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なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
ごめんなさい。 クイズを企画する なのに! 何ですかこの答えは。 350ユーロ(after8さん) 200ユーロ(めりーさん) 198ユーロ(えむさん) 128ユーロ(nanaさん) ちょいとあんたら、ここやここ(必見)のページを見てみい。盲腸で1週間入院するとニューヨークでは243万円かかるんだぞ!ロンドンですら114万円かかる。そりゃあたしゃ盲腸じゃなかったよ。だけどあたしゃ4日間も入院したんだよ。なのに、1万5000円だの5万円だの、ちょっとあんたら何も分かってないんじゃないの? …言葉づかいが興奮のため汚くなってきたのでちょっとワインでも飲んで落ち着きましょう。 ともあれですね、ちょっとインターネットを検索しただけで、 「海外での医療費はこんなに高い!だからウチの海外傷害保険を!」 というページを見つけることが出来ます。こんなページを見ていたら、確かに保険に入っておかねば…という気分になりますね。 翻って私のケース。「盲腸疑い」で4日間入院。で、これが注目の請求書。あ、すでにVHIが払ったから正しくは「領収書」 ですが。 かくして、after8さんの350ユーロがほぼどんぴしゃの正解。after8さん、今度おごりますね。そう。読者様はちゃんとアイルランドでの入院 費用を見切っていらっしゃったのです。 もう一度おさらいしましょう。ロンドンで盲腸で1週間入院した場合。114万2千円 ダブリンで盲腸疑いで入院した場合 5万円 この差はどこから来るんですか?どこから? この保険を売ろうとしている人たちの肩を持つとこの114万円。まんざら嘘でもないのです。例えばロンドンに日本人向けの医療機関が3つほどありますが、ここ風邪を引いてちょっと医者にかかっただけでも120ポンド(およそ2万円)くらい請求されます。で、イギリスで盲腸にかかった場合の請求書は次のようになると思われます。 まあ114万円は大げさですが、これくらいはかかるでしょう。で、入院費用のもっとも大きなウエイトを占めるのが病室代。たとえばロンドンにSt Mary’s Hospitalという公立病院がありますが、ここにLind Wingという病棟があるのですが、ここの入院費用は一晩あたりおよそ10万円。ヒルトンホテルもびっくり。こんなことに1週間もいれば、そりゃ114万もかかるわな。 日本で言えば、川崎市立病院に盲腸で入院するのと山王病院に入院するのじゃそりゃ費用は違ってくるわな。まあ驚くには値しないけど、保険会社のホムペは「考え得る最大の費用」を紹介していますな。 翻って私の請求書。ツッコミ所満載です。 まず専門医費用。はっきり言うと例のミスターアイルランド。私のベッドサイドに来て二言三言交わしただけで170ユーロ。これってあんまりじゃあないだろうか。ろくずっぽ見てもいないくせに。 反面、4日分のベッドおよび食事が120ユーロというのは安すぎる気がする。4日間病院にいて5万円というのは…安いよなあ。 念のために申し添えますが、私、海外傷害保険が無駄だとはいうつもりはありません。実際何が起こるか分からないし。と同時に、アイルランドで4日間入院して5万円しかかからなかったというのもれっきとした事実です。とどのつまりは「案ずるより産むが易し」ってことなんでしょうね。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝) |