昼食に誰かを待つ日は

2019年07月29日(月)

「わたしは絶対にあなたの人生に入れないのだと悟りました」

ノーラがマックスに宛てた手紙の一文を読んだとき、漠然と抱えていた靄の正体がわかってすっとした。
こういうこと。長いこと一緒にいても、きっとそう。

私は周りに100人も10人も、両手いっぱいの人がいない。望んでいない。
そんな数ばかりあって、一体誰を必要するの?
立ち入る隙が、全然ないのよ。


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左岸 [MAIL]