てくてくミーハー道場

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2016年02月06日(土) KOHKI OKADA presents『I ♥ Musical Concert』(東京グローブ座)

今やすっかりミュージカル界の中堅スターの地位を確立している岡田浩暉君は、今年デビュー(To Be Continued時代を含めて)25周年なんだそうです。

つまり、CDデビューはSMAPと同期なんだね。

正直、To Be Continuedのことは“いた”ことしか知らず、その最大のヒット曲「君だけを見ていた」も、今「ちょっと歌ってみれ」(なぜ新潟弁?)と言われるととっさに出てこない。

岡田君が舞台に出始めたのは、そのTo Be Continuedが活動を休止した2000年以降らしいのだが、ぼくが彼を舞台(というか、ミュージカル)俳優として認識したのは、たしか『タイタニック the musical』が最初だったと思う。

ただ、岡田君は同作品の日本初演(2007年)から出演しているが、ぼくが観たのは2009年の再演であって、そのとき彼は役が変わっていた(初演では一等航海士のマードック、再演では通信士のブライド)

今回のコンサートの幕開きのナンバーが、このブライドの曲「The Night Was Alive」で、岡田君はこのブライドという役がとても好きだったらしく、当時のパンフレットにも、「初演で鈴木綜馬さんが演じていたこの役が大好きで、今回自分が演れて嬉しい」みたいなことが書いてあった。

ブライドのような、引っ込み思案でナイーブな役が好きというのが面白いな、と当時ぼくも思って、この岡田浩暉という俳優に興味を持ったものです。





と、いつものように長い前書きとなりましたが、単なる「ミュージカルヒットナンバーコンサート」とは少し違う、面白い趣のコンサートでありました。

岡田君以外の出演者は、いわゆる“フレンズ”で、岡田君のデビュー25周年をお祝いしようと言う形で集まっていると同時に、岡田君自身が彼らにオファーをして、彼らの魅力をぼくたちオーディエンスに提供してくると言う形式でもあった。

ぶっちゃけぼくも、ゲストたちの方に興味があったので行ったのである(ゴメン)

岡田君と共演した人、岡田くんと役がカブっている(笑)人、と様々であったが、皆さん当然実力のある人ばかりで、しかも和気藹々とした構成で、なかなか面白かったです。

急に「司会者」が(しかも、二人)出てきて、「これ、何の収録?」と思ってしまったけどね(毒吐くな!)

しかも、その司会者のうちの一人(とよた真帆)が、Act2ではいきなり歌い出す、という、オキテ破り(爆)のパターン。

おもろかったわ。



プログラムにセットリストが載ってるので、今回も一曲一言にしようかと思ったけど、実は明日もマチネがあるので、ムチャはやめて、一人一言にします。


石井一孝

歌う!そしてしゃべる!(笑)

子門真人さんのマネ(「およげ!たいやきくん」)がうますぎる(笑)

今(拓哉)ちゃんとの『レ・ミゼ』バルジャベ対決! 世代の人間には涙モノ。

そういや、『ZORRO the Musical』から「HOPE」を歌ってくれたんだけど、今日は坂本君もミュージカルナンバーを歌うコンサートをやってるんだよな(チケットとれなかった)

「HOPE」歌ってくれたのかなあ。聴きたかったな・・・。


今拓哉

その今ちゃん、ジャベールのナンバー以外は、ぼくには意外な選曲ばかりでした。ぶっちゃけ、彼の舞台はあんまり観てないことに気づく。

で、勝手に同世代と思っていたら、『俺たちの旅』(もちろんカミセン版じゃ“ない”方)を小学生のときに観ていて憧れた、という話をしていて「・・・」となったフィフティーズ(_ _;)←いいじゃん別に


田代万里生

待ってました!(←)

なぜか出てもいないのに()『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』のフランク曲を最近持ち歌にしてるマリオ君。何なら出てもいいんだぞ?(←プロデューサーでもないくせに)

いやぜひ出てほしい。当然観にいく。

その他、再演超希望のボニクラ(岡田君とのバロウ兄弟再び、カッコえがった)、再演が待ち遠しいフランツ・ヨーゼフ、驚きのアンジョルラス(!)と、マリオヲタ満足させていただきやした。贅沢言わせてもらえば、ルドルフ(「闇が広がる」)も・・・って、元基ファンの方、ごめん。


平方元基

「君住む街角」良かった。テノールだけど(笑)

別に関係ないのかなキーは。

それよか、エンジェル(『レント』)歌ったことがびっくりだったわい!元基君は基本的に「無色」なイメージがあるんだけど、こういう役もできるのかもな。面白そうだな。


大塚千弘

舞台デビューから知ってる子だが、何と去年結婚したというから、女は成長が早い(いや、人によると思うぞ・・・)

とはいえ、近年はあまり彼女が出ている作品に当たっていないので、久しぶりに声を聞いたのだが、あれ? こんなんだっけ? というのが正直なところ。

「高音出るかな・・・? 心配」な感じのチェストヴォイスが多々あったのだが、意外に高音はしっかり出てた(ただしファルセット)


紫吹淳

テレビ(バラエティ)ではとんちんかんな部分で売ってるリカだが、舞台人としては一級品であることを本日改めて思い知らされました。

14年ぶりのスカイ、カッコえがった(>_<。)

忘れた、なんて言ってごめん(泣)

あと、観そびれたんだけど『グッバイ・ガール』も、観とけば良かったな、と本日のポーラ曲を聴いて思いました。


高橋由美子

永遠に年齢不詳(コラ)の二大元アイドルが、彼女と永作博美ではなかろうか。

童顔、声のツヤ、たまらん。

お酒の飲みすぎにはくれぐれも気をつけて()


ほんで最後に岡田浩暉

こんなに色んな役をやってたんだとびっくり。

そして、実年齢にもびっくり(50歳ですって!)

そういや今回「闇が広がる」「最後のダンス」をお演りになったが、もしかしてトート演りたいのかな? 単に『エリザベート』が人気作品だからやってくれたのかな? その辺は定かではないが。

なかなか面白かったです。

そして、「君だけを見ていた」を改めて聴かせてもらったんですが、「あ、この曲知ってるわ」でした(^^ゞ

今後も楽しませていただきたいものです。


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