てくてくミーハー道場

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2015年01月21日(水) 『新春浅草歌舞伎 第1部』(浅草公会堂)

うわあ、雪ずら。←



第1部が終わりまして、小雨降る中例によって傘を差さずに観音様と浅草神社へお参り。

今日は昼間の参詣だったので、本堂ではお勤めの真っ最中。

一緒になって読経しながら長時間拝んで「さてさて」と階段を下りたら、吹雪いてるじゃありませんか!

お正月っぽいわあ。(まだ一月だから、「お正月」には違いない)

そして、今年三度目のおみくじ、これまた

「凶」(_ _;)

あと1回で、ハットトリック(するか、そんなもん)

浅草神社でリベンジしたら、「小吉」

・・・微妙すぎるアタイの2015年。

まじめに生きなきゃダメよね、ほんと。









お芝居の感想を書きましょう。

序幕「春調娘七草」

お正月なので、おめでたく曽我物でスタート。

この所作事も何度か観たことはありますが、これまで特に記憶に残っているような回はございません。←

児太郎、この静御前はなかなか見目が良い。良く言えば、身分が高い役は得意、ということなのか。悪く言えば、「雰囲気で見せる」のはまだ無理、ということなのか。

隼人も、素のビジュアルの良さに助けられた十郎。十郎って少し襟を抜いて衣裳を着る(立役と女方の中間の感じ)から、へたくそな着付けだと、ただアホな子みたいになってしまうのだが、隼人の場合、背筋が美しく伸びているからなのか、普通に上品に見えた。

思ったほど良くなかったのが松也。

元気いっぱい勇ましい、というよりも、ただ乱暴なだけに見える五郎だった。

それより、ぼくはキャストを予習しないで見る癖があるのだが、今回、松也と最後まで気づかずに観ていました。

「あれ?こんな大雑把な芸の子が今回の座組にいたっけ?」みたいに思って、筋書きを見たらあらびっくり、というオチでした。

今回の座組が座組なので、主要メンバー7人とも昼夜で大きい役を担当してるんだけど、そのすべてをきめ細かくこなせてる子は、あんまりいない感じだったな。松也はどうやら勘平に気持ちがいっちゃってるようだ。





「一條大蔵譚」奥殿

えええ、このメンバーに、こんな大きな幕をやらせるの?! と、オババらしい事前予想。

考えてみたら、今の勘九郎が大蔵卿を浅草でやった(初役)のだって、19歳のときですから!

・・・まあ、彼は特別だけど。

ただ、今回は「奥殿」だけで「檜垣」がないので、どちらかというと、常盤御前の米吉に比重がかかってるかな、という気持ち(もちろん、場の後半からは大蔵卿にぐぐっと比重が移るわけだが)で拝見。



米吉、御簾が上がったとたん、そのかわいさに場内ジワ(笑)

ぼくも同感(#^^#)めっちゃ可愛いわあ。お人形みたい

鬼次郎に対して、目上の者らしくキリッとした態度をとるときに、女方でなく若衆みたいな声になるのは残念だったが、全体的に位の高い女性らしい気品が感じられました。

途中、檜扇を落としちゃったのはミスだったけど、慌てず対処したのも合格。



「DNAとは何だろう?」と考えさせられる(ゴホッ、ゴホ・・・)吉之助の勘解由の肩口を「えいっ!」と斬りつけ(オイ)登場した大蔵卿=歌昇。

うん、がんばってたね。(そんな感想?)

いつもイヤホンガイドを使わないので、歌昇が誰にこの役を教わったのか知らないのですが、「どうも誰かに似てるぞ?」としばし考え、思い浮かんだのが、(現)猿之助。

え? まさか猿之助に教わった・・・はずはないよな。声がちょっと似てただけかも知れない。

とにかくこの役、ラストにかけて、二枚目の顔と阿呆の顔を秒殺でくるくる変えなきゃいけないウルトラC級に難しい役なのですが、その落差に若干苦労していたように見えました。



他の登場人物に関しては、

鳴瀬=芝のぶちゃん、お行儀良くすばらしい出来。「檜垣」で活躍するところから見たかったな。

鬼次郎=松也・・・普通。ま、「普通」っていうのは、悪目立ちせず瑕疵がないってことだから、ほめ言葉です。ぼく個人の問題として、どうしてもこの役は仁左サマがちらついちゃうんでね。基準点が高すぎてごめんなさい。

お京=児太郎・・・あれ?やっぱおかるに全力注いじゃったのか、こっちでは声が若干変(お父さん譲りの声)だった。





「独楽売」

坂東流の踊りらしいのですが、ぼくの記憶に鮮明に残っているのは、先代の猿之助(現・猿翁)がやったやつで、最後にでかい刀が舞台に出てきて、猿之助自身が独楽になってその上をくるくる回って幕になる・・・っていう、あまりのバカバカしい派手さに場内大喝采になったバージョンなんですが、そっちのほうは「独楽売」じゃなくて、ズバリ「独楽」っていう演目らしい。

ただ、前半部分は両方とも同じような感じで、初詣で賑わう境内(亀戸天神と浅草寺との違いがあり)に独楽売りがやってきて、独楽の発祥とかを語って聞かせる・・・っていうあたりは一緒です。

今回は、巳之助と種之助の身長差のある()コンビが軽やかに踊って、楽しい一幕になりました。

それもだけど、幕開けは、米吉、芝のぶちゃん、鶴松、梅丸という、カワイイ女方4人のラインナップで、観客の目を楽しませてくれました。

そして、今年の第1部の殊勲賞は、獅子舞の二人。社長賞を上げてください。よろしくお願いします(笑)









ううう、しかし寒いな。

明日も雪だったら困るな。

そろそろ帰宅ラッシュの時刻かしらん。皆様、お怪我のありませんように。







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