舌の色はピンク
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2022年06月07日(火) 少女漫画はミステリ、桃鉄難点

晴れ。
夜は雨が降るらしいけど
とりあえず晴れてるから洗濯して外に干した。

起床は7時20分、トースト焼いて食べて、
弁当はガパオライス。
腹が減ったと朝食後にねだる妻に、
ガパオライス一口だけやった。


退勤後妻に電話をかけてみると、荻窪にいるという。
橋で待ち合わせよう
という一言が気に入って、OKストアに寄った後に
神明通りの橋で合流し、一緒に帰った。
なんだか昨日あたりから元気が出ないのだという。
コレという理由のある落ち込みではないらしい。
僕は今日読んだ少女漫画を紹介してやった。
もとより、少女漫画というのは物語の構造に
ミステリーみたいな仕掛けがある。
男女の恋愛関係がはじめから結ばれていたら物語にならない。
そこに葛藤や焦燥、克服などを盛り込むため、
「すれ違い」というシチュエーションが設けられる。
それによって
 あの人は私のこと好きなんだろうか、
 もっと他に素敵な人がたくさんいるわけだし…
という心理が展開がされていって、

最終的に
 実は…
と謎が解き明かされるカタルシスが待っている。
このパターンはほんと多い。
少女漫画作家たちはミステリでいうトリックよろしく、
すれ違いの新ネタを日夜編み出しているのです。
今日読んだのもそれ系だった。
主人公には付き合いたての彼氏がいる。
彼はもともとモッサリしてた地味男だったが
彼女のためにファッションの勉強したり
プレゼントをガンバッたりしてるうちに垢抜けてきていて
今ではすっかりイケメン化して女子が寄ってきたりもする。
でそのなかでも特に仲良くしてる女子が気にかかり、
主人公はやきもきしたたままお互いすれ違って、
とうとう、私たち別れよう…と切り出しまでする。
そこで男が言う。
 実は…。
 あの女の人は…お前が思ってるような関係じゃない。
 あの人は、…………バイト先の先輩だよ。
えーおいおいおい。
 そうだったんだ…。
主人公もアッサリ納得しちゃってるし。
で抱き合って仲直りして終わり。
いや、これなんも事件解決してないし…
なんだったら始まりじゃないのか。
あと全く回収されてない伏線もあったりして。
中盤でこの二人は旅行に行く。
海が目の前に広がる部屋で彼女は彼に、
よくこんな素敵な旅館知ってたね、と言って褒めちぎる。
しかし彼は気まずそうに、
 あ、ああ、まあな…
という、たどたどしい答え。
…この反応の真相には全く触れられないまま物語は終わる。
不穏すぎるだろ…
ていうか絶対先輩とできてる…


夕飯は肉じゃが。
ごま油で玉ねぎ炒めて人参と豚コマ加えて
しらたきとじゃがいもも足して
チューブ生姜入れて水とめんつゆと醤油とみりんで煮込んで
っていうスタンダードなもの。めちゃうま。
今日は寒かったから冷えた身体が温まること。
ご飯のお供に添えた焼き鮭もいい仕事してた。
ベストな夕食。


なおも気分がすぐれないという妻に提案をした。
本人も気づいていない潜在的な欲求を見抜いて
提示してやるのは得意なのだ。
僕は桃鉄の一人プレイを勧めた。
妻もこの提案にはノリ気で、ウキウキとプレイし始めた。
しかし途中途中、プレイヤーである妻も
後ろで見ていただけの僕も
ゲーム相手に苛立ってしまった。
理不尽な不確定要素が多すぎる…
もともとシリーズにあった批点を
さらに悪化させたみたいなずさんさが目立つ。
こんなのがシリーズダントツの売上を叩き出したというのは
時宜に適していたというほかない。
運の要素が強まるまではまだいいとして
そこに説得力がねえっつか。


21時半過ぎ、抹茶オペラを食べた。
美味い。日を追うごとに美味しくなっていくようだが
これで食べきった。


入浴後、いつぞやのおいしーいお茶甘いやつを淹れて飲んで
本日の活動を締めた。
悪くない一日だった。
いやうそ。
書きものが進まない限りは精神的に充実しない。
1時間以上割いたのにろくろく進まんかった…。


イディッシュ民話、今夜読んだのは
以前読んだアラブ民話とほとんど構造が一緒だった。
こういう被りもあるんだな。


2022年06月06日(月) 当たり前自体をやめろ、仕事忙しい、思い出し笑い

7時起床。夜の間は眠れている。
雨。大雨。やば。


朝、NHKで子育ての新常識みたいな特集で
昔の当たり前と今の当たり前は違う?
みたいなん言っててあぁまたか…と。
「令和の常識!」とか「当たり前は変わっていくもの」
とかじゃなくて、
当たり前って考え方自体をやめましょうよね。
あほらしいと思った。


弁当は角煮の残りを詰めただけ。
いやー美味しかった。
冷めてても美味しい。驚いてしまう。


久々に仕事が忙しい。
突発的にどかーんと大量の仕事が舞い込んだのだが
これを育休前に終わらせようとすると
かなりのテンヤワンヤで
そのテンヤワンヤをこなしてやるぜってつもりで
本気出した。
懐かしい感覚。
バサバサ仕事片付いていく。
かえって普段のバカバカしさがあらわになるな。


夕飯は昨日の残り、ヤンニョムチキン。
キュウリの漬物も。
これに加えてスープを用意した。
角煮を下茹でした際の茹で汁をとっておいたので
それをベースに
余っていた小松菜とキャベツをかるく煮て
塩こしょうといくらかのスパイスで味付け。
まあ、美味かった。


今日は昨日のアルマジロの動きを思い出しては
笑ってしまった。
しかし妻からすると、
たしかに可愛かったけれども
やっぱりかわいそうになってしまう、
との感想に終始するらしかった。
まあな…
でも僕はこの先何年も思い出しては
にやけてしまうだろうな。


イディッシュ民話、
王様とか領主の息子とか出てきて
民話らしくなってきた。
領主は自分が殺そうとした息子たちが
その後国の王と副王となって会いに来て
結局首をはねられて死んだ。


2022年06月05日(日) 川崎水族館、オムツ購入、惣菜祭り

7時起床。
眠れるようなってきたので今朝は寝ていたかったが
妻たっての希望で起きた。
朝は曇りぎみ。
休日トーストを作り、食べ、
すぐさま洗濯に乗り出した。
こまごまと雑事をやっつけ、
シンク掃除もこの時点で済ませてから
南荻窪図書館に行き本を返却し、
新たに本を借りたかったが目星つけていたものが置いていない。
調べると西荻図書館にあるようだった。
OKストアで買い物を済ませ、
炊飯器だけセットして西荻図書館へ。
南荻窪図書館よりちょっとだけ大きい。
目当てであった本は、手にとってパラパラとめくってみると、
俄然興味がしぼんでしまった。
代わりに小説を一冊借りた。
あと赤ちゃん用雑誌。
二階ではリユース品を配布会をしていた。
児童向けの本だけ。
絵本が山ほど積んである。
でも今のところは用はないかと、見送った。


昼飯は昨日仕込んだ角煮を丼にして、サラダもつけた。
めちゃくちゃ美味い。
やば。
昨日4時間くらい煮込んだからトロットロだし
調味は出来合いだけどこれが抜群。
白髪ネギと合うこと合うこと。
今回試しに辛子もつけてみたらもう絶頂。
幸せを堪能した。

12時半過ぎ出発。
川崎の水族館へ。
これが出産前最後のデートとなる。
産まれたらもうずっと二人でのん気に
お出かけなんかできないだろう。
荻窪から東京駅で東海道本線に乗り換え川崎駅へ。
この駅に降り立つのはかなり久しぶりだ。
15年ぶりくらいか。
とくに感慨はない。
とろとろ歩いて目の前のビルへ。
目当ての水族館…カワスイは10Fにある。
10Fにある水族館とはなんとも期待できそうにはないが、
着いてみると変哲はない。
新しくはある。
この水族館、前評判は決して高くはない。
オープンからしばらく、かなり品質が低かったらしい。
代表的なのが、魚の紹介、説明が水槽周りに一切なく、
QRコードからアクセスしなければならないこと。
そのほか接客態度に難があったり、案内がよくなかったり…
とガッカリクオリティが続いたあげく、
そういった悪評判を払拭しようと、
去年あたりに事業再生計画でテコ入れされて、
以来は持ち直してきてるようだ。
実際どうかといえば、魚の説明についてはイマイチ物足りない。
QRコードは今でも生きてはいる。
しかしこれは最悪だ。
せっかくの「水族館」という体験の現場感が
バッサリ断ち切られてしまう。
館内にはヒーリング系のBGMが流れ、かつ、
動物や虫の泣き声がスピーカーから聞こえてくる。
なんじゃそりゃあ。
一方ではプロジェクションマッピングで動物の影絵を見せてたり…
「地元水族館のガッカリクオリティ」と
「意識高い系の最新技術」が
ラーメンと生クリームの組み合わせのように
互いを悪く引き立たせている。

それでも楽しむことはできた。
メインの淡水魚にはいまいちノレなかったものの、
なぜか飼育されている魚でない動物たちが見ものだった。
トッケイヤモリにはビビった。
大きい。20cm以上ある…。
ヤモリって家に出るサイズで捉えてたからビックリ。
トッケイ、って鳴くらしい。ヤモリ鳴くんか。ビックリ。
グリーンイグアナかっこよかった!!
デカイ。かっちょいい。しっぽの長さにびびった。
アルマジロが走ってる姿も見られた。
ずーっと走ってた。狂ったようにぐるぐると。
出入り口に向かって横に往復してたし。
カピバラさんも間近で見れたし、
ナマケモノが縄を伝っていく動作もじっくり観察できた。
全体的に、客が少ないので(客が少ないので)
他の園ではまずじっくり見られないような人気者が
たっぷり観察できてよかった。
ほくほくと施設を出た。

妻はお疲れ。
痛んでるのは腹じゃなく足だということで、まだ安心。
それから、昨日もそうなのだが
妻は臨月を前にしてかなりの頻尿となっている。
したがって何かにつけトイレ休憩を挟まなければならない。
川崎にはかなり多くの店があふれてもいたが、
同じビルのケユカにだけ寄って、何も買わずに出て帰路。

荻窪に着いてから、どうしてもカフェで休みたいという。
電車で座りっぱなしであったし
こっからもバスで座れるから
休まなくてもいけるんじゃないかと思われたが従った。
駅前のサンマルクカフェで、
飲みたくもないアイスティーを頼んだ。
二人で700円。
お茶代としては別に高くもなんともないが
飲みたくもないアイスティーのためにと思うと手痛い…
全然飲みたくないアイスティー…アイスティーもかわいそうだ…
ただ妻は休めたという気分になれたようで、甲斐はある。
そして夕飯どうするかの会議をした。
今日は外で食べてもいいというつもりもあったが、
どの飯案も妻にとってはベストにならないようで、
インドカレーもない天ぷら屋でもない
なんやかやと悩んだ挙句、
こういうとき人の潜在的欲求に敏感な僕は
一つのアイデアを与えてやった。
ルミネ地下街の惣菜コーナーで好きなものを買い、家で食べる。
この案には妻は感動していた。
その手があった、すごい、ぜいたくしてる感じも満たせるし
今の私の気分にも合う、それだ、
言われてみればもうそれしか考えられない…
という絶賛で二人とも気分良くなって、意気揚々ルミネへ。
うなぎのおにぎり、卵のフライ、切り干し大根、
ブロッコリーのペペロンチーノ風、
ヤンニョムチキン、アジの南蛮漬け…
と妻は盛りだくさんの惣菜を買っていった。
バスで帰宅してから、僕はそれらを盛り付け、
さらに出汁をとってお吸い物を、
それからきゅうりの漬物と、
冷凍してあったご飯を温めて出した。
いずれもしっかり美味かった。
とくにアジの南蛮漬けは気に入った。自分で作るか。

ダーウィンを見ながら至福の時間。
ソウゲンライチョウというのが衝撃的だった。
顔まわりの羽根をこう…クワッとやって、
そしたらうさぎの顔になる。ワケワカラン。

食後、しばらく寝室で休んだ。
湯神くんを読み直し終えた。
これやっぱ名作なのでは?
八重樫くんの
「あの子の優しい気持ちが
報われるような世の中であってほしいと思うよ」
に涙しそうになる。


ネットスーパーで米などを注文。
クーポンとうとう300円オフしか送ってこなくなったが…。
そしておむつを買った。
新生児用に、パンパースの。
115パック。これで1週間から10日ほどはもつようだ。
1400円くらい。
頻度は減っていくとはいえ、1ヶ月で5000円近くかかるんだな…


風鈴を買おうかという案が浮上。
この家には絶対に合う。合ってしまう。
だが今夏は盛りを迎えた時期には窓を開けないだろう。
熱気の問題に加え、赤子の泣き声が懸念される。
となると考えどころだ。欲しいは欲しいが…
いちおう調べてみたところ、今どきはしゃれた風鈴が多い。
置き風鈴というのは気になる。
プレゼントに向くな。
義父に父の日プレゼントをしてみてもいいかもしれない。


民話読み聞かせ、
今日からはイディッシュ民話。
これは東欧のユダヤ文化を中心とした民話集。
なかなか面白そうだが、物語自体の面白さというよりは、
その裏にある教訓や学びが重要そう。


2022年06月04日(土) ヒュンケル三角関係、久我山ホタル祭り、生きた街

8時起床。
休日トーストを食べ、洗濯機を回し、意気揚々庭にくりだす。
草むしり。
新緑の季節に雨を経て、わずか2週間でぐんぐん伸びている。
やってもやっても…という気もしたけど、実際やるだけ進む。
途中洗濯物を干すのを挟んで、つごう1時間くらいやってた。
さすがに大変だった…。

そっからすぐ買い物へと動き続けるべきところ、
ついアニメ見ちまった。ダイの大冒険。久しぶりに。
ヒュンケルに助けられるヒムはとってもヒロインだったけど
その後にラーハルトが現れて
あろうことヒュンケルが
おれの最大にして最強のライバル…とか言っちゃって
ああ…やめろよおまえイマカノの前でそうやって元カノを褒めて…

ひやひやした。
なんだかえらいBLだった。えっちだった。


OKストアで買うもん買って
そのまま西荻へ。
冷凍餃子を買い、肉屋で肉を買う。
古本屋にも立ち寄ってみたかったが
あいにくまだ時間が早かったのか開いてなかった。


帰宅後、角煮を仕込む。
今回は調味を出来合いにたよった。
130円したけど美味かろう。
しかしまずは下茹で。
かぶるぐらいの水から茹でて小まめに差し水を配する。
そして抹茶のオペラに着手。
グラサージュだけ先に用意して冷蔵庫へ。

昼飯はそうめん。
ミョウガと大葉とゴマと生姜の薬味が大活躍。
外は陽射しが暑いが風があり、部屋の中は涼しい。
今日の日和にぴったりで幸せだった。


午後、ケーキの仕上げ。
スポンジカットした時点で失態。
焼き具合の甘さもあって、中央の一枚、
真ん中に穴が開いちまった。
でも無事な一枚を底面に置いて、ポンシュ打って
バタークリームとガナッシュを塗って
真ん中に穴が空いた一枚をポンシュ打ってそこへ重ねて、
バタークリームで穴を埋めた。
さらにガナッシュと、最後の一枚を重ねてグラサージュ。
なんとか面目は保てたか…?
でもグラサージュ少なかった。


ケーキを冷やしている間、
昼寝でもできないものかと寝室でゆったり過ごした。
涼しくて最高な休日。

14時過ぎ、ケーキおひろめ。
なんとか形にはなっている。
今回は反省点が明確だ。
スポンジ生地に失敗。
グラサージュの量が足りない。
次回は上手くいくだろう。
食べてみるとだいぶ甘かった。
美味しいけど…甘い。
砂糖の量も減らそう。
これでレシピはグッと改善。
ただ、次っていつなんだろうな。
一年以上後か?


そっから掃除だけして、
またしばらくくつろぎ。
夕方掃除機かけた。
出仕度をして、17時過ぎ、妻と久我山へ歩いていった。
ずっと太鼓の音が聞こえるから
久我山の祭りからなのかなと思われきや
現場まで着いて判明したことには、
お寺でお経を唱えるのに
今日は太鼓も鳴らしていたらしい。
朝からずっと?
坊さん二人と一般人らしき私服の方が二人。
なんだったんだろな。

久我山駅に近づくにつれちょっとずつ祭りの気配が。
小学生の女の子らが浴衣を着て集まっていて可愛らしかった。
今日は3年ぶりとなるらしいホタル鑑賞会。
神田川を中心に2000匹を放流して
それに合わせて近辺には模擬店や
いくらかのイベントが手配され、
二日間で3万人だとか5万人だとか集まるとの触れ込みだったが
おそらく例年を上回る賑わいだった。
路上に敷き詰められた人、人、人。
老若男よ揃ってはいるが、子どもというか、家族連れが多い。
とりわけ小学生が目立つ。
どの子も楽しそうに、笑って、走ったり飛んだり、騒いだりしている。
この子らはへたしたら、
物心ついてから初めてのお祭りなのだ。
こんなに人が賑わう集まりを
ずうっと知らずに
子どもによっては我慢してる自覚すらないまま育ってきて
今日爆発してるのだ。
見ていて何度も泣きそうになってしまった。
公園には模擬店と、飲食ができる卓と椅子がかなり置かれていた。
すさまじい人だかり。
いわゆるテキ屋の屋台はなく、近所の飲食店や、
保育園の父親たちの集まりなんかが
各々なりのメニューを提供しているようだ。
これも悪しきジェントリフィケーションの結果で、
あの不衛生で(半)反社会的な屋台がないのは随分さみしいが、
おかげで安心安全ではあるようだ…に加え、とにかく安い。
行列には並んだが、妻が食べたがってやまない
わたあめを100円で買った。
少しずつ進んで駅周り一帯を散策。
その間、感動しっぱなしだった。
僕は街が好きで、
好きだから今の東京がイヤで、
もうずっと絶望してるし
部分的にしか褒めたりできなくって、
それが今日、ようやく生きている街を見れた。
それも体感がかなった。
何よりも嬉しかったのは、これが地域の賑わいであること。
外部の客やビジネスを呼び込もうとしておらず、
自己完結型で引き締まっている。
比べると高円寺の祭りは軽薄で、
仕方ない部分もあるのだろうが、
もはやあまり地に足がついていない。
この久我山の祭りは格別だ。
子どもの多さと賑わいがそれを証明しているようだと感じ入った。

18時前、一旦カフェに入った。
カフェというかパン屋か。
何の気なしに買ってみたベーコンチーズパンがカリカリで
異様に美味く二人で感動した。
チラシに掲載された案内図とにらめっこして
ホタル観賞の経路をなんとなく決めた。
まだ日は明るい。
ノンビリと駅の南の方まで繰り出して、
人の流れに沿って玉川上水の近くまで来たが折り返し、
本命の神田川にまで戻った。
警備員であるおじさんはひっきりなしに
客の面々にホタル観賞の見どころを解説していた。
一方通行となった川辺をひたひた歩く。
19時近くなるとさすがに日も落ちつつあり、
鬱蒼とした木々の下はかなり暗い。
何百人もが目を凝らしているがホタルの姿は見えない…
が、進んでいくにつれてチラホラとうかがうことができた。
高くを飛び交ってはいなかったが、
暗がりに強い光を輝かせていた。
7匹くらいは見れた。
満足した。
でもこの満足はホタル鑑賞そのものというよりは
やはり
人に賑わい街の活気子どもたちのはしゃぎようあってこそだ。

