過去日記倉庫(仮名)
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フリフリのおれ的わたし的ベスト2007はこちらより
| 2005年07月23日(土) |
Turanga / Mats Eilertsen |
今日も暑いです。新しいことができそうな、なんだかいいことありそうな(byゆらゆら帝国)晴れっぷりですね。実際外に出ると溶けてしまいそうだけど。YUKO NEXUS6という方の歌ものアルバムSONGBOOKがほしいのでどうにか入手方法を模索中です。カード持ってないので海外通販は無理。ふつうにお店に注文とかできるのかな?
先日はECMの格調高いアルバムに小学生並みの感想文をつけてしまい、今読んでもあーあって感じです…すみません。いちおうこんな感じでメモっておいて後でもうちょっときちんとした感想を書こうとは思っているのですが。ああいう感覚を呼び起こすものを探りたい。たぶんピアノの奏法もいろいろ工夫されていると思うんですよね。最近買ったピアノ教本でもうちょっと勉強しよう。
それにしてもこのシャンドールピアノ教本は細馬宏通さんのブログ(6/2のページ)で紹介されてる所からとてもよさげで、本屋で立ち読みした時もしびれまくり。画像満載の奏法テキストなんですよね。しかも上級者向けみたいなんだけどすごいおもしろいです。メンタリティの問題も扱っていておもしろい。ピアノの好きな方はぜひ。量が多いのですがソフトカバーなので持ち歩きしやすいと思います。楽譜みたいでいいな。いろんな所に持って行って読みたい。ギターとか弦楽器とか打楽器でこういう本は無いのかなあ。やっぱりピアノってすごい楽器なのだなと思いました。
さてこれも今はメモ感想しか書けない感じなのですが、大好きでよく聴いています。実はこれがベスト2005なのではないかと思っています。地味ですけどね…同じ北欧でもAtomicとかCrimetime Orchestraに比べて(推定)そんなに話題になっているわけでもないんですが、雑誌After Hoursのコンピに入ってる曲があまりによかったのでオーダーしてみました。
この曲がSweet Snowflakesっていう題名で(すでにここで決まっているようなものですが…うっとり)、鼻歌みたいな和みのメロディの曲なんですよ。日本人がつくってるの?って感じ。オーソドックスな2ビートです。スネアのブラシの音がまさに雪の踏む音で、でもゆるいスピードでレゲエのフィールさえ感じるようないい曲なのでした。雪景色のレゲエというと佐野元春さんのクリスマス・ナンバーを思い出す(古い?レゲエにくわしくないもので…)のですが、寒い所にいるから暖かいものを大事に感じられるような、そういう曲でした。
これはノルウェーの若手ベーシスト、Mats Eilertsenのリーダーアルバムです。編成はサックス、チェロ、ドラムの変則カルテット。チェロがErnst Reijsegerという方で大フィーチャーされててすごいなと思ったのですが、調べてみるとClusoneとかICP Orchestraなどで活躍されているのでした。あーすごく有名な方だったのですね…東京に行った時に棚を探してみたのですがソロアルバム(というかこの方のスペース)が無かったのでどんな方なのだろうと思ってました。
それにしてもソロからバッキングまでずっと耳を離してくれない方です。おそろしい。いきなりウードの音とか出してるし…ライナーではJim Black(ds)のグループPachoraなんかが引き合いに出されていましたが、やっぱりまんまウードのダファー・ヨーゼフを思い出しました。似たフレーズ出て来たし。それを囲んで若い方が頑張ってるという感じに聴こえました。アーティストのエゴのぶつかり合いといった殺伐したものではなく、フリーではあるけど協調的なとても穏やかな(というか皆さん目がはあとになってるような…)雰囲気を感じて好感が持てました。
ということで、ノルウェーの方は遠慮深いのだろうか?ベースの方のソロとかとてもいいのに端っこで聴こえるよ…音も小さいし。この方はギターのヤコブ・ヤングと共演しているというので聴いてみたいと思います。ヤングさんも前に頂いた編集CDRで1曲聴いたことがあるのですがとてもよかったです。ドラムも特にソロとかは無いのですが、音がとても好き。カウベル(たぶんひもで下げてる)の使い方とか、合わせ方などを聴いています。あー自分はこういうふうにやりたくてやっていたかも、と思わせる感じが不思議でした。先日紹介したA Year From Easterもなんですが、ドラムのその場に居る居方みたいなものについて考えさせてくれる音。ソロ演奏でも演奏そのものよりそういうことを考えながら聴きたい気分ですね。
