あまり深く頭を使いたくない。
彼のことを考えないようにしたい。
でも たとえば通勤とか 頭を使わない時間に ふとしたことを思い出していた。
あんなことがあったな。
こんなこと言ってたね。
こういう感じで話てたから疑われたのかな。
などなど。
来客があって 椅子のある所で話をしていたとき すぐ横で 彼と、彼の同期の女の子(とっても綺麗なこ) が並んで話をしていた。
小さめのその子と 意外とがっしりしている彼の後姿に 目を奪われていた。
なんてお似合いなんだろう。
今までだって、見た事がある光景。 それなのに そんなこと、思わなかったのに。
そしてそれは、嫉妬に違いなかった。
その位置は 私のモノであった筈なのに
と有り得ないことをおもう。
ふたりはそのあとも並んで歩いて。
なんで。 こんなに仲良さそうにしているのに 私だけ言われるんだろう。 と おもう。
かれは誰にだって、親しく話をする人だと思う。
私なりの勘違いをしてきたけれど 私に限らないことと思う。
それなのにどうして。 そんなこと、言われるんだろう。
上司へ話をしたという同僚と 今までどおり、普通に話ができる 自分を どこかで不思議に思いながら仕事した。
彼に対しては 普通に話ができなくなっているのにも かかわらず。
こんな形で オモウコトヲ ヤメナクテハ ナラナイナンテ。
ずっとヤメタイと思ってはいたんだけどね。
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