富士見台まで歩いて、
妻が前に目をつけたというお晩菜の店で
夕飯を取ることにした。
我々には珍しく外の席を選び、
夕涼みと道行く人の笑顔を楽しみながらのんびり飯を待つ。
待つ。
待つ…長い。
待つ…他の客の飯を間違えてもってこられた。
でまあかなり長い時間待ったのだけれども
まったく気分はオダヤカだった。
道行く車だけは嫌だったけれど、
ほとんど最高の気分で時間を過ごした。
飯は上々。
唐揚げ、スティック野菜、ひじき、
小松菜とキノコの惣菜などを食べたが
一番美味しいのは味噌汁だった。
これをご飯とともにいただく。なんという幸せ。


20時過ぎ帰宅。くったくた。
でも書きものちょっと進めた。
読書もした。


1時近く、寝室へ。

民話ラスト。
長かった話は順当に終わった。


2022年06月03日(金) 本シーズンの始まり、選択肢のある不幸、中国の逆説

6時頃一度起きたがそれから7時過ぎまで眠れた。

弁当は鶏もも肉とキャベツのにんにく炒め。
余ってた玉ねぎを足した。
味付けは塩と少量のポン酢、ブラックペッパー。


なんとはなしに仕事を終えて、退勤後妻に電話。
ちゃんと伝えるべきかどうか悩むんだけど…
と一瞬言いよどんでから、報告がはいった。
とうとう家に、悪いやつが現れたらしい。
対処はしてくれたらしいが、妻は殺害はしない。
スプレーをつかうこともなく道路に逃したそうだ。
これで本当のシーズンが始まってしまった。
あぁもうなんにもいいことないなと思ってしまう。
1000のいいことがあっても
1兆の悪いことがったら
相対的になんにもいいことないようなもんだ。
これで、本当の、シーズンが始まってしまった。


夕飯はぶっかけ。
大根おろしもないが
天かすと小ねぎで十分おいしい。


食べながら、録画しておいた100カメ見た。
N校。
目先の効率とか目先の合理を負うやつばっかでけっこうきつい。
自分に都合の悪い常識とか普通を嫌がるところまではまだしも
自分に都合のいい常識とか普通は受け入れるっていう
気持ち悪さがあるんだよなあ。
でも高校生だからなあ…大人の方が導いてやらないかんのだけど。
やっぱ選択肢があるって不幸はあるよ。


続いて72時間のドキュメントも見た。
お寺が2000円で写経のサービスを提供している。
男連中はマインドフルネスみたいな
目的あっての行動みたいでだせえぜ本末転倒だぜ
全く般若心経と相容れないぜ嫌気が差すぜと鼻白んでたけど
おばちゃんたちは結構ほんとに無心を得ている感じで
見ながら一つの思い付きを得た。
中毒。依存。それがなければ息ができないということ。
それは悪徳だけじゃないのだ。


民話、とうとう今夜と明日夜で終わり。
これまででもっとも長い話を3分の1だけ読み聞かせて寝た。


2022年06月02日(木) 悪くない客と店員、エアー娘、シーズン開始

快晴。
5時くらいに一度起きた後は、7時過ぎまで寝れた。
朝食の準備…と棚を覗いてみれば食パンがない。
うっかり買い足しそびれていたわけだが
代替になるようなちょうどいい食料品もなく、
パッパッと最寄りのコンビニに買いに行った。
店内では目当ての品に直行し
滞在時間1分もかけず立ち去りたかったが
折悪しく客の一人が一つ開いてないレジに並んでしまい
そこそこの点数を買おうとしているのを見て
彼は何も悪くないのに一瞬苛立ってしまい反省した。
 レジ袋を頼んでいるから精算後には店員が詰める時間が発生する…
 その店員ももたもたと手つきが異様にノンビリしている…
 あげく弁当の温めまで注文している…
無論、二人ともまったく悪くない。
勝手に焦っているこちらが悪い。