木曜日ですが、とてもいい天気だったのでのろのろ走りたいと思って早めに出ました。こだま和文(tp)さんのIn the Studioを聴きながら、あまりに明るい空を眺めていた。沿道の抗議メッセージの幟旗が新しくなっているのに気付く。真新しい赤。強い日光と潮風でひと夏もたずに色あせてしまう。どんなに暑くても、ひざしがまぶしくてもまっすぐ見えるようにいつも新しい赤、そして黄色でなくてはいけないのかな。
アルバムはリハーサルをモノラル録音したものだそうです。音悪い〜(笑)。それがすごく楽しい。演奏も流してるような感じで、すっきりしてて出勤前にいいな。オリジナルの曲は泣かせながらも凛々しいメロディがすばらしい。朝日の当たる家は夏になるとなぜか聴きたくなる曲。いろんな人がやってるのを聴きたい。ジェンカが意外によかったな(笑)。うわせつないわ〜とつぶやきながら聴きましたよ。
ポール・デズモンドのスタンダードtake5はやっぱり5拍子じゃない。スカとかレゲエって奇数拍子が無いのかな?Jazz Jamaicaのヴァージョンも普通にやってましたね。家に帰って久しぶりに聴きました。画像のアルバムではなく事実上2ndアルバムが国内盤として出たものを持っています。この1stのSkaravanは持ってないんですよね。聴きたかったなあ。でも持ってるThe Jamaican Beat-Blue Note Blue Beat vol.1も好き。チュニジアの夜とかモーニンとかどスタンダードがいっぱい入っています。いちばん好きなのがホレス・シルヴァーのSong For My Fatherで何回聴いても泣ける。(参考までに花房浩一さんのサイトよりライナーの文章がありました。こちらです。)
リハなのであんまりごちゃごちゃやってないっていうのもあるんだろうけど、なんかこだまさんの音質もあって、ものすごくストイックな雰囲気。山原をのんびり走りながら、うんうんすてきだけどもうちょっと力抜いても、遊んでもいいんじゃない?と南国気分が出て来てしまう。へへ。で最後のBe My Babyがキュートでよかった!これがいちばん好きだ。ロネッツのオリジナルもかわいいからかなあ。ちょうど職場に近付いて細い農道を通っている所で海に向かいながら走ってた。セメントミキサー車についてのろのろと。沖縄のミキサー車はしましまが入って色もおもちゃみたいなんだよね。ミキサーの所がゆっくりまわって、遊園地の乗り物みたいだな〜と思った。
去年の夏はフィッシュマンズを聴いて今年はこだまさんなのかな〜などと思いつつ、夜にTSUTAYAに寄って新作借りまくり。せっかくなのでbonoboとかMice Teethとか。あっキセル忘れた…でやっぱり浜田真理子ライブ(浅川マキの朝日楼が入ってる)やら加川良やら選んでしまうというのは、やっぱりまごうことなきおばさんであるなと思った。失礼ですかすみません、でもすごく聴きたくなったんですよね。
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帰りは満月だった。これもまたあまりに明るい月だったので、ちょっと海に寄って眺めてみた。角度的に真ん中にあって絵のようでしたね。夜はやどかりが見えないからさびしいなあ。やしがにもいます。すごいですよ。波の音と一緒にさわさわ音がするので何だろうと思ったら、無数のやどかり、やしがにとかそういう小さい生き物が歩いているんです。やどかりって肉食じゃないんだなあ。うち上げられた魚には蝿がたかっているだけ。この前見た短編映画で海に行った男の子が溶けた犬を見て驚愕するんだけど、私も数日前にこの海で見ました…きれいに溶けていた。自然の摂理というのは見事なものですね。骨はきれいだったな。
