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フリフリのおれ的わたし的ベスト2007はこちらより
| 2006年01月29日(日) |
session party at GOK STUDIO / コマイヌ、航 at 稲生座 |
今回は演奏日3日目。昼はリハ&セッション、夜はライブというスケジュールです。最終日にこれだけ濃くていいのか。正直けっこう疲れが出ていたのは否めませんでした…早起きはできてしっかり朝食食べ、荷物処理&チェックアウトとうまくいったんだけど入りがまたも遅れてしまった。荷物込みでの移動時間が頭に入ってなかったね。深く反省。
午後イチで航さんとベース&チェロの公文さん、ゲストで入るサックスの柳川さんといちはやくスタジオ入りし、リハをしました。でもほとんど打ち合わせっていうのが無くて、自分もそれに慣れてしまってました。はは。でも特にボーカルはリハきっちりやりたくない(できない)というのはわかる気がする。ここまでやってきて航さんも公文さんもライブは即興の割合が大きい、出たとこ勝負でOKだというのがわかってきたので、自分もそれで、合わせて行けばいいと思ったのでそれでよかった。
セッションは、この4人の他にギターの久保さん、トロンボーンの金子ねこさん、ドラムでいつも航さんと一緒にやっている朋音さん(これは本名とのこと。すてきだなあ)と名前きいてなかった暴れん坊のトランペット君、とけっこう集まりました。また今回はいつもGROOVEで一緒に演奏させてもらっているがちゃぴんさんがShaolong to the Skyのツアーで東京に居るということで誘っていたのですが、やはりリハの都合で参加できず。これは痛かったなあ。しょうがないけど。
今回の進行役は公文さんで、よく参加しているという松本健一さんのセッションの形式を使ってやったりしました。簡単なルールを設定するのですが、最高3人までしか音が出てはいけないというのとか。最高2人までもやったけど、これは少な過ぎておもしろくなかったですね。でも何人までと参加数を限るのはいいなと思った。入ったりやめたりするタイミング/スピードを測る訓練になりそう。音を聴く集中力も高まっている気がするし。私はやっぱりここでお盆(スプラッシュだったかな)を床に投げて回してしまいました(笑)。コインとかサイコロの感覚。ちょっとありがちでしたね…
また輪になって隣り合った2人ずつでデュオ即興を続けるというもの。右隣の人がやめたら左隣の人が入って、という感じ。私はこれがよかったなあ。デュオが好きっていうのもあるけど、ソロよりも自分の演奏を客観的に見ることができるような気がした。大人数でやるよりまとまるし。これは3人ずつとか4人ずつでもできるのだろうか。あとはじゃんけんでグループ分けをしたら久保さんひとりであと2人と5人という変な(笑)編成になったのはおかしかった。
航さん、公文さんと、久保さんと金子さんは去年の1月に一緒にセッションさせてもらったことがありました。公文さんはいろいろやってたなあ〜かなり知識豊富な方で、弓2本で、とかいろいろな奏法を試していた。航さんは初めてセッションした時の幽玄なピアノがまた聴けて嬉しかったです。その他にも現代音楽っぽい奏法とか印象的だった。久保さんデレクボとか言われてました(笑)がごりごりのフリーアプローチ。金子さんはちゃんと吹くときれいなのに、わざとぷすぷすとかしゅーとか鳴らすのがすてきでした。
トランペットをリュックに入れて来た青年が二日酔いでだるそうだったくせに、演奏が非常に直感的で冴えててすばらしかったな。柳川さんもフレッシュな感じがしたし(変な言い方ですが)、若いってすばらしい…と思いました。うらやましい。朋音さんはブルースバンドでやっている方なのですが、今回はバリバリフリーでやってくれてとても楽しかったです。女性なのですがファンキーで、まじでラシッドアリとかサニーマレイか??というヘヴィさがあった。あれはよかったわ…デュオってる時にダラブカの皮を破っちゃった(!!)しな。破瓜!という勢いがあった。やばい。燃えてしまった…やっぱりドラム上手いとフリーでもいいんだなあ。