トーストにはヨーグルトをつけた。
弁当作りがないと朝に余裕がある。
意気揚々と出勤。


昼飯は昨日に続きフリー。
初めて入る中華屋でタンメンを食べた。
外はかなり暑いから
ラーメンを美味しく食べれるか不安だったが
店に入ってみれば冷房が効きすぎている。寒い。
一刻も早く食べたい…
とジらさせてすすった一口目は絶品だった。
タンメンには店ごとにかなり当たりハズレがあるが
ここのスープは旨味と塩味と油のバランスがいい。
だが具は…玉ねぎ主体でキャベツはちょっと、
もやしは入っていない。
それに野菜は炒められているだけで、
油は絡んでいるがおそらく味付けされていない。
これは食べたかったタンメンではない。
中盤以降は感動を失ってしまい、惰性で食した。
いつか理想のタンメン食べたいな…。自分でつくるか…。

店の人の接客はとても良かった。
750円というのも、時勢と場所柄を考慮すれば決して高くはない。


帰宅してみると赤ん坊用の服が部屋干ししてあった。
なんて小さいのだろう…可愛い…うちの娘可愛い…
中身はないのにこれだけでうちの娘可愛いと思えてしまう。
なんだったら服もかけられていない赤ちゃん用ハンガーだけ見ても
うちの娘可愛いと思えてしまう…。


夕飯はカレイの煮付け。
豆腐は少量ながら揚げ出し仕立てに。
どちらも実に美味い。
ミョウガの甘酢漬けは出しそびれた。


抹茶のオペラ、バタークリームに頼ることにした。
あとクルミ。
クルミは、いつもウチでつくるオペラだと
スポンジに組み込んでるけども、
今回は抹茶のスポンジにしたいからと、
風味づけ程度、ちょっとだけ入れるにとどめた。
でまぁ手探りながら完全オリジナルレシピで
まずは今夜のうちにスポンジを…を
共立てジェノワーズに挑んだのだが中央がへこんじまった。
ああ…
粉が生地全体に行き渡ってもなかったようだ。
レシピよりもおそらくは技術的な問題と思われる…


義母、義祖父とテレビ電話。
そのコミュニケーション自体は苦でないというか
どちらかと言えば好きなのだが、
毎回こちらからする話題があるわけじゃなく、
ただニコニコ応答して終わる。
こんなんでいいんだろか。


21時過ぎ、妻の居座る書斎で小事件。
大きめのカメムシを発見した、逃さなければと
奮闘している妻を置いて居間にいたらさらに僕を呼ぶ声。
ガラス窓にヤモリが這っている。
屋外側ではあったのだが、網戸との間に位置していて
どう逃したものか妻が試しているうちに、
うっかり部屋の中に入り込んでしまった。
妻はそれから10分ほど格闘したようだ。
シーズンが始まったと思った。


割拠、構成を大幅に変えた。
ビナがビナヤカじゃないっていうの、
終盤じゃなくて終盤一歩手前である現時点で明かすことにした。
ちょっとムリあるかもだけど
展開圧縮させて終わらせにかからないとならんので。


民話読み聞かせ。
さすがに尽きてきたな。
とうとうこの週末に、延長手続きせず返す。


2022年06月01日(水) ささいいさかい、人間の素人、ネット都市伝説

晴れ。
6時半起床。
起き抜けの身体感覚はここ数日同じ。

今朝も妻の方がいち早く起きていて、
すでにベビー用品の洗濯準備をしていた。
実際に使い始める前に
一度は洗っておかねばという計画で、
大人用と一緒にもできないし
梅雨に入る前にやっておこうと、着手してくれたわけだ。
それ自体はありがたいのだが、
浴室のドアを開けた妻が、僕が昨日立てかけるのを失念していた
風呂用マットが敷いたままであるのを見て
 もう全然立てかけてないの?
と難詰した。
この立てかけはほとんど毎回僕がしてやっていることで、
しかし20回に一度程度は失念してしまう。
その失態をこう表現されると心穏やかではいられず、
ささいとはいえいささかいさかいに。
互いに言いたいことを言い合って、
15分ほどで落ち着いてから朝仕度。
タマゴサンドを用意。
二人でベビー用品のしまい場所を確認してから、
遅れることなく8時31分に家を出た。


