過去日記倉庫(仮名)
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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2007年07月01日(日) Happy Go Blues Band、島袋優ドラムソロ at groove

ライブでした。ちょっと前に出演依頼のお知らせを聞いて、ドラムソロと共演だけど即興ではなくてバンドというのでどんなことするのかなあと思っていましたが、普通にスタンダードをやりました。ちょっとドタバタ入るのも昔のジャズのマナーに則る範囲ということで(笑)。

バンド名Happy Go Blues Bandは誰がつけたんだろう。フロント二人の爽やかさで違和感無いぞ(笑)。メンバーは琉球大学ジャズ研出身の二宮(ts)君、佐喜眞(p)君にがちゃぴん(doubole-bass)さんに私(ds)のワンホーンカルテットです。スタンダードしかやらないというのと皆さんジャズセッションで一緒にやったことあるというのとで特に緊張することもなかったです。ちょっと早めに来て曲目把握がてらにリハをしてOK。

曲は以下の5曲。(順不同)アレンジもメモしておきます。

Straight No Chaser (Monk)
今まで何百回とやってきてこれからもやり続けるであろうスタンダード中のスタンダード。一回ブレイクしてソロをテンポフリーにしてみました。テーマをかなり速いテンポでやったのでソロでは遅くなることが多かっただろうか。ソロもアッチェランドというかどんどん速くしてぶっちぎって崩壊(笑)してほしかったりするんだけどどうかしら。ソロも終わる時にキメのよくあるフレーズを設定してブレイクを取ります。最後のソロの私の時に後テーマにつながるようにテンポを速くして緊張感を高める必要があったのですがそれが決まらなかった。課題ですね。

Blue Monk (Monk)
Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are (Monk)
モンクナンバー2曲。上を入れると半分以上がモンクです(笑)。これはモンクらしい癖のあるテーマなのでアレンジは特にせず普通にやりました。たぶんこれからモンクナンバーのレパートリーが増えていくのでしょう。セロニアスモンクトリオが大好きな私はそのアルバムのアート・ブレイキーみたいに暴れてみたくてたまらない(笑)。Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Areはやっぱりテーマのキュートさにつられてフリーっぽくなってしまったけど皆さん寛容でお咎めなしでした。二宮君のテナーが渋くてバッピーでかっこいいので普通にやればいいのに(涙)とわかってるんだけど好きなんだもん。ありがとうございます(笑)。

Mr.PC (Coltrane)
ていうか、がちゃぴんさんがアイデアを出すことが多いんだけど、すごいぶっとんでておもしろいです(笑)。KgKとかフリーの演奏で培われた感覚でしょうか。あんまり考え付かないよね…これは今回のライブのハイライトになったと思うんですが、ひたすら頭打ち+ドラムはテンポフリーでずっとソロ状態という指定。けっこう難しかったです。頭打ちって1小節ずつぶったぎる感じなのでそれを聴きながらフリーでソロというのはなかなかやりづらかったです。でもそれで出てきた音がけっこうおもしろかったので、しばらく何回かやって練っていくといいと思いました。

Duke Express (aka.C Jam Blues)(Ellington)
これはテーマの2小節目の後ろから、GからCに上がる所で毎回止まって「Duke Express」というコーラスを全員で入れます。しつこくて野暮ったい所が昔風で好き(笑)。演奏家は声を出すのが恥ずかしい方が多いのですがそれを利用したプレイでもあります。こういうの懐かしいなあ。ジャズ研でSalt'n'Peanutsやったよねえ。ああいうの大好きなんだ。ピアノの佐喜眞君の声が良くてびっくり。歌ものを入れることも考えてみては。ジャズ研では三線(!!)をやってらしいですが…三線が入ることもあるのかしら?

        

島袋優(すぐる)さんのドラムソロは今回で見るの3回目かな?沖縄の若手ドラマー御三家の一人。って私が勝手に決めてる(失礼)んですが…海外で活躍しているナカムラアキラさんに国場幸隆さんにこの島袋優さんの3人は沖縄のジャズドラマーでは必見の方々で、島袋は中でもいちばんオーソドックスなジャズドラマーで、沖縄で最初に見た方だなあ。私がジャズドラムをやっているということで、会った時は先生みたいにいろいろ教えてくれて感謝です。

今回はステージの真ん中にマイセットを組んでの演奏。たまたま私がソロ中にロールをよく入れていたからなのかロールプレイが頻繁に出てきて堪能いたしました。丁寧できれいだよね〜。2タムにフロアタムもロータムを使ってスタンドにセットするようにしていてフロアタムにしては浅胴になっています。シンバルはライドにクラッシュに左手にスプラッシュが2枚あってけっこう多め。それらを駆使してメロディックな演奏になっていました。すてき。

右端は聴きにきてくれたトム(perc)さんと優兄のライブ後のセッション。左はもともとセットされてるgrooveのドラム。セットが2つもあるって珍しいので楽しかった。トムさんはパーカッションもやってて、ドラムプレイを見たのは初めてなんですが、すごいうまくてびっくりでした。反応いいし。やるなあ…たまにgrooveで二宮君とデュオで即興のライブやってるそうなんだけど、普通の曲の方がうまそうな感じがしました。バンドとかやればいいのにな。ていうかこの二人でやってもいいんじゃないかなあ。