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夕方にスタジオを出て解散、あとで高円寺の稲生座にて現地集合しました。対バンはボーカルの杏奈さんときたまいさんのエレクトロニカデュオのコマイヌ。名前はきいたことがあったのでどんなのだろうと思ったけどすてきでした。女性デュオっていいよね…地元のケイドロックを思い出しました。お客さんが大入りで中で聴けなかったのが残念。というか自分も久しぶりに上がってしまってあんまり記憶に無かったというのが正直な所です…有名な方と一緒だから、というよりもやっぱり曲ちゃんと覚えてるかな、自分の演奏ができるかなというのが不安な感じ。覚えてるんだけど不安なんですよね。本番でフリーズしたらどうしようとか思ってしまう。
※使用楽器メモ(自分用): 稲生座のドラムセット&ウィンドチャイム、シンバル(ライド、スプラッシュ)、お盆、ダラブカ、小銅鑼2枚、スレイベル2本、チベタンベル、ジル(フィンガーシンバル)、ジュジュ、鳴りもの(フレクサトーン、自転車ベル)など
稲生座は真ん中にアップライトのピアノがあって右にドラムセットが置いてある。セットは2タムでフロアは無し。シンバルはハイハットにクラッシュとライド。スネア含めてべたべたにミュートされていましたが使いました。上の方になぜかウィンドチャイムがあって、立って触れる所にあったので、つい使いまくってしまいました。(固定されててよかったです)ジェンベもあって、使わせてもらえたかもしれない。スペースは限られていて、ダラブカを構えるのに困るくらい狭かった。コンガとスタンド類は置いてきて正解。そしてフロアタムの無い所に椅子ひとつ置いてお盆&スプラッシュ、鳴りものはスタンドにかけたり、床やスネアなどに並べて使いました。
セットリストは以下の通り:
坂 sola 白磁白湯 ほうねん(ゲストの柳川さんのサックスとともに) あぜ道(同上) マド 道標 月の砂漠(アンコール)
航さんの曲はセッションぽくて、歌の部分は決まってるけどその他の所は(航さんのピアノの所までも)その場でいつも違う。私も東京に行く前に、家でCDを聴きながら自分のやることを軽く決めて、メモったり練習したりしていたのですが、やっぱり本番はそれとは違っていた。自分はむしろ決めちゃうとその通りにできなかったり(恥)するので、そういうスタイルでよかったなと思う。以下またも自分用の演奏メモです:
●坂→割と構成がしっかりしている曲。出だしお盆でつかみにかかる。 ●sola→おたけびから始まるトライバルな曲。ドラムとシンバルで激しくいこうと思っていたけどどうだったろうか…これでセットのドラムとシンバルの音を確認。 ●白磁白湯→もともと変拍子で特にサビが難しい曲。さすがに今回は合わせられず、ごまかす。小銅鑼使用。サビ後のチベタンベルはわざとらしいかな? ●ほうねん→前半のレゲエ部はダラブカ、後半のブルースっぽい所はドラムで。 ●あぜ道→とぼとぼ犬のように歩いて行く、という歌。夕暮れ過ぎのさびしいイメージを持っていた。ジュジュ使用。ブラシも使ったかな? ●マド→ここは遊びまくりと決めていてハデハデになってしまったかも。ウィンドチャイム、鳴りものはここで使用。いつもは公文さんがドラムをやっていて、今回もそうなる予定だったのですが、狭くて移動やセッティングに時間がかかりそうなのでやめさせて頂きました。 ●道標→ロックバラードで、航さんの一枚目、夏秋歌集に入っていてとてもとても好きな曲。構成はシンプルなんだけど航さんもライブでやるのは初めてということで、緊張しました。当初はずっとピアノだけで歌ってもらって静かに入ろうと思っていたのですが、なぜか最初からブラシでライドを刻んでしまった。そういう気分だったのだ…で後半はスティックで激しくロックに。 ●月の砂漠→初めてのアンコールかも!公文さんが抜けてしまったので2人で。ここはいさぎよくいくかと思いダラブカのみ。快速3拍子でけっこうハードな感じになってきもちよかった。
