「なぁ、無人島に一つだけ持っていくとしたら、何にする?」
「はにそれ、心理テストかなんか?」
「いやべつに。。。」
「そ〜ねぇ、、、お布団かなぁ。」
「ふ〜ん。ボクは断然、歯ブラシだねっ!」
「地味ぃ〜。」
「だって虫歯んなったらスゲ痛いじゃん。 生きてるのイヤんなるくらい辛いじゃん!」
「どっちかてえとお布団のが役に立つよ。 夜冷え込んだら寝られないよっ。」
「そんなのバナナの葉っぱで充分だよ。」
「北の方の島だったらバナナは生えてないないわよ。」
「無人島つったら南の島に決まってるだろう。」
「そうかなあ。。。アリューシャン列島の、鳴きウサギしか住んでない、 小島かもしれないわよーー。」
「屁理屈いうな!」
「無人島がどこもホカホカのヌクヌクとは限んないでしょう?」
「はいはい・・・そうですねぇ。」
「だからワタシはお布団持っていくの。」
「寒くて風邪ひくのと、虫歯で痛いのどっちがイヤかなぁ。」
「虫歯で死んだ人なんて聞いた事ないし。 風邪は万病の元よぉ〜。」
「だよなあ…うん。」
「あっ! 今、物凄いこと発見しちゃったんだけどぉ!」
「・・・あ?」
「無人島に自分がいったら、もうそこは『無人島』じゃなくなるでしょ。 だから『無人島に住みたい』っていうのは矛盾なのよ。」
「んじゃあ、無人島には誰も住めないわけだな。」
「そのと〜りさ!」
「・・・・・・」
「なにさその顔は?」
「でも、それもきっと屁理屈なんじゃないかな。」
「いやいや、世紀の大発見よぅ!!」
「そうかなァ…」
「あんたはそうやって考えすぎるから〜。」
「無人島に住んだら無人島じゃなくなる。うん。 でも自分が行く前は確かに無人島なわけで…」
「歯ブラシはどうでもよくなったのかい?」
「うーーん、この問題はきっと物理学の落とし穴なんだよ。」
「お〜いぃ。」
「ちょっと静かにしてよ。図式にして考え直すから。」
「…もうほっとこ。」
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