ライブ終了後は録音を聴き直しました。うっ…下手だ、しかもなんか体の具合の悪い人の音(涙)。わかってるけどやっぱり音に出るんだなあ。気をつけないと。また前日に小禄教会でやった韓国音楽のライブの録音も聴かせてもらいました。行けなかったのですごい嬉しかったです。優兄はどんどん杯がすすんでドラム講座状態(笑)。タダなのにいいんですか?って感じ。本当にドラムの好きな方なんだなあ。私も精進しなくては…


2007年06月24日(日) 踊る人

日曜日でした。恒例のトランス舞踊ライブだったのですが、私はバイトが休めず欠席。ライブの模様は知り合いのブログアナクロの日記をご参照下さい。亀田君(as)帰ってたんだね。男水入らずの舞台だったのでしょう。楽しそう…

数年前、百名ビーチで県立芸大有志の企画に参加した時のアワの写真を無断転載。ここ最近踊りのみきちゃん(写真左端)と久しぶりに会いました。来年嫁いで大阪に行ってしまうという!ええっ、嫁いじゃうのか〜(涙)おめでたいことではあるけど。うっうっ(泣)

また日曜はライブには出られなかったんですが、家でTVに森山開次が出てるのを見た。TBSの情熱大陸。番組表チェックなどはしてないのでたまたまなんだけどとても嬉しかった。

先日森山さん見たさに乱歩地獄とか借りて(笑)うわぁどれが森山さんなの???なんてわからずがっかりしたりしてた。最初の作品火星の運河なんだけど、誰が誰だかわからないカット割でふざけんなと思いました。いや、PVみたいでかっこよかったんだけど(アイスランドロケの緑の沼の色がとてもきれい)森山さんが見たかったわけよ。踊ってないしな〜(馬鹿)ナイスの森とかも見るべきなのかなあ。(茶の味はDVDも持ってる)興味ないなあ。

この映画は音楽はすごいよかったんだけど、半端ないエログロさで見るのがつらかった。今エログロ求めてないからなあ。痛いの嫌いだし。特に芋虫は筋書きのグロさに映像のエロさに音楽の渋さ(大友良英担当。ドローン系でシンバルの弓奏の音とか入っててしびれました)と盛りだくさんですばらしいと思いました。しかし人にはすすめないなあ。もういっかいも見れないし。おえ。

情熱大陸はもうかぶりつきで見てたんだけど、30分しかないんだ(涙)短すぎる!イタリアビエンナーレの出演が中心だったんだけど、演目もあれがハイライトなんだろうけど〜きっと他にいろいろいい所があるんだろうなあなんて思えて泣けました。いつか生のライブを、フルサイズ見たいなあ…NHKのからだであそぼも評判だけきいていて見たことが無い。番組で一回分出てて、動物の四肢歩行から上体を起こしてモデルウォークまでの進化の動きが(笑)ワンカットですごい滑らかでうなりました。すげ〜。DVD出てるんだろうなと思ったんだけど出てないのかなあ。カイジくんのうごきだけ見たい〜(笑)。

その作品Velvet Suiteはヴァイオリンとズルナ(トルコのリード楽器)や篳篥等の生演奏がついてて、打楽器が入らない代わりに森山さん自身が床を足で踏み鳴らしたりする。これが中近東というよりも日本の能の呼吸でかっこよかったです。(管楽器担当の笠松泰洋さんのレポはこちら。即興入れてたりするんですね。)短い時間で見た感想は、コンテンポラリーなんだけど地に脚が着いていてわかりやすい感じ。暗黒舞踏の動きとか、ベリーダンスの動きとか、こういうことを言いたいからこう動いてるのかなと伝わりやすい。こういうわかりやすさは好き。

単純にその演目のコンセプトであるだけなのかもしれないんだけど、動物とか人間のいろんな身振りを抽象化しすぎず取り入れて、叙情的な表現にしているのでとっつきやすいんじゃないかと思いました。本人が他人の振り付けで踊りたくない、例えばピース!ていう感情はあるけど、みんながやっている(記号として、振り付けられるものとしての)ピースのサインができない、自分なりに踊るしかないみたいなことを言っていて、本当に自分に素直に動くということをつきつめてるんだなあと思いました。それが踊るってことなのかしら。子供を集めたワークショップで、体を大きく使って自分の名前を空中に書いてみようっていうのはおもしろかったなあ。思わずテレビの前でやりそうだった(笑)。いや、やってみればいいのか。

また踊っていない時の森山さんの印象がとてもおとなしいというか、穏やかな感じで内にこもった感じだったのが印象的。見た目もっと暴れん坊なのかと思ってました(笑)何か質問しても答えがすぐに出てこないで、これしかないかなあと漏らすように答えているのがおもしろかった。森山さんの絵画作品は雑誌DDDで毎回発表されていて、微細に描き込まれたエッチングのようなペン画がすばらしかった。子供の頃から絵を描くのが好きだったというので、こっちの方が長いんだな。