自分で録音できなかったので記憶違いもあるかも。感覚としては、本番が始まってしまえばとても気持ちよくできた、うまくいったという感じなのですが、結果としてはどうだったんだろう。航さんも公文さんもテンション高くておもしろい演奏をしていたように思う。3人が近くて特に航さんの顔とか手元を見ながら演奏できたのがよかった。PAの方に録音してもらっていたようなので、それを聴き直さないとわからないのですが、お客さんの雰囲気もよかったのでいいんじゃないかなあ…やっぱり生ドラムというか、打楽器の力ってあるなと思った。コンスタンチノープルさんありがとう…ちゃんと演奏しないとなと思いました。また昼にやったセッションで試したことも多少使えたのでよかったなと思う。
それにしても、毎日演奏するって大変ですね…今回は毎日場の雰囲気が違っていたり、参加者が違っていたりするのでおもしろかった。上にも書いたけど、即興色の強いバンドだからよかったのかもしれない。なんかぐぐっと前に進めた感じがします!このツアー(笑)をセッティングしてもらって本当に感謝しています。演奏以外には旅と演奏の両立ということで問題点満載でご迷惑おかけした所もあったのですが、それはごめんなさい。いろんな意味で勉強できて、それもよかったと思います。
今年の初映画はマカロニウェスタン 800発の銃弾でした。スペインの映画村でのドタバタ劇+シネマパラダイスちっくな少年と祖父のメロドラマというような内容。特に狙って行ったわけではないのですが(本当は玉木宏・桜庭和志の殴者を見ようと思っていたんだけど時間が合わなくて、結局見そびれました)、けっこうよかった。ラテン系ならではのベタベタ/グダグダ感がはまった。好きなんですよこういうの…サボテンブラザーズも昔お正月に見たような気がする。けっこうトリビュートカットみたいなのもあるようで、西部劇、特にクリント・イーストウッドファンは必見と思われます。
終わりの収まりの悪さも、まあいいかという感じ。(おじさんは死ななくてもいいと思うんだけどなあ)映画村の受付爺&アトラクションのゆるゆるな日常と、映画村を立て直そうと決起した弾け具合(宴)が楽しくて、それで十分。気前のいいお姉さんがお年玉感をかもし出していてよかったです。単純に得した気分になってしまった(馬鹿)。実業家のお母さんと旦那母もいかにもしっかりしたラテンの女性という感じで描かれてましたが、それもおっかなくてすてきでした。女の現実感VS男のロマンみたいな図式だったかも。うーんグダグダですねー。
それと何となく、ずっと敬遠してたけど今なら見れるかなと思ってパク・チャヌクの2作品復讐者に憐れみを、オールド・ボーイを鑑賞。うわあ、ペ・ドゥナすごい役やってるな…暴力シーンは予想していたほどハードではなかったですが(DVDなので早送りできるし。でも韓国の暴力シーンの撮影は本気でやってるらしいので、殴る場面は本当に痛そうなんだよね…拷問とかすごいリアルだし)、基本的にテーマとそのアプローチの仕方が悪趣味ですよね。
自分はやっぱりもうちょっと力が抜けてて市井の感覚を追求するようなポン・ジュノの方が好きだと思ったのですが、この文句のつけようも無いあざとさ(オールド・ボーイは原作は日本の漫画らしいんだけど基本的な設定→いきなり拉致・監禁という要素しか使ってない。敵役の設定や細かい所は全て創作)、絢爛豪華さに目がくらむのがたまらなくて、どうしても無視できない監督だと思います。というのはやっぱり好きだということなんしょうか…DVDのプロフィールでは理論派で評論家として先にデビューしてるということなので、著書も読んでみたいと思いました。翻訳出ないかなあ。
それにしても、まあ自分はホラー系に偏ってしまうのですが、韓国映画ではサントラにクラシックがよく使われてますよね。ベタなんだけどはまってるのが好き(笑)。なんでだろう。中国にも日本にも無いゴシックな感じが不思議です。儒教・仏教、キリスト教など宗教が深く根付いててモラル的な縛りが強い所がドラマをつくっているような気がします。(思うにその辺にハリウッド→欧米にアピールする通路みたいなものがあるのかな?と思ったり)そこにもひかれてるんでしょう。
