ケロは今朝は振り向きもせず一人で皆のいる方で歩いていった。メランコリック・ブームは去ったらしい。
職場、昨日1日休んで更にその間にご成約の同僚Aさんは落ち込みから立ち直っていた。だから言ったじゃないなんて言わないが。 そして社長も朝の講話でAさんをチアアップ。後でAさんは無邪気に「まるで私に言われてるみたい」と言ってたけど、すみません私がチクりました。
図書館で「ぞうくんのさんぽ」シリーズ2作目、「ぞうくんのあめふりさんぽ」(月刊「こどものとも」バックナンバー)を借り、「不機嫌なメアリー・ポピンズ」で紹介していて気になったモニカ・ディケンズ「なんとかしなくちゃ」「こんなふうに生きてみた」を借りた。
夜、家人が遅い時間に帰ってきて夕飯がなかったので、久々に思いつき創作料理。トマト1個を切って、ミニ豆腐1パックと一緒に水と塩と砂糖と豆板醤でスープにして溶き卵を流した。(何か出汁の出るものを入れようと思ってたら完成してしまったの。) トマトの皮はむいておくべきだったけど味はなかなか好評。体も温まったし。こういう料理だったらいくらでも作るんだけどな、早くケロこういうの食べられるようになってくれないかな。
モニカ・ディケンズ「なんとかしなくちゃ」(2006-048) 晶文社(1979年12月)
なつかしい「文学のおくりもの」シリーズ。そういえばこの本の背表紙ずっと知っていた。内容はアッパーミドルクラスのお嬢様であり、文豪ディケンズの曾孫であるモニカ・ディケンズが身分を隠しコックとして働くもの。それも「毎日やることがなくて退屈だから」という理由。
コックとしての腕前はたいしたことなかったらしいのだが、第二次大戦前のイギリスでコック兼女中という仕事をしたがる人が少なくて(使いたい人は多くて)2年くらいあちこちで仕事を続け、その体験を本にした。
面白いといえば面白い。皆が期待する「彼女の本当の身分を知っている知り合いがパーティーに招かれて彼女に気づく」エピソードもあり(フィクションかもしれないけど)、どたばた。 でもね、やっぱりね、人をだます話なので読んでて愉快になれない部分もある。まぁ本当の女中さんで本を書ける人は少ないだろうから、彼女の実体験は読者にとっても新鮮だったと思うけどね。村上春樹によると、誰かをモデルにしたフィクションはたいていの場合モデルが誰だか周囲には分かるそうだけど(この一文がフィクションでない保証はないけれど)、一緒に働いていた人たちのモデルになった人達が迷惑しなかったか他人事ながら心配してしまったわ。
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