またこれもたまたまなんだけど、メゾンドヒミコ田中泯は見とれた。柴崎コウとのアンサンブルもよかったし。老齢・病気の役なので激しい動きはなかったんだけど、あの目の表情って役作りなのか、柴崎コウに合わせたのか(笑)どっちなんだろう。もっと動いてる所が見たいのでたそがれ清兵衛とか見ようかな。ウミヒコヤマヒコマイヒコが見れたらいちばんいいんだけど。


2007年06月12日(火) ゆれる

北海道より涼しい沖縄です。降るときは降る。梅雨だったなあ…しかも出かけないといけない時に限って大雨。どこでもドアがほしい〜。ていうかどこにも行きたくない。

何枚かDVDを見て、いちばんよかったのがゆれるだった。公開当時話題になってて、いい映画だっていうのはきいていたんだけど、女性監督っていうので敬遠してた。スチール写真が美しく叙情的な感じなので、すごい感傷的なロマンチックな作品なのかなあ、と思い込んでました。主演がオダギリジョーだしね。

でも見てみるもんですね。もともとは音楽担当のカリフラワーズのアルバムをたまたま聴いてて(それもたまたま借りてみただけなんだけど)かなり気に入ったので見ようかなと思った。このバンドおもしろい…きちんとしたJBズマナーのファンク(&ジャズ)と中央線フォークの要素が共存していて、こういうのってありそうでなかったと思うんだけど、そのすっとぼけた感じがすごい好き。この音楽が入ってるんだったらいいかも、と思った。

実際はこの作品はそんなにファンクの曲は入ってなくて、あまり印象に残ってないというのが正直な所。でもエンドロールとか、このボーカルじゃないとなあっていう所はあった。前作の蛇イチゴはもっとファンキーな感じでオープニングからキラーチューンが挿入されてるし(笑・宮迫博之が好きなんで、あの身支度シーンは殆どサービスカットだったなあ)、DVDには特典映像でライブ一曲分入ってます!ので興味持たれた方はぜひ。公式サイト見たらフジロックのオーディション?に応募したとか書いてあったね。意外。まだ出たことなかったんですね。

映画は、直球な(自分としては)文学的な作品でした。最近の邦画では珍しく小ネタでもたれ合う所が無いのに好感を持ちました。何の予備知識も先入観もなく一人で入っていって向かい合うことができるのがよかった。インタビューはこちら。なんかかっこいい批評も拾ったのでリンク。経歴として大学で映画サークルに入ってなくて自主制作の経験が無いっていうのがおもしろかった。一人で写真を撮って脚本を書くのが好きなんだ。そういう人が最初からしっかりしたキャスティングで手堅く作って公開することができるんだなあ。そういう時間をかけるってことも含めての才能か。頑張ってほしいなと思います。

ブログなどで見かける感想ではなんか微妙、兄(香川照之)がキモいっていうのが多かったような気がするんだけど、自分としては兄派(笑)というか香川照之ファンなんで、キモいなんて言わないで〜って感じですね。いやあいいなあ香川さん。TVドラマではよく離婚された旦那役で出てて、そのちょっとしょぼくれた感じがたまらないんですよねー。今回は独身の役で、でも母親がいない家で家事をやったりしてて、畳の間で洗濯物ひろげてたたんでる所とかほだされまくり(笑)あと裁判所で検事に突っ込まれる所とか、弟と話してて逆切れする所とか最高。すっごいノリノリでやってるなっていうのがわかった。

女性にしてはクールでハードボイルドなスタイルだと思うんだけど、やっぱり細かい所で女性らしいなと感じることがあった。弟(オダギリジョー)が実家に帰る所で、ネクタイは黒じゃないけど大丈夫?っていう所とか、被害者の母親の、うちの娘は殺されるような子だったのかな?というようなセリフとか。まあでも見る人によって違うのかなあ。タイミングとか。また時間を置いて見てみようかなと思います。

最後の場面は付け足しとは言えどすばらしい所で、兄が笑った所で救われたんだけど、あそこで一生懸命弟が兄を呼ぶのって100%愛情じゃないよなあ。どこかのブログでうまい感想を書かれてる方がいて、故郷や家族がイノセントであることによって弟は絶対的な優位に立ち得る、そのために弟は兄を庇うんだっていう解釈はありだなと思った。だからこそ思いのまま奪うことができるのであって、離れるからといって縁を切るというようなことは考えられない。

まあでもラストで昔のフィルムを見て涙する所ではピュアな兄弟愛を期待しないわけにはいかないし(笑)。まあ、いろいろ混ざってるんだな、ということにしておく。たまたまちょっと前にアルモドバルのゲイフィルム、バッドエデュケーションを見ていて、これも兄弟とその恋人と恩師・パトロンの愛と駆け引きと騙し合いのドロドロな作品で呆れたんですけど、なんかこう、動物観察みたいな気持ちで見てました。愛って言っても弱肉強食だよなあ。男しか出ないとよけいそれが際立って見えるなと思った。偏見かしら。


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