そういえばハードボイルドと言えば、年末近くにレンタルして車でかけてた俺たちのメロディ(刑事ドラマのサントラのコンピ)と浅川マキのdarkness1はよかった。沖縄にしては冷えた時期で気分が出ました。浅川マキは若い頃の音源はかわいらしい所があってよかった。もう一枚のジャズ録音で近藤等則がバリバリフリーキーにやってるのには驚いた。ていうか普通に吹いてるのがかっこいいー!けっこうハードなアレンジですね。これがリリースされて話題になっているのを覚えているのですが、その頃は自分にはわからないだろうと聴いてみることもなかったですね。今回もレンタルにあったから聴けたというかんじなのですが…なんというか日本のあの時代のジャズ、欧米には無い存在感っていうのがあっておもしろいですね。歌謡曲の要素なのかな?歌詞の日本語の言い回しとか。私はそういうのは嫌いではないです。
俺たちのメロディでは久しぶりにゴダイゴのモンキー・マジックでしびれたり(やっぱりこの曲はすごい!あとこれには入ってないけど銀河鉄道999の映画版のテーマ!)杉田かおるの鳥の詩(うた)に涙を誘われたり(けっこう悲しい歌詞です…)したのですが、いちばんよかったのはルパン三世愛のテーマでした。私はあんまりルパンは好きじゃなくて終わりのテーマもぜんぜん聴いてなかったし、こんなのもあったのかという感じでしたが、こんなクールな愛の歌を聴いたのは初めてです!こんなの子供にわかんねーよ!(ていうか自分が子供なのかもしれないが…)いかにも歌謡曲という歌詞に切なくなってしまいました…やばい。大野雄二のシンプルなメロディに水木一郎の歌によるバラード。寝床で目を瞑って受け取るおやすみのキスのように(夢)、ひといきに終わってしまうバラードの佳曲です。俺たちのメロディ2巻に収録。
風に髪をとかれ おやすみの口づけを 愛を胸に抱いて ふるえて眠れ いつの日に結ばれる まだ見ないあなたよ この体も 心も贈りたい 昨日から明日へ 愛を胸に抱いて ふるえて眠れ
夜が夢を運び おやすみの口づけを 愛を胸に抱いて ふるえて眠れ 淋しさに涙して いまどこに あなたよ この想いも ときめきも伝えたい 昨日から明日へ 愛を胸に抱いて ふるえて眠れ
| 2005年12月31日(土) |
意味を覆え 俺(きみ)を問え / ロック短評 |
もう年が明けてしまいました。あけましておめでとうございます。ついぼーっとしてしまう。今年もよろしくお願いします。今日はロックのレコ評を点々と。今年は中頃に数カ月にわたってカーステが壊れてCDが聴けなかったのがつらかったなー。去年みたいに大ブームが無かったのもそのせいかしら。ちょこちょこいろんなのを聴いているという感じ。Borisとかゆらゆら帝国とかシガロスとか新譜がいっぱい出たのは嬉しかったです。
BorisのPINKはやっぱり今年一番のヘビロテになった。車に乗るととりあえず一回はかけてる。マブタノウラもよかったけどやっぱりこっちかなあ。思えば2005年はBorisで明け、Borisで暮れていくようだ。ワンマンが見れなかったのは本当に残念でしたが、CDはほとんど揃えてしまいました。あとはアナログ?メルツバウの共演盤はとても聴きたい。
わかったような台詞で感動したがる世界を轟音で塗りつぶし、あえて妄想の方を支援するかのようなこの一枚。前にも書いたけど、オルタナ、ポストロックのスタイルを用いながらBorisのサウンドでやり倒すことによって批評性すら感じられる。パンク的な感覚もあるかもしれない。今回はメンバー自身で録音をしたということで、より彼らのやりたいことが伝わってくる。演奏してる中に居て聴いてる感じがして気持ちいいです。結局いろいろ若い人のポストロックのを聴いてもこの音に塗りつぶされてしまったな。たとえばWEG+MONO聴いてて、うーん甘い…と思いつつBorisのFloodとかat last -feedbacker-を聞き直してしまう感じ。年寄りはやですね。