Christian Wallumrod(p)(まだノルウェー語の表示ができません)のA Year From Easterを改めて聴く。これは御茶ノ水のディスクユニオンジャズフロアにて、純粋にpopを見て選んだんだけど、先に買ってたSusanna and the Magical Orchestraのスザンナさんのお兄さんであるというのが後でわかってびっくりした。顔写真もあるけど似てない…でも音楽的な感性はやっぱり近いものがあるのでは?と思いました。どっちかというとこっちの方が好きですが、両方ツボだなあ。2005年ベストに両方入るんじゃないかと思ってます。
うーん、ぐぐってみると感想があんまりなくてさびしかった…ECMファンの方にはあんまり人気が無いの?なんというか素朴なんですよね。ピアノの音もそんなにきれいじゃないし、曲も凝ったものではない。あんまりエレガントじゃないんですよね。私はそこが好きなのですが。国内盤を買ったのにライナーにがっかりさせられました(あれはフリーペーパーとかだと許せるけど、お金を払って読むようなものじゃないなあ、正直言って。そんなに愛を感じない文章で不満)がgrinningtrollさんのページがちゃんと最初にヒットしていました。ああ、よかった。しかも詳しいことがわかって嬉しかったです。やっぱりいいなと思ったらご本人にいろいろきいてみた方がいいんだなあ。ありがとうございました。
これはとても好き!とてもいい!と思っているんだけど、他の方が聴かれると、えーこれーって思うかもしれません…この頃音楽の聴き方が変わってきていて、作品のコンセプトとか出演者の技量に学ぶっていうよりも、その音の空間の中に自分を置いて居心地がいいか、インスパイアされるかで決めてるような気がする。より直感的/感覚的になってるような、もっと音楽を細かい単位で見ているような(コーラスごととかフレーズというより音響とか、その音自体の質感とか)感じがします。今はフリーテンポ、ノンビートの音楽の方が好きだしなあ。
そんなに聴き込んでいないし、非英語圏(特に北欧)の音楽にはまだまだ疎いのでよくわからないのですが、おもしろいです。情報量は少ないんだけどいろいろ考えさせられる音楽だなと思う。バッハが好きだということで、そのスタイルでつくられた曲もどこかこの方らしく?歪むような瞬間があっていいですね。やはりtpの方のとてもなじんでいるように聴こえます。このtpの音がすごい。広告にあったように尺八というか笛にしか聴こえない時があって驚きました。ドラムが無造作で好きなようにたたいてるなーと思ったらやっぱりドラムだけ決めてなかったりしてるんですね。柔らかいtpとシンバルの弓弾き、ヴァイオリン、ハルモニウム(アコーディオンみたいな楽器)と、限りなく似ているけど触感が微妙に異なる音が重なった所がとても美しかった。
ちょうど小川未明の童話を読んでるからなんでしょうか?変なイメージが湧いてしょうがなかった。なんか妖精とかおばけの森で、人間の音楽をやってみようか、って演奏してるように聴こえた。あそこの家で聴こえたピアノがとてもきれいだった、あんなふうにやってみたい、人間の音楽っていいねって言いながらやってるような…うわ〜なんかこれも失礼かも。でもこの方のピアノを聴いていて、子どもの頃にピアノを弾いてた感覚を思い出しました。左端の低音の鍵盤をごんごんやったりとか、とてもゆっくり力を抜いて打鍵してみたりとかしてて楽しかったな。ペダルも踏んだり離したり、なんでこんないろんな音がするんだろうって思ってた。そういう原初的な感覚を呼び起こす音でした。私にとっては。
小川未明の赤いろうそくと人魚を改めて読んだのですが、北の海の話だったのですね。人魚は南の方にばかり住んでいるのではありません、と始まる物語。身重の人魚が陸を眺めながら人間の世界を思っています。人魚は暗くて冷たい海に住んでいてさびしかった。人間は魚よりも獣よりも美しくて優しいときいているから、自分の子どもはそういう所で産んで、明るい陸の世界で人間に育ててほしいと望んでいました。
ある村の老夫婦に拾われた女の子は恩を返すためにおじいさんのつくるろうそくに絵を描いて働いた。人魚が描いたからなのか、それはとてもきれいでそれを灯すと海の荒れも止み、事故も起こらないという効力も持っていました。ろうそくは売れて娘の作業がつらくなってきて、さらに南からやってきた香具師の入れ知恵で、身売りされることになってしまいます。老夫婦は金に目がくらんで娘を思いやることもなくなってしまっていました。
