なべて世はこともなし
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2008年04月04日(金) 7年前の日記を読み返してみる

さっき会社のコーラの自販機で、コドモのように「ボタンの乱れうち」をしたら(精神年齢がバレようというもの)、ジュースが2本出てきました。ちょっと嬉しいです。

じつは毎日の日記は会社からしてます。ネット、快速に繋ぎっぱなしで電話代を気にしなくていいというのがいい。自宅からだとたかが1分1ペンス(1.4円くらい)くらいのくせに電話代が気になる自分はやはりケツの穴が小さいんだろうなあ。

言い訳のようですが、海外に住むようになると金銭感覚が変わります。やはり日本は高い国です。例えば…

(レートは1ポンド140円として計算)

★ 缶コーラ、会社の自販機で50ペンス(70円)
★ 自転車のパンク修理 4ポンド (560円)
★ バス、うちから街まで(6キロ) 85ペンス (120円)
★ パン一斤(日本の倍以上の長さ) 80ペンス (110円)
★ 日本間までの電話代 1分 16ペンス (22円)
★ 今日食べたお持ち帰りチャイニーズ (北京ダック) 5.6ポンド (780円)

ね。安いでしょ。

学生の頃、コンパだなんだで1万円を使っていたのが夢のようです。日本に出稼ぎに行くべえかと、真剣に考えてしまいます。



…さてさてさて、上は実は2001年3月28日の日記の再掲だったりします。いや、自分でね今ちょっと過去日記を読み始めて唖然としてしまったんですよ。


なんだって?アイルランドが安いって?日本に出稼ぎに行きたいって?


現在確かにユーロが高止まりしてますよ。だけどさ、7年でここまで変わるか?

(レートは1ユーロ=160円として計算)

★ 缶コーラ、会社の自販機で80セント(128円)182%の値上げ
★ 自転車のパンク修理 (´・ω・`)知らんがな
★ バス、うちから街まで(6キロ) 1.5ユーロ(240円)200%の値上げ
(注:現在うちから町までは月ほども遠いので、7年前の日記と同じ距離で計算)
★ パン一斤(日本の倍以上の長さ) 1.88ユーロ(300円)272%の値上げ
★ 日本間までの電話代 1分 2セント(3.2円)85%の値下げ
(注:作者はただいまSkype愛用中)
★ 今日食べたお持ち帰りチャイニーズ (北京ダック) 8.3ユーロ(1328円)170%の値上げ
(うちの近所のTakeaway店の値段より)。



…ちょいとそこで「日本は値上げラッシュだ!」とお嘆きのあなた、上を見てから言って下さいよ!考えてみたら、日本ってこの10年だか下手したらそれ以上の間、デフレだなんだで物価がほとんど上がらない状態でしたよね。その頃この大陸の西の果ての島国では下手したら10年で物価が2倍という勢いで上がったんですよ(通信費のような例外は確かにありますが)。


つまり、他国の通貨に対してそれだけ価値が上がったことを意味するわけで。考えてみると、インフレって他の国で進んでいる以上は日本でも必要という言い方もできると思うのですが。そうアイルランドはいつの間にかインフレのおかげで「物価の安い国」から「ヨーロッパでも屈指の物価の高い国」にたった10年で変貌を遂げてしまいました。あああ、そう分かっていたら、もしここに10年住むことがわかっていたら家の一軒くらい買ってたのに(…ってたぶんローンの審査で落とされたと思いますが)。




アイルランドの物価上昇について一言居士な方は、こちらへ(掲示板へのリンクです)。




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