*黎明ノォト*

2002年07月20日(土) みず・かわ


家の側に川が流れています。
川、なんて言っていいのかしら。
俗に言う「ドブ川」、かな。

私の棲んでいる地区では、生活排水は完全に下水道化されていて、
そのドブ川に流れていることはないのだろうけど、けれどどこから
か水は流れ続けて、絶えることはありません。
出どころのわからない水なんて、怖いですが。


最後には、西に位置する河へ合流していくドブ川なのですが。


水が澄むんです。
本当に、水が澄むんです。梅雨の晴れ間頃から。
「ドブ川」なので、ずうっと濁ってそうな印象を持つのですが、
澄むんです。
驚くほど透き通ります。



透き通るといろんなものが見えます。
膝くらいの深さ。
そこに山ほどコイが見えます。
朝の綺羅綺羅しい光の降る時間には、何匹もが群れて、泳いでいます。
ぱく、と空気を呑んではゆらゆらりと泳いでいます。
時折、水面を跳ねて、思いの他大きな水音をたてたりもします。

昼ごろには、水底から顔を出す岩だか、ゴミの山だかの上で、とっても
大きくなったミドリガメらしき子が甲羅を干しています。
ぴかっと光が水面に反射します。

これが夏の風景。




秋の満月の頃は、丁度真西に沈むのかしら。
月の入りの頃にふらふらとその川の側を歩いていたんです。
藍(あお)い水面に、ぽかりと月が浮かんでいました、くっきりと。

これが秋の風景。



なんとなく、水には無条件に惹かれます。
それにまつわる情景は深く記憶に刻まれれる。


水があればそれでいい。


……の、かも知れません。


 < 過去  INDEX  未来 >


那音 [MAIL]

My追加