なべて世はこともなし
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2007年10月17日(水) あっさりと引越し先決定【ダブリン家がある2007】(その3)

その(1)その(2)からの続きです。


こうして土曜日に2件の内見をして(しかも、会社から徒歩2分の物件を見たあとに会社で5時間仕事したというオチつき)うちに帰ってきたひでかすと私。また例によって決め手に欠ける状況。会社から徒歩2分物件は、とにかく(あくまで比較的に)安くて広いのだが、何せ、遠い。今まで町から5キロ圏だったのが、一気に10キロ圏まで後退。通勤時間一日1時間30分がセーブできる私はかまわないが、通勤時間が延びそうなひでかすに悪い気がする。


ところが、以外にもひでかすは乗り気。どうやら、今住んでいる某Collins Avenue East界隈の家賃が思いっきり上がっていることで諦めがついたらしい。しかも、こんな事実が発覚。


うちの家の前のバス停。朝、バスがまったく止まらないことは数日前の日記に書きました。で、9時出勤のひでかすは8時ちょっと過ぎからバス停で空いているバスを待つ(=「奇跡を待つ」と同義)という莫迦なことを毎朝やっているらしい。


バスそのものの所要時間は20分程度なのだが、待ち時間まで入れると町まで3-40分かかるらしい。かつ、町の最寄りのバス停から会社まで徒歩10-15分。つまり、ドアーツードアで考えると、今の家から会社までの所要時間はほぼ1時間。


それに対し、私の会社から徒歩2分物件は、実はここから町までシャトルバスが出ており、それに乗ると所要30分。アパート前が始発のシャトルバスは当然満員で通過などしない。かつ、このバスは、なんとひでかすの会社の前に止まる。つまり、こちら、ドアツードアで考えると、通勤距離は倍になれど、時間は実は半分で済むことになる。


もっとも、シャトルバスが信頼に足るかどうかはやってみないことにはわからないのですが。ちなみに、シャトルバスの週定期券は14ユーロなり。ダブリンバスと比べて決して悪くない。


というわけで、もし、月曜日にDaft.ieをもう一度確認してめぼしいものがなければここにしようと二人で決める。


日曜日をはさんで月曜日。朝からDaft.ieをチェックするが、めぼしい物件は現れず。というわけで、うちの会社から徒歩2分のアパートに引越し決定。


その旨を内見をしてくれた不動産屋の担当者に伝える。当然のようにアパートは未だに空いており、問題なし。去年も感じたのだが、数年前のパニック状態が今となってはウソのよう。


話はそれるが、この不動産屋の担当者さんのことを書いておきたい。今まで不動産屋の担当者は約束は守らない、時間は守らないわで私の中ではサイテーとされていた人種だったのだが、この担当者はなぜか違った。


まず、金曜日の時点で内見のアポを取るべく電話。土曜日の朝には「今朝の11時30分で大丈夫ですよね」と確認のSMSを入れてくる。で、約束に私がちょっとした勘違いでアパートの玄関先ではなく駐車場の入り口で待っていると、11時半きっかしに電話が鳴り


不動産屋:「いまどこですか?だいじょうぶですか?」


悪く取れば自分の時間を無駄にしたくないだけなのかもしれないが、こんな時間に正確な人にはアイルランドでお目にかかったことがなかっただけに素朴に驚き。


で、手続きのためには以下のものが必要に。


現在の雇用主からの手紙(reference letter)
現在の大家からの手紙
現在の住所を証明できるもののコピー(銀行の残高証明、公共料金の請求書など)
敷金・前家賃(各1ヶ月)



…で、まあ、この不動産屋の担当者さん、私の会社まで在籍確認の電話を入れてくるほどの念の入れよう(今までそんなことをされたことは一度もなかった)。もうここまで言えば、この担当者がアイルランド人ではなかったと思う人も多いと思いますが、もちろん担当者は(アイルランドの特殊機関により検閲削除)。


お次は、引越しの前準備の話に続く。





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