なべて世はこともなし
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2005年03月15日(火) 明日はPaddies Dayです...が...

世間は「明日はPaddies Dayだー」と浮かれております。私はといえば…ご賢察の通り仕事です。その分代休が出るしあげくに割増賃金が出るから文句はありませんが。


Paddies Dayのパレード、どうやら今年はいつもと趣向が違うようです。まず、例年Christ Churchから北へParnell Squareまでパレードをやっていたのですが、今年は逆にParnell SquareからChrist Churchまでのコースになるようです。


さらに注目なのはこいつ。






そう、LUAS。この路面電車の架線が、O'Connell Streetを見事に横切ってます。つまり、パレードのデカブツの高さが5メートルちょいに制限されるということ。たぶんパレード実施中は架線への送電を止めると思いますが(と言うか止めないと賭けてもいいけど事故になる)さあ、どうなりますやら。パレード初の感電死者...なんて見たくないですが。


そんな中、「君の瞳は星だらけ」のうちの同居人Fabian(仮名)が、ついに、日曜日、女性を自分の部屋にお連れすることに成功したようです。このホムペで募集をかけたにも拘らず、一枚のファンレターも来なかったものの、実は隠れファンが北半球にひとりくらいはいるかもしれないと思われている彼。そんな彼が部屋に泊めてあげた女性とは…


ママ


…そう、母親、おかん、ママンです。女性には違いないでしょ?


実は、彼のお母さんがうちに泊まるのは2度目でして、だいたい年に一度の割合でフランスくんだりから彼に会いに来てます。どうも彼女自身旅行好きらしく、息子がアイルランドにいるというのはこの上なく都合がいいらしい。そういえば、うちの両親、一度もアイルランドに来たことがありません。日本でいそがしごっこで休みすら取れない状況。未だにほとんどの土曜日も働いていると言うのは私にはにわかには信じられませんが。何度か「アイルランドに来ないかい」と誘ってみたものの、「忙しい」の一言で片付けられてしまいます。


これじゃあいかん


…ということで、日ごろお世話になっている某トラベルエージェンシーさんに相談することにしました。ゴールデンウィークに日本から両親を呼び寄せたらいくらになりますかって。日ごろ私はQ州まで(つまり国内線を含んだ料金で)1000ユーロ(13万5千円)をはるかに下回る運賃で往復してます。ゴールデンウィークはそりゃピーク時だけど、「呼び寄せ」はあまりシーズン差がないとどこかで聞いた気がした。さて、いくらになるんだろう。メールを出してほどなく驚くほどのスピードで返事が返ってきた。


回答:「一人2000ユーロ(27万円)。しかもキャンセル待ち」


ちょっと、そこの日本からこの日記をお読みの方。そろそろこんなことやめませんか?なんでみんながみんなゴールデンウィークに休みを取って、それ以外に時に取れないのよ?そりゃさ、こっちだって、イースター(来週末)だのクリスマスだののピーク時はあるよ。でもさ、それ以外にちゃんと休暇は取れるのよ。だから、みんなビーチだのに行くわけよ。


うちの親、退職するまで多分こんな調子でアイルランドに来ることなどないんだろうなあ。そりゃ、口さがない人に言わせりゃ「来てもしょうがない」とか言えるかも知れないけど、一生に一度くらいそれくらいの親孝行をしてあげたいというのが、おそらく自己満足なんだろうけど私の気持ち。でも、52万円は出せない(ちゅうかそんな大金持ってない)。 

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