幕夕(まくゆう)の海外旅行日記
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1993年05月09日(日) 27歳 ソウル→大宮

 日曜の朝は遅いようで、10時まで寝てろと言われた。朝食はキムチチゲ。ずいぶん辛くてゆっくり食べてたら、食べ終わってないのに、持って行かれた。
 ロッテ・デパートは日本のそごうのような感じ。ハングル入りのTシャツはロッテ・デパートの免税店でやっと見つかった。やはり韓国人は買わないのだろう。
 『地球の歩き方』にそっくりの旅行ガイド『世界を行く』が見つかった。これはじっくり読んでみたい。
 ソウルのロッテリアにはプルゴギバーガーというのがあった。普通のハンバーガーにプルゴギの味つけをしたようなものだったが。



1993年05月08日(土) 27歳 ソウル

 一日歩いて疲れた。
 南大門市場は混沌の中に物を売るエネルギーがあふれている。日本人は上品になってしまって、こういう所はない。韓国は日本と中国の中間のような感じだ。
 朝の明洞は店も開いてない。夕方はさすがに人であふれていた。竹下通りのような雰囲気。ハングルが書いてあるTシャツを求めて、三軒ほど回ったが、どこにもなかった。英語が書いてあるやつじゃ、ソウルで買う意味がないし。(日本より安いということはあるが。)
 パゴダ公園はタプコル公園と名前が変わっていた。独立宣言書と三・一運動のレリーフを見る。
 旅館は最初布団が敷いてあるだけの部屋という印象を受けたが、それなりに居心地がいい。おばさんの話す韓国語はほとんどわからなかった。
 博物館は楽しみにしていたが、陶磁器が主体で、すぐに飽きてしまった。
 今回の旅行ではどうも食が進まない。もっとたくさん食べたいのだが。



1993年05月07日(金) 27歳 大宮→ソウル

 ソウルは旅行しやすい町だ。日本と似ているため、自然にとけ込んでいける気がする。でも一人一人の韓国人の中には「反日」の意識が刻み込まれているのだろうか。
 ほとんどハングルしか見かけないが、漢字で書くとどうなるか、けっこうわかることに気づいた。日本人であることの強みだ。でも、韓国語でコミュニケーションできるだけの語学力はまだない。
 ソウルは町の中に緑に覆われた山がある。東京にはない。
 言葉・文字以外は日本と違う所はないようだ。むしろ言葉の違いが強烈に浮き上がっていると言った方がいい。町で見かけるハングルは丸みのある書体。日本では韓国と北朝鮮の言葉の違いを習ったが、実際にはあんな風にはっきりとは分けられないのではないか。特にソウル・タワー内で「東京」の表記が三通りもあったのはおもしろいが、「동굥」というのはなかった。




幕の内弁当の夕食 [MAIL]

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