アルバムの話を。構成はいつものアップテンポたたみかけ→クールダウン→また暴れてって感じで、短い曲を重ねて際限なく盛り上げていく所が毎回楽しみなのですが、今回もすばらしいです。それが高じて真ん中のバラードとかインストをとばしてかけたりする(笑)。最初これエモってやつ?やっぱりみんなやってるのかな…の決別から馬鹿っぽいやりすぎなリフでちゃぶ台返しのPINK→さらにもっとかっこいいオープニングのスクリーンの女→音がつぶれまくりの別になんでもないと行ってドゥームの沈んだブラックアウトを挟んで後半はインスト最高傑作のElectricに2分足らずでノックアウトされ→もっとかっこいい(笑)偽ブレッド→無意味にエロい酩酊ナンバーぬるい炎に携帯の着信音を呪ってみた6を3つ、SEのような曲をつなげてラストの俺を捨てた所と、全11曲47分とコンパクトな所がまたいいです。
いちばん好きなのは偽ブレッド。バターとかリーズンとかブレッドとか朝食アイテムを使っての言葉遊びしながら、ドロドロの地獄の釜のような熱さをもってひきずるようにうねるファンク、というかヘドバンナンバーですね。こういう、頭にカンカンスネアが入るような曲が大好きです(笑)。もちろんバスドラは16分のウラに。朝が苦手な自分にはこういう地獄絵図みたいな歌になってる所に強く共感。
Borisの演奏は特にギターのwataさんのノリが独特でもたったような感じなんだけど、それが最大限に生かされた曲です。サビの所でバラバラと壊れる寸前までもたって、うおりゃという感じで上がって頭でガツンと合わせる間合いが絶妙。変なコーラスが入ってくるのがまた狂ってて笑ってしまう。後日ピンクフロイドの原子心母を聴いた時に、Alan's Psychedelic Breakfastというテープコラージュみたいな曲があって、ひょっとしてこれのオマージュか?と思ったりした。とても静かな曲なんだけど微妙に狂ってる感じ。DVDのHeavy Metal Meの映像作品にも通じる感覚。
Borisは長尺のインストものや音づくりはすごい凝ってるんだけど、特に大文字BORIS名義で出す曲の曲そのものは、シンプルでキャッチーでかっこいいハードロックです。最後の俺を捨てたところなんてアニメの主題歌になってもおかしくない感じだしな。リフもどれもお約束!くらいにありふれたフレーズで、それがかっこいいんですよね。なんでだろう…またドラムのフレーズとか楽器使いがおもしろいのも収穫だった。ドラムはこれがいちばんかっこいいですね。
歌詞がその熱いロックサウンドとは対照的にシュールで意味不明なのが好き。今回はもうちょっとラフでなぐり書き的で軽い感じになってるのがよかった。言葉遊びは、音と表記で意味を分けて混乱させてみる、みたいな感じ。あとは英語の語感で言葉選びをしてたりとか。今日の題も俺を〜の歌詞のフレーズで、「きみ」と歌ってる所が全て「俺」と書かれていて、歌詞カード見て初めてそれに気付くという仕掛けになっている。こういう所でも妄想をかきたててくれて(笑)おもしろいです、
Shaolong to the Skyの1st月の陰から。これもピンク色のアルバム。知り合いの出したものということで、他のと一緒くたに語るのは難しい所ですね…ライブもずっと行ってないのでどうなんだろうと思って買ったのですが、やっぱりかっこよかったですね。ほぼ全曲聞き覚えのある曲でした。最初からラブラブの待ち人、Re:songときて、3曲目ー5曲目とマイナーの曲が続いて泣かせにかかる流れの所がお気に入りです。白いノイズがいいんだよなー。悲しい曲だけど。
あとけっこうヘヴィなロックサウンドなんだけどたんたんとしてて、歌詞が日記みたいな(笑)雨曝しが彼らの日常風景を歌った曲で、ぜひ聴いてほしいと思った。この曲は大好きです。そういえばRe:songは沖縄の海のことを歌っていて、私はずっとリーフ・ソングだと思っていて、歌詞だけじゃなくて潮風を感じるメロディだと思うんだけどどうだろう。またつむじ風とかテーマ曲のShaolong to the Skyの台風パワー(笑)みたいなサウンドが沖縄的かもしれない。スタジオ録音で聴いてもかっこいいなー。
春頃かな?DVDマガジンでライブ映像が入ってて、その一曲にどうしようもなくひかれてしまったフラワーカンパニーズ。それはこの深夜高速という曲で、これが今年のヘビロテ曲ベスト1になるのではないかと思います。何度聴いてもいい曲。インストのギターから何から飽きない。シンプルな歌詞なのでもう覚えて歌ってしまえるんだけど。