そして恐ろしいことに、娘が最後に赤く塗ったろうそくを灯すと必ず海が荒れ、人が死ぬことになってしまう。ろうそくを見ただけでおぼれて死ぬので皆がそのろうそくを疎んじ、近くのお宮も鬼門にしてしまうのですが、赤いろうそくはどこからともなく現れ、とうとう村が滅んでしまうことになってしまいます。うーん、なんというか、ほとんど怪談みたいなお話だったのですね。他にもいろいろ悲しい話とか悲しくないけどきれいで不思議な話とかありますが、これがいちばんいいかなやっぱり。酒井駒子さんの絵本で出てるというのでほしいんですよね…
脱線してすみませんでした。なんというか、そういう人間ではないものの人間への憧れ、みたいな感覚を受け取ったものでつい連想してしまいました。妖精でなければ、幽霊とかそんなもの…ああ、生きていた頃にこんなものを聴いたね、どんなだったかな、ってやっているような。自分のそういう気持ちを言い当てられているだけなのかもしれないけど…ちなみに妹さんのユニットのアルバムを聴いてる時もそんな感じを受けて、通じているのかなあと思った次第です。どうだろう。なんか、人間よりも透き通った、という感じの薄い気配なので、ライブではどうなんでしょう。とても興味があります。
| 2005年07月21日(木) |
思い出す力 口から / 音の力 |
Merzbow"FROG" Remixwd and Revisitedを聴きながらうろうろ歩く。やっぱりノイズだね…オリジナルを知らないので何なんだろうと思いながら。リミックスってオリジナルの音を使ってないの?どれなんだろう…とは言え、聴いていてもなんとなくこれは好み、これは好きじゃない、とかなんか印象に残るというトラックはあった。うーん何が違うのかなあ。
初めて聴くpitaはなんかパワフルでうっとおしいね。やけにオセンチな曲もあったな…ノイズで切ないって(笑)なんだろう、コード感があるってことかな?Fenneszはやっぱりノイズだけどさわやかで音楽的な感じがしました。bORISはやっぱりいつものサウンドなのね、とか…でもやっぱり引き込まれたのがMerzbow自身によるトラックだったなあ。やっぱりただの音じゃないんだあれは。電子音なんですよね、それが生き物の声に聴こえてた。それを一心に聴いていた。暗い坂を昇りながら。
やっぱりタワレコに行ったらCD買ってました。もう行きません!行けないよ…(涙)でもこだま和文さんのアルバムIn the Studioがあってよかったです。あとやっぱりECDさんの例の裁判沙汰になった落書き公園のジャケの失点インザパークは買いたいなと思って棚を見たら無かったよ!3枚くらいあったのに、売れたのだろうか…そうだったらいいのですが。ていうか2枚しか無かったよ。ECDって売れてるんだなあ。1枚は前に買ったのでFinal Junkyを購入。リンク先はontonson内のページです。実はここを見てDVDあるのか買おうかなと思っていたのだった。ちなみに検索してもアマゾン、HMVはひっかからなかった。円盤では在庫無しでした。
これはSession Impossibleの直後くらい、去年の年末に出たもののようです。10曲入りで1400円ちょっと。気軽に買えてだらだら聴けていいです。歌詞?カード見たらすっごい暗い内容でびびりましたが、なんとなく聴けてしまうんだよね。不思議です、というかやばいのかしら?サイトで視聴できる1曲目がいちばん好きかな。子どもの詩みたいでいいなと思う。2曲目はイリーガルな世界の話だねたぶん。あと人生数え歌とか東京を戦場にとかヘビイな曲もありで、音で聴くECDIARYだなと思った。というかこういうふうに日常のあれこれを作品にしていくんだなと想像できておもしろかったですね。
ECDVDに出て来た渋谷宮下公園のライブはやっぱり集会の映像だったんだな。見た感じ日曜のフリマの一角でって感じだったんだけど、なんとなく緊迫感はあったかもしれない。確か自衛隊イラク派遣に反対する集会じゃなかったっけ。すごいハードなテーマですよね。サウンドデモっていうのがある、っていうのは前々から友人から聞いていて、サウンドシステムを積んだ先導車に付いて若者が踊りながらデモってるらしいということで、へーそういうのもありかーと思っていました。たぶんかかってるのはヒップホップなんだろうなというのも想像ついたし、それなら渋谷界隈ですよね、というのもわかりました。あと渋さ知らズみたいな生演奏派もいるって聞いたことがあるんですが、本当にいるのかな?
