数年経って、はじめて気付いた事がいくつかある。
今日、友達と飲んでいて、 知り合いがアパートの隣人からイタズラ電話ストーカーをされた事がある、 という話になり、それなら電話つながりでって事で私の体験談を話した。 って言っても、ジェム○リーのデート商法勧誘電話がウザイとか、 なんか平日の午前中や休日の夜に 「いまひとり〜?ハァハァ」とか言ってる電話の話なんだけど、 その話をしていて思い出した事がある。
そういえば、最近「小林社長の知り合い」と、 「ヒロコの母」からの電話が来ないな、と。
着信拒否が設定出来るやつに機種変して、一時期着信拒否に指定してから かかってこなくなっちゃったんだけど、半年から1年に一回、 「小林社長ですか〜?」という電話がかかってきていた。 相手は推定年齢50歳くらいのオヤジ、 「そんな人はいません」、「違いますよ」など毎回伝えるも、 たぶん総合で5回くらいはかかってきてた。 しかも毎回同じ電話番号、だから私のメモリーには、 「小林社長の知り合い」というデータが入っていた。
そしてもう1人、「ヒロコの母」 事の発端は私がまだポケベルを持っていた時、(…8年前?) 見たことも無い電話番号を受信した。 調べてみると、どうやら沖縄の電話番号らしい、 私は好奇心を打ち消す事が出来ず、公衆電話からその番号にかけてみた。 「ヒロコ?ヒロコなの?お母さんよ、わかる?ヒロコ!!」 聞こえてきたのは、おばさんの悲痛な叫び声だった。 「え、いや…私はヒロコでは無いですけど」 「そんな…**-****-****じゃないんですか?」 おばさんはポケベルの番号を読み上げた、それは間違いなく私の番号だった。 「えと……たぶん前の持ち主がお宅の娘さんじゃないでしょうか?」 「ヒロコは家出してしまったんです、もうずっと行方がわからなくて、 あなた知りませんか?」 おばさんは勝手に話し始めた。 「いえ、私はちょっと、わかりません」
おばさんはやっとあきらめたのか、 「そうですか……じゃあ何かわかったら連絡いただけませんか?」 そう言って電話を切った。 何かいろいろ突っ込み所がある会話だったな、と思いながらも、 そんな事はスッカリ忘れていたある日、 ポケベルも解約し、PHSを使い始め数ヶ月経った頃、 なんとなく見覚えのある番号から電話がかかってきた。 あれ〜?と思い電話に出てみると、 「あ、ヒロコ?お母さんだけど」 私は普通に「違います」と答えて電話を切っていた。 「またヒロコかよ?」と呆れつつ…… そしてその電話もやっぱり1年に1回くらいかかってきていた。
今日の今日まで、どれもたちの悪いイタズラだよね、と思っていた。 そしてそれを笑える話として飲みの席でみんなに話した。
それを聞いた友達の1人は、嫌ーーー!!と叫んで耳をふさいだ。 怖い、怖すぎる!と全身の鳥肌をさする人もいた。 え?何?何でそんなに怖いの?と狼狽する私に、 「だって、何でその人はPHSの番号まで知ってるの?」
私は、ポケベルとPHSの番号、両方知っている人のうちの誰かの 低俗な嫌がらせかと思っていたと言うと、 「わざわざ沖縄まで行って嫌がらせ電話かけてくる おばさんに心当たりはあるの?」と聞かれた。
たしかにそんな人に心当たりは無い……
あ!そういえば 今、たった今思い出した。 関係無いとは思うけど、
今日、私が職場で昼休憩を取っていたとき、年配の方が 「○○(私の苗字)さんがここで働いていると思うんですけど」 と言って訊ねてきたそうだ。 「私の娘と○○さんは友達なんです」とも言っていたらしい、 それを受けた人は、その方の年齢から、 ちょっと前にいた私と同性の人の方だと判断して、 「少し前に辞められましたよ」と伝えたらしい、 という事を、休憩終わってから聞かされた。 「心当たりある?」と聞かれたが無い、私が交友している子の親の中で、 私が今働いている場所を知っている人はいないハズ、 だってつい今週に移動になったばかりで、まだ誰にも言ってないから。
それとも家の親が誰かに話したのかな? 明日確認してみなくては…
それにしても、何か気持ち悪い、 そんな事があった日の夜にそんな話題を思い出すなんて。 一体、何だっていうんだろう?
そういえば… 「小林社長」って、 今まで私はてっきりオヤジかと思っていたんだけど、 もしかして、下の名前は…「ヒロコ?」
信じて貰えないような話だけど、これはみんな本当の事、 たぶん、昔使ってた電話のメモリにはまだ残ってるハズ、 「小林社長の知り合い」と「ヒロコの母」の番号が。
充電器もう無いから確認出来ないけど。
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