震災の被災地に彼の実家がちかいことは 発生後のニュースで見て取れた。
心配だったけど 彼はこっちにいただろうし なにしろ震源地ではなかったし その町からの死亡者や、情報などは殆んどなかったので それほどの被害はなかったと安心した。
町の名前は前に聞いたことがあったから ちゃんと覚えていた。
月曜日には休みをとっていて 状況がよくわからなかったけど 会社の人が交代で震災地支援にむかうことになっていた。
火曜の午後、上司と外出した。 電車に乗って出張。
その支援の話になり みんな交代でいくんだ、そう。○○(彼)も今日からいくよ。
そうですか。
上司から、彼の名前を聞くのは久しぶり。 あの、7月の夜からであれば2回目と思う。 あれ以来、上司と彼の話をしたこともなく でもあえて今、彼の名前を あたかも私の関係者のように話すことに なぜかドキドキしてしまう。
そして彼は、私の出張中にいなくなっていた。
木曜日。 会議後職場に戻ると、彼が帰ってきていた。
よかった。 元気そうで。
昨日はまた、大きな余震があったから かなり心配した。 ニュースでは、震度6といい 被災地にいる、彼を想った。
でも無事になにもなくかえってきて 部長に報告し、午後からも所用を片付けているようすで 本当はすぐに帰っていいんだけれど。
午後2時すぎに、 明日までお休み戴きます、と部長に報告している彼の声が聞こえ その後、ウチの課の人たちに捕まって 色々質問されていて それが私の席から良く見えるところに立っていて ときどきちら見しながら仕事が手につかず。。。
会いたくて 大好きで 話したくて。
でも、 元気で彼が居る事に。感謝。
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