なべて世はこともなし
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2008年02月04日(月) チョコレートはリンツ

今日の日記、出雲の決して味にも自分の方針にも妥協しない頑固者フレンチシェフMさんに捧げます。いつか食べに行かせてくださいねー(←私信)。


私、実を言うと両刀遣いです。…と言っても(青少年健全育成のため自主規制)の話ではなく、酒と甘いものの話です。酒も好きだけど、甘いものも好きです。甘いものといえばチョコレート、もう、封を開けたら最後、かっぱえびせん状態になります。…てなわけで、あると食べてしまうので、買わないようにしているのですが。


チョコレートといえば、誰が何と言おうとスイスのリンツです。私の小学生の頃の友人が店員の上野のチョコレートのたたき売りでも買えるのでぜひ試してほしい逸品ですが、友人が先日わけのわからんものを持ってきてくれました。





チリ味のチョコレート。


ちょっと待った。どっかの10円チョコレート会社じゃあるまいし、老舗がこんなゲテモノを作っていいのか?甘いものの代表格チョコレートのチリ味って考えられねえよ。


…と言いつつ食ってみる。


まずはフツーのダークチョコレートの味。個人的にはホワイトチョコ>ミルクチョコ>ダークチョコなので、ポイントは低い。…が、さすがリンツ、うまい!


で、しばらくすると、おおおっ、ホントにチリ味がしてきた


なんだかものすごいキワモノなんだけど、でも正直言っておいしかった。これを思いついた人には素朴に敬意を表します。どうやら日本でも手に入るようなので、興味のある方は是非どうぞ。


チョコレートといえば、あと10日ほどであの、日本にいたころもっとも忌むべき日だったバレンタインデーがやってきます。思い起こせば私が小学生の頃、チョコレートを誰からももらえなかったと家で愚痴ってたら、ばーちゃんがスーパーに連れていってくれてチョコレートを買ってくれました。ああ、処女バレンタインチョコ(造語)がばあちゃんだったってのはちょっと悲しいかも。たとえば、女の子の初キスがその子の父親だったりしたら、きっとその女の子は一生父親を恨むでしょうね。それと同じかも。


それから20年以上経った今でも、義理チョコを含めもらったチョコレートの数はたぶん両手の指で数えられる程度。そんな私はアイルランドが大好きです。


だってバレンタインデーなるものがないんだもーん♪


よく言われることですが、バレンタインデーなんて日本のチョコレート会社の陰謀ですよ。だいたいがバレンタインデーに対してホワイトデーなる贈与・互酬のカンケーがあることが気に入らない(贈与・互酬に関してはこの本がかなり詳しく触れています。面白かったのでおヒマな方は読んでみてくだされ)。2月14日、私は勝者(=贈与、互酬のある世間から脱出成功したもの)として、冷めた目で日本を見てます。あ、でも、チョコレート歓迎ですよ。ぜひダブリンまで送ってくださーい(←やっぱり欲しいのかよ)。





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