川底を流れる小石のように。  〜番外編〜  海老蔵への道!
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2004年06月15日(火) オンデマンド助六。

 今日も今日とて、歌舞伎座通い。
 先週あたりの無理がたたって、風邪ぎみ。
 風邪薬を飲みつつの、一日通しは眠気との戦いとなった。
 
 とはいえ充実の今月ではあるので、
 幕間にだるーんと過ごしても、演目がはじまると、シャンとした気持ちになる。

 さすがに歌舞伎座で調達できるあらゆる食べ物にも飽きたなあ。
 三階の蕎麦屋も、「暫」の期間限定海老カレー(カリカリの海老フライがのってる)も、
 歌舞伎蕎麦も、お弁当も、どれも、もうお腹いっぱい。
 なので、昼の部のあと、外に出て三越へ。デパ地下へ。
 今ここでは、「観劇弁当キャンペーン」をやってるらしい。
 福助さん贔屓のお友達の為に、応募券をもらう。
 美濃吉のお弁当、美味しかったー。

 本日の海老蔵、風邪は少しは良くなってるみたいで、
 咳は聞こえなかった。
 けれど鏡獅子の弥生ちゃんのとき、背中にびっしょり大汗をかいており、
 今まで私が気が付かなかっただけで、いつもこうなのか、
 風邪で嫌な汗かいてるのか、わからん。
 獅子の精のジャンプが高くて、
 一瞬、空中で止まってるようにみえて、わお!と目をみはる。

 助六では、通人さんのネタがちょっと変化していたり、
 台詞をかえていたり。(ネタバレ反転)
 へえ〜ボタンを押してたのと、
 おや、中村屋さん、NY公演のチケットも売り切れたそうで、おめでとうございますと言ってた。

 
 助六は、意休のことを「大きな蛇」呼ばわりするのだけれど、
 13日だったかは、左団次によく似た蛇だーと言っていたところ、
 今日は宇賀神に似た蛇に戻していた。
 日々、あちこち試行錯誤してるんだろうなあ。

 白酒売りとのくだり、初演の頃とイメージが違うので、
 気になって、また2000年のビデオを見かえしてみた。
 こうしてみると、随分と大きく成長したのだなあーと驚く。
 ビデオの青々とした助六も好きだったけど、
 今、歌舞伎座で見られる男前助六が、もっと良い。

 三津五郎さんの白酒売り、助六が紙衣に着替えるシーンで、
 かいがいしく手伝う姿が好ましくて好きなのだが、
 勘九郎さんはそこは、あっさり。
 けれども、兄弟らしい親しみのこもったやり取りは、
 勘九郎さんと海老蔵の関係をもうかがわせる雰囲気で、いいなあと思う。
 えーと、三津五郎さんの十郎はA型っぽくて、
 勘九郎さんの十郎は0型っぽい、みたいな感じ。(こらまたなーんのこった)


 そんなこんなで、
 仕事していても電車にのっていても、
 脳内ではオンデマンドで助六放映中な状態。
 これって、なかなか楽しい。
 今しか味わえない、頭いっぱいな充実感だろう。うひひ。


 ○○追記○○
 
 土曜は成田屋友達と、襲名興行東京の部、中間反省会をした。
 銀座をブラブラしていると、ウインドウにキラキラ派手ハデな洋服がいっぱい!
 翌日3列目で観るという子に、あれを買ってやるから着て行けと言い出すねえさんあり、
 千秋楽に持っていくーとハンドバッグを買うお嬢さんあり、
 パリ〜のために仕事やめるかも・・・と言い出す娘あり、
 実に、それぞれの襲名堪能月間であることだなあ。

 そうこうしていたら、日曜に届きましたよ。
 松竹座の切符が。
 月末に観劇予定なので、微妙に料金が夏休み価格なのが泣けたものの、
 予算以内のツアーパックを見つけて、今日申し込んできた。
 やははー!おおざかだよー!
 弁慶だよー!与三郎だよー!
 
 私の誕生日の近くに「海の日」があるおかげで、
 昨年はこの人のお世話になり、北海道ウニ食べまくりツアーだったし。
 今年は大阪で弁慶堪能予定。
 海の日、ありがとう!
 
 次の観劇は、一家そろって助六予定。
 (母の日ばかりじゃなんなので、父の日のプレゼントは助六になった次第)
 おそらく添乗員さんよろしく、お世話しまくらねばならず、
 どうなることやら。


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