例の25メートル息しないで泳いじゃったO君のはなし。
ずーーっと前ウチに遊びに来た時、 カシオの安っぽいキーボードが有ったのですが、 O君、それがたいそう気に入ったらしく、 ノリノリのキーボーディストみたく、頭うなだれて体揺すりながら、 めちゃくちゃに弾いていました。
おいらツボにはまってゲラゲラ笑っていたら、 急にマジな顔で、
「ヒロ(仮名)がギターで、ワシが鍵盤ねっ、 二人で『心臓キョーダイ』とゆう前衛ユニットを組もう。」
とか言いました。
なぜに心臓キョーダイなのかは分りませんが、 とにかく承諾させられました。
おいら、テキトーにじゃかじゃかコードを鳴らす。 O君、ノリノリでめちゃくちゃなメロディーのようなものを弾く。
しばらくして、 O君、手を止めました。
「あのさぁ、やっぱこのユニットは解散しよう。 ウチらって“お互いの才能を打ち消し合っちゃうタイプ”だね。」
わずか5分で歴史から消えた超短命な、 「心臓キョーダイ」でした。
今となっては伝説です。ぷ
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