でマキシシングルと東京タワーを買って、しばらくして飽きたと思ったので売ってしまった。深夜高速と口笛放浪記を編集CDRに入れて聴くくらいで忘れてたんですが、この前TSUTAYAで吐きたくなるほど愛されたいを借りて聴いてまたブーム再燃、これ名盤ですね。東京タワーもいいけどこっちの方がヘヴィでぜんぜんいいと思いました。タイトルがストレート過ぎて(笑)よけてたんだけど、聴いてよかった。レビューを見ると、事務所の契約問題とかいろいろ辛い時期でそれが出ているアルバム、ということなので善し悪しかなあ…辛いのは嫌だもんね。
まあ、歌詞は暗くてヘヴィで重いのが多いんだけど、とにかくハードでかっこいいロック!最初の白目充血絶叫楽団(このタイトルすげえ・笑)でガッチリとつかまれます(笑)。そして2曲目の人間爆発で夜の底に突き落とされて。さよならなんてこんにちはと愛してるを足して5で割ったようなもんだろう?思い出なんて招待客しかいないコンサートみたいなもんだろう?この闇の向こうに何があるかなんて全く興味ない、でもここにいたって何も起こらないことくらい十分にわかってる…腹が減って腹が減って腹が減ってグー!
このボーカルの声が大好きだなあ。甲高くて若々しいんだけど、それがまた痛くて楽しくて。この声だからストレートな言葉も押し付けがましくならないんじゃないかなと思った。それにしても同じ言葉を何度も、今初めて口に出すみたいに渾身の力で叫ぶって、とてつもないエネルギー。それにうたれてやっぱりまた泣いてしまって、今年の泣き納め(笑)をしておりました。
今年はブルーハーツを聴き直したり、遠藤賢司さんに出会ったりと、ロックの原型みたいなものについて考えさせられたりしたなと思う。そういやスマパンブームでもあった…スタイルとしてはそれぞれ違うんだけど、共通点は歌詞がシンプルなこと!語彙が中学生程度と言うか(笑)。うーん心が中学生?フラワーカンパニーズに文字どおり中年中学生という曲もあるけどね。んー、こういうのに共感しまくってる自分って、本当に中身は中学生だなと思う。それも男の…思春期なんだと言ってやれ。
でもそれで何か語るというのは実はとても難しいかもしれない。それで何曲もつくっていくというのは。フラワーカンパニーズは特にロックバンドの中でもストレートというか、純情度?が高いと思う。三十路越えてそのねじれの無さ、純粋さを保つというのはなかなか難しいことだと思う…いや、深夜高速の歌詞の、歳を取れば取るだけ透き通る場所っていうのがどうしてもあって、それは透き通っているからといって価値のあるものでもなく、つらいから手放せばいいのに捨てることができないものがあって、あーあと思いながら抱えてるしかない。それに傷つけられて、痛いことがあっても。その必死さの、滑稽なさま。
なんだかんだ言ってまだ生きてる、明日も生きようよ、というようなことをずっと歌っていて、生きていてよかった、とか今日も頑張れよというそのまま見ると陳腐なフレーズをロックの歌詞として、全力で歌うというスタイル。これ以上わかりやすくしようがない言葉をどうやって伝えるのか、ということを考えさせられる。この言葉をどういう歌い方で歌って、どんな音で支えるのかとか。特にこのアルバムはバンドサウンドもこれしかないんだっていう感じ、ブレの無さっていうのが伝わってきた。
他には疲れたからゆっくりやってみようか、っていう春の手前(これも歌詞がとてもすてきで、手紙を書いてみよう、あて名のことなんて考えないで、とかいう所が大好き。この日記ってそういう気持ちで書いてるかも。はは)、また生まれてくる生命に向けて歌った少年とか、最後の君に会いたい、もういちど一緒に暮らしたい、と短いフレーズをくり返しくり返しつぶやくように歌う遠い空などなど。(これは歌ってるのが本当の中学生でも泣いちゃうかもしれないなあ…)これからまた何度も何度も聴くんだろうなと思う。
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