割とそういう集会には行き慣れているのですが、デモは好きじゃないんですよね。シュプレヒコールが好きじゃないんだと思う。どんなスタイルであれデモに行くのはどうかなーとは思うけど、町の風景としてはあってほしいというわがままな(笑)人間です。集会ももっとあっていいんじゃないかと思います。いろんなテーマで。デモって表現だからね。東京の人って落書きとかデモって違法だと思ってるのがときどきいるのが不思議だった。まあ迷惑だったり危なかったり届け出が必要だったりするけど、違法ではないですよね。でも最近いろんな所で空間的に集会を忌避するようなつくり方をされることがあって、特に学校はひどいです。建物を新しくつくったり改築する時にごっそりそういう空間をつぶしてしまったりしてます。
この音の力<ストリート>占拠編はそのサウンドデモやヒップホップに関するインタビューが載ってます。ECD、イルリメさんのもありますね。実際にどう活動しているのか、どう考えているのかっていうのがわかっておもしろかったです。ECDさんの掲示板を読んだことがなかったので読めてよかったです。まあこれ読んでも別に自分もデモやりたい!とは思わないんですが…実際にやってる現場の話はとてもおもしろかったです。デモでかけてよかった曲のコンピとか出たら買ってしまうかもしれないな(笑)。聴いてみたい。またスタイルについての考え方、デモとかそういう活動で儲けちゃいけないの?とか、ポリシーとか言うよりとにかく暴れたいんだよっていうきわどい部分もやっぱりあって考えさせられましたね。
その他にも名古屋のパンクのフリーライブの話とか、神戸の市役所前記念集会の話とか、音楽がテーマなんだけど社会的な内容になっています。自由に表現したいというアーティストとしての側面と、一定のポリシーを主張したいっていう活動家としての側面の相反する衝動のせめぎあいが興味深いというか、まちがった/まちがってる所もあるんだろうけど、なんかどうにかしたいっていう気持ちの中で試行錯誤していく方々の話がおもしろいです。自分が通ってた大学の学生会館の話も載ってて、取り壊しの最後のライブに出演されてたシカラムータの大熊ワタルさんが書いてるんだけど、関係者のコメントが古い世代で止まってるっていうのが切なかった…でもそういう感傷をよそに最多出演でその場を支えていてくれた灰野敬二さんが率直なコメントを寄せているのがよかった。やっぱりこの方はすごい…まあ、終わるべくして終わったことなのか。
ECDさんの話に戻って、題もやっぱりここから。カレーの話なんだけど、あー古典文学にあったよねそういうのーマドレーヌを紅茶につけるのーと、それから後が思い出せません(笑)。だめだこりゃ。プルーストでいいんだっけ?あーもういいわ。カレーで。このアルバムは演奏にはイリシット・ツボイさんは入ってないみたいで、たぶんあのキーボードの鍵盤を押しながらしゃべってるのかなあ。ECDIARYでセッションの時ドラムの久下恵生さんが、アクションがあって合わせやすいと言ってたっていうのを読んでそうかもねーと思った。それで一瞬出してる独特のブランクというかタメてる間も、聴いてるとちゃんと均等になっててECDのグルーヴになっているようだった。
それであんまり場面展開とか無くて、けっこうだらだら平板な感じがむしろ自分にはよかった。1曲インストの(笑)鼻歌サックスもいいです。いいなあこれ。最後の曲はワンフレーズで通してるんだけどこれはずっと生でしゃべってるんだろうか?ひとつひとつ押してしゃべってたらすごいな。(というかループだったら嫌だわ…)東京を戦場にっていうのは東京に原発を!のアレンジなんだろうけど、うーんリアリティはあるけど、東京のリアリティだね。浅井健一もときどき、平和で皆が愛し合う世界に住むのは僕は耐えられないだろうと歌ったりするけど、戦争というものがどんな意味であれ、比喩でしかないんだなと思った。もちろんものの例えなんだけど。素朴に、本当に単純に軍用機の墜落とか流弾を心配しなきゃいけない場所に戻ると、それが遠い世界のことのように思える。東京のようなストレスも勘弁だけど、やっぱりこの状況は異常だよなと改めて思いました。
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