や上とのゲーム差が知りたいはずである。
さらに全試合終了後、勝利数が2番目に多いチームが
勝率で勝利数が1番多いチームを上回った場合は
その2チームでプレーオフをするそうだ。
これがさらに戸惑いに拍車をかけているのではないか。

まぁ今までのように勝率優先で考えると140試合戦い、139勝1敗のチームと
1勝139引き分けのチームだと、1勝139引き分けのチームが
勝率10割で優勝となってしまう歪んだ順位の付け方ではあった。
しかし、そんなことは現実離れしているし引き分け試合も減ってきている。
やっぱりゲーム差がはっきりと分かる方式のほうが
ファンは親しみやすいのではないか。
実際、パリーグは従来どおりの勝率優先方式を続けているわけだし。

今年はテレビでプロ野球をみる機会が明らかに少なくなった。
結果はインターネットやiモードでも知ることができるし、
ゲーム差が分からない順位など参考にもならない。
来年、ヤクルトの石井一久や西武の松井稼頭央が
メジャー入りを希望しているという。
力のある選手がさらに高いレベルで戦いを挑むことはいいことである。
しかし日本プロ野球は現状のままだと確実に衰退していくだろう。
来年はサッカーワールドカップの年でもある。
最大のピンチの時になんでわかりにくい順位の付け方にするんだ!
早々に今までの方式に戻してもらいたい。
そしてメジャーに負けない日本プロ野球の醍醐味を再認識させてくれるような
熱戦を期待する。

鉄人リプケンは40歳で大舞台でホームランを放った。
今年限りで引退してしまうのは寂しい限りである。
俺も40歳になっても頑張ってプレーしていたい。ってあと2年しかないじゃん!

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