| 2003年07月21日(月) |
パリのセーヌ河畔に「海岸」オープン リゾート気分満点 |
(asahi.com)
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また家人入院ネタ。 今日は五分がゆまで辿り着いた。昼にはパックのデザートがつく。おとといがヨーグルト、昨日が梅ゼリー、今日はまたヨーグルト。甘いものが食後にないと口さみしいという人向けなんだろうか、カロリー不足を補うためなんだろうか。(でも甘いものが苦手な人はそれ食べないとカロリー不足になっちゃうよな。) 冷えていないのもあって食べる気にならないらしく、私が持ち帰って翌日食べている。いいのかしら。
私信 Rさんへ 「原因不明の腹膜炎」で入院されました?何日位?そしてその後再発は? #クリームパンの件は秘密にしておきます(^^)
付き添い中の読書。
吉田健一「金沢 酒宴」(2003-079) 講談社文芸文庫(1990年11月)
金沢 (特に筋はない。金沢の犀川の崖上の家を買った内山が金沢で出会う色々について。熊の肉を雪に埋めて凍らせたものとか、ごりの空揚げとか、鮭の延髄の塩辛とか、宋の碗とか、群青の間とか。熊を打つ話とか、音楽を聞いて時を止めたいと思っても時が止まると音楽がなくなる話とか。家を手に入れるところや挿話も面白いんだけどすごく眠気を誘う話で読み終わるのに大分時間がかかった。)
酒宴 (飲み屋で会った酒造会社の技師に連れられて工場を見学に行き、その後の宴会の席で同席者が大酒タンクに変わるという法螺話。楽しそうね、ヨシケン。)
吉田健一「英国の文学」(2003-080) 岩波文庫(1994年8月)
上記とはうってかわって真面目で平易な評論文。デビュー作だそうだ。 イギリスの風土の説明から国民性を論じるあたりで引き込まれる。代表的な作家と作品についての各論を重ねてチョオサァとマロリイからフォオスタァとハァディイまで語っている。(元の発音をカタカナで表現しようとした様子が伺える。) 知っている作品についても考え直すきっかけになるし、知らない作品についての評論も評論だけ読んでも面白いので楽しめた。
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