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INDEX OLD NEW :::2008年02月14日(木) :::かえりたくない だらだら引っ越しの準備を続けていた私ですが、とうとう引っ越し日が決まりました! 27日に引っ越し&母が別件でこちらへ来ているので合流しつつ、少し観光案内泊をして実家へ、という感じになる予定です。 ・・・と、超具体的に決まり、かつ、日が迫ってきたのですが、ここにきて帰る決断をした理由の決定的なひとつがクリアになったため、「しょうがないよね、帰ろう」→「帰らないとどうしようもないって分かってるけど、やっぱ帰りたくないよ!」に戻ってしまいました!もー、どんだけだ! 人のことを自分の行動の理由にするのは本当に本当にやめた方がいい!と、いまさらながら学びました。状況が変わって(むしろ好転して)ギリギリの所で折り合いを付けていた気持ちの天秤が逆にふれてしまった。 具体的にいうと、実はここ数か月父が耳鳴りがするなあ〜(先月)→父の脳に聴神経腫瘍があることが発覚(先週)→その道の権威のとこで調べたらごくごくごく初期だし経過を見守るので手術は様子を見ながら10年後位でOK☆ なんて、悪い方向に行っていたらまだここには書けなかっただろうことがありまして。うすうす父の体調が危ない兆候があるからそばについていたら安心かなというのが割と帰ることを決めた決め手になったんですが、その後ちょっと普通じゃない展開(脳がヤバイ)(命に関わる箇所ではないんですが、元々父は足に障害があるので手術でさらに障害がでたら会社生活が危険)になって、「ああ、私が帰ることで役立てるなら良かった」(私)「娘が側にいてくれると助かる」(親)・・・なムードになっていた所が。 今日、経過を見守ればいいし的な診断になったことで「あなたもいい年なんだから帰ってきて定職について結婚しなきゃだめ!○○さんのところも(以下略)」「結婚できなかったら遺産に家をあげるかわりに老後を養ってもらえるから安心」というものに一変した実家ムードに。手のひら返しすぎです! 父の病気が思ったほどではなかったのはかなり嬉しいのですが、涙ながらに「もう両親も老いてきたから帰ってきてもらうと安心だ」っていう話が一気に、「おじいちゃんも姉弟のどちらかは手元に残した方がいいって話してたの。弟は結婚しちゃったけどあなたが奇特な人を見つけて結婚&実家の近くで暮らしてくれれば安泰」とかに変わって、ちょっとというかかなりいやな気持ちでいっぱいです・・・。両親、ごめん、でも私、ずっと結婚しない気がするよ・・・! 実家に帰っても、上京する前みたいな感じじゃなくて、きちんとした大人として両親と距離を保って生活できると思っていたので、今から干渉する気満々なところにかなり不安を感じます。まあ、自己満足で役立つしとか考えていた自分が悪いのですが、ちょっと変わりすぎてついていけない。 という感じに直前で周りの雰囲気が一変して、帰りたくない欲がめっちゃめちゃ湧いています。自分の状態を鑑みるとやっぱり実家に戻るのがベターかなということは、あいかわらずあるけれど。 なんというか、小学生の時に両親が家を買って、ようやく社宅から持ち家になれるイエー!な雰囲気の両親を見ながら「転校したくない・・・」って泣いてた頃を思い出す、というかそれにピッタリな心境です。ちなみに当時は初恋&淡い初カレとの別れでした。それと同じくらい今せつないです。 今回は小学生の時の養ってもらってる身だし、っていう折り合いの付け方ができなくて、完全に自分で決めたことなので余計に複雑。 今からそんなことを考えるのはバカだし、実家に戻ることよりもハードルが高くなるけれど、もし実家で暮らして自分が危惧していた息苦しさが、将来どうしようの不安に勝つようならば、がんばってまた家を出て暮らすこともできるんだ、と考えることが今の支えのような感じです。 なぜ自分の心がこうもゆらゆらしているのか、我ながら本当にあきれるばかりだけれども、これからの人生ずっとと考えると、どうにも割り切れません。こういう時、職人みたいに「自分はずっとこれでやっていくんだ」っていうものがあったらな、と思います。 私はふらふらしてるし甘ったれだし、精神的にも社会的にも人に頼ってばかりで、自立しているとはいえないけれど、いつか自分の生き方や場所を状況に左右されずにこれと決められるようになりたいです。 ・・・ってやっぱり、「家」とか「結婚」とか、私には向かない気がものすごくします。結婚だって、したいとは思うけどやっぱり自分がこれと決めたひとでないなら意味ないなって思うし、それこそ後から「やっぱり違う!」ってなりそう(かーなーりありうる)。 そういうのがなくてもこれがあるから!っていうのを今の私は求めているんだろうなあ。実家に帰って仕事を探して、見つけて、始めて、そうしたらそこでずっと働きたいと思えるようになるんだろうか。 家族のことは心配で、父の脳腫瘍の話を聞いた時は世界すべてのことが遠い話しのように感じて実家に駆けつけてしまったのですが、差し迫った時でなければやっぱり私は自分が可愛いのだな。途方もなくワガママで自分勝手だ。 そんなわけで、とってもとっても悲しい東京との別れになりそうです。 明日は大学の友達と集まります。全員が集まるのはひさしぶりで、いつも個人個人と会う感じだったのでとても楽しみ。明日会ったらもう、少なくともしばらくは会えないのだなと思うと、楽しみだけど寂しいです。が、まずは今を楽しんでこようと思います。 |