研修があって、社内の会場へ。 大勢が入る事のできる会場。 何日間か開催し、全社員参加の研修だった。
着いたらもう、ほぼ満員。 同じ課の何人かで席を探しても 一番前しかなく、仕方なく腰を下ろす。
視線の横に 彼の姿。
どうしてこんな所で となりになってしまうんだろう。
つい、この間までであれば とても嬉しい出来事だったのに。
落ち着かない。 通りを隔てた、隣。 見るわけにもいかず、
ただ、視線の一番右端に 姿が少しだけ、見える。
私は、決めたの。 もう、なにも気にすることはないと。
いつもどおり、普通にしていようと。 そう。 なんだか、また 意識しすぎている。
彼と話す事で 人からどう見られるかということを。
話たいというよりも 普通にしていたい。
そうしないと、彼に負担をかけてしまう。
はじめの一歩が踏み出せれば たぶんどおってことない。
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