ミルク色に沈む街。 ミルク色に煙る空。 窓辺に座って音を聞く。 硝子を開け放ち、寒さに身体を緊張させて。 口の中に残る煙の苦味。 手に残るけぶった香り。 たった今、飲み下した珈琲の甘さ。 そうして、音を聞く。 雪が音を立てない事に対する 幼稚で稚拙な当たり前の発見。