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INDEX OLD NEW :::2005年12月09日(金) :::撥ね返せるだけの力を 上司との面談、そして取締役との面談、そして今日のフィードバックで、くやしい出来事三部作、といっても過言ではない。・・・と、そんな1日でした。 今日は朝に、シャワーの所の水道が壊れて水が止まらなくなってしまったので、業者の人に来てもらってからの出社。午後出社です。 午後に出社すると、Sちゃんが例の「ふぃーどばっく」を終えて、ミーティングルームから帰ってきました。そして、私に、すぐ来いって、とバトンを渡してくれました。 出社早々(しかも水道が勢いよく溢れまくったせいで私の意欲も零れ落ちてしまった)、ということで、あまりよく回っていない頭でミーティングルームに行くと、上司Aさんと、取締役Tさんが待っていました。 フィードバックってことなので、何かしらの通達がなされる時間なのだろう、だからよっぽど無茶を言われない限りは、はい、はいと言って聞いてくるしかないのだろうな、と少し思いながら始まってみると、まさにそうでした。 内容的に、というか、条件的には、まあ、最初に話をした時に比べたら向こうも譲歩してくれているみたいだったけど、今日はまた、「もう1秒もここに居たくない(来たばっかりのくせに!)!帰りたい!!」という気分にさせられました。わざとならば秀逸なやり方です。でも、わざと?と疑うくらいに嫌な会でした。 内容として、条件的に、業務量はやっぱり140%。でも、それ以上には上がらないようにする、とのことでした。ただ、それ以下にも下がることは考えていないそう。つまり、140%を自力で100%というくらいに頑張ってよ、ということなのでしょう。 そこまでは予想していたので、これ以上上がらないということだけは評価できるな、と、黙って話を聞いていました。 次いで、一緒のグループで、正社員コースのKちゃんが、いきなり営業部に異動になる、というお話が。しかも1月からです。 そのため、新しい人を来週くらいから募集して、補充をするのだそうです。 Kちゃんは今の仕事が同じことばっかりでつまらない、ほかの事をしたい、といっていたので、また、Aさんのお気に入りなので、びっくりはしたけど、そうなのかな、という感じ。 そして、現リーダーの子(正社員コース)も、いつまでもうちの部署にいては曖昧でわからなくなってしまうので、新しい人を補充して、研修が済んだら早めに新しい部署に移動をしていく、とのことでした。これについては当初の予定通りなので、なんら驚くことではありません。 ただ、新しい人について、上記の2人のお気に入りの子を除くと、リーダーになりうる資質を持った人がいないので(定時を主張&電話対応すらできないレベルの私についてもそういう資格がないと判断したので)、新しい人は最初からリーダー候補として募集をします。というAさんの言葉に、ちょっと寂しくなりました。 別に、辞める事を考えているからリーダーになりたいわけじゃない(待遇も変わらないし)。でも、資質がないとか、そういう風に言われ、さらにAさんだけなら前回も言われていたから耐性ができているけど、取締役で、入社した頃からいて、さらに仕事を褒めてくれていたTさんは、Aさんがそういうことを言うのを聞いても、ふと驚いて横のAさんを見やりはしたものの、何もフォローとかはしてくれませんでした。これは肯定ということですよね・・・。 取締役だし、事業部長だし、てことはやっぱり、私の会社からの評価は基本的なビジネスマナーも知らないレベルということが、はっきりと通告されたようなもので、それを聞いて、業務の割り振りについてはこれ以上文句を言うことはしない、と思ったけど、別の部分がキリキリと痛みました。 ちゃんと評価してくれる別の場所に行く、と思っていたけど、本当は私は社会人としては認められないレベルなのかな、と、自分を疑い始めています。 一緒に働いている近くの席の先輩たちや、別部署の人の数人は、私の仕事振りを評価してくれるから、だから私はAさんが、私が生意気だとか、例の研修っぽい会での誤解から私の能力がないというのだと思ってきたけど、Tさんまでもがその話を否定しないなんて、本当は私は会社で1番のお荷物で、そういう風にわざと言うことで辞めてくれ、という風に暗に諭されているのかな、とまで思いました。 私は自分の仕事をきちんとして、その対価としてもらったお金で堂々と一人で暮らせている、というそのこと自体について、幸福なことだし、立派に生きているつもりだったけど、そのお給料分の働きを雇用元が認めていないかもしれないんだ、と思ったら、急にみじめな気分になりました。 多分、多分。多分Aさんが言うほどひどい仕事振りではないと思う。でもそれは自分が思っていたり、周りの思いやりって言うだけで、実はめちゃくちゃなんじゃないか。そういう風に思い始めたら、仕事を増やされることと、それでも認められないことの両方が心の中でぐちゃぐちゃになって、いつもささっと終わる仕事もはかどらない。 最後に、「余計なことは考えずに、通常業務である編集だけに専念してください」と言われ、それに頷き。「何か言うことはありますか」と聞かれて、「ありません」と答え。そしてフィードバックの会は終わりました。 私は自分を信じられなくなってしまったし、自分の主張も、自分がやるべきことをしていないのに主張ばかりしているのかもしれないと思い始めてしまいました。それは本当のことかもしれない。 自分がすべて中途半端なまま、頑張っているつもりのまま、実は全然そんな資格もないのに主張ばかりしているんだとしたら、と考えると、やるせなくて、悲しくて、トイレでひさびさに泣いてしまいました。ときどきオフィスで上がる笑い声が耳に響いて、ガラガラと頭蓋骨の中を転がりまわって、耳をふさぎたくなりました。 自分を信じられない私が、新しい何かを始めようとして動いたとして、新しい場所に行って何が変るのだろう。そういう風に考えてしまいます。 多分誰も異議を唱えなければ、来週には優秀な人を探し始める求人広告を出すことになるし、新年からは言われたとおりの分量の仕事をすることになる。 きっとなんとか仕事は回っていくのだろうけど、私は結局、憤り、それを希望に変えたところでがっかりして、そして今、なけなしの自信を喪失してしまいました。 新しい職場を探すに当たって、なにができます、と自己主張しなければいけないのに、今の私は何一つ、自信を持ってこれが出来ます、と言うことができません。言い切ることができない。こわい。そしてそんな自分が悲しいです。 そんな風に言われた時に、撥ね返せるだけの力が私にあればいいのに。 自信を持って、これが出来る、これは負けないと言えるだけの能力が、実績が私にあればいいのに。 私は仕事がすべての人間ではないけど、それでも自分を否定されたことが悲しい。割り切って笑顔でかわせるくらいにならなきゃダメだなあ。そのためにはやっぱり、自信が必要だ。根拠のない自信ではなく、能力や経験や、実績が必要だ。そのどれもはっきり示せない私は、結局は上から言われるばかりで、出来ているってことすら自信を持っていえない私は、本当に仕事ができていないのかもしれません。 |