昼飯は先週と同じく、
コーヒーとパンを外で食べる格好に落ち着いた。
ビル街のただ中にぽつんとある、
噴水の設けられた小さい広場。広場だけど小さい。
気分は抜群にいい。
日なたはかなり暑いけれど、日陰ならば涼しいくらい。
ローソンで買った ぱりチキ は油っこくて閉口した。
ホットドッグはまぁよかった。
あとは持参してきたタマゴサンド。
ゆっくり食べきって、会社にもどってからは仮眠を取った。
仮眠っつっても3,4分まどろんだだけだけど。


職場、自席の真後ろに位置する別部署の空気が
ここしばらくで変わってきている。
もともとは男3女3の班で、
このうち女Aだけがチョイチョイ男Aと笑い合っていた。
女B、Cの二人はマイペースに、仕事時間は黙々と業務に従事し、
休憩時間はひとりきりで過ごして、
一日中ほとんど誰とも口を利かない。
というバランスでここ数年やってきた。
そこへ先日、女Dが入社した。
女Dは若く、笑い声が明るく、
会話していて楽しいのか、男ABCそれぞれが、
代わる代わるかかりきりで談笑の時間に浸っている。
おかげで周囲一帯の印象がまるくなり、
アットホームな雰囲気が達成されている。
そういうのヤベーと思う。
女B、Cの孤立が相対的に高まってるし、
ポッと出の女が目の前で一日中キャハハハハと笑っているのだ、
彼女らにとってはこれまで長年同僚として働いてきた男たちと。
総括している上司は人間力が足りないから、
「一人でいるほうが好きな人たちなんだから、気にしないでしょ」
という構えで、問題視する気配はみじんもない。
なんてアサハカなのだろう!
こういうとこから職場の人間関係って瓦解していって
だんだん「言葉にしにくい」イヤさが積もり積もって
最終的には曖昧な理由づけで辞めてくのにな。
だから心情的にも効率的にも早めに手を打つべきなんだけど。
目に見えた問題だけしか取沙汰しないレベルの低さに呆れる。
人間の経験が足りなすぎる。
人間の素人たち。
アホの動物園。

今日ここにさらに新入社員として女Eが加わって、
もうホントいよいよだと思う。
仲良いとか仲悪いとか、好きだ嫌いだ、
気に入ってるの気に入らないの、
そんなやっすいあっさい単純な区分法じゃ
絶対見抜けないからな、女同士の関係性って。
しかしあほにはワカラナイのだ。


今週また広島に行ってきます、と
義母からグループラインが入った。
行ってらっしゃいの一言だけではそっけないので、
先日撮った妻の腹の写真を送信した。
手元にデータはなかったから
妻がTwitter投稿用に加工した写真をさらに加工して送った。
これが妻を怒らせてしまった。
無断で写真を送るまではまだしも、
あの写真を万一画像検索されてしまえば
Twitterアカウントが芋づる式に見つかりかねない、
母はともかもグループラインである以上は
弟にもその可能性が出てくる…とのことで、
軽率だったと謝り、送信取り消しをした。


夕飯はシュウマイ。
レンジでなかなかうまいこと温まらなかった。
表面が乾いた感じになってしまった…。
が、ポン酢と和芥子で美味しくいただいた。
先日仕込んでおいたミョウガの甘酢漬けは
風味は豊かだったけど酸っぱすぎた。

テレビは水曜日のダウンタウンを見た。
K.カズミの真相に迫るという特集を組んでいたのだ。
ここ数年でにわかに語られるようなった
ネット上の都市伝説のような存在。
巨体、怪力、大食いでそれぞれ伝説的なエピソードが
まことしやかに語られている女性。
そのエピソードの具合が、
「理性的に考えれば信じられず、
まぁウソでしょう、と防衛ラインを張っておきながら、
かつどこかでチョッピリ、でも本当だったら面白いよな」
と思わせられる絶妙な塩梅なのだ。
僕にとってそれは、ネット黎明期の面白さだ。
K.カズミという噂話からは、その得体の知れなさから生じる
くすぐり的な面白さを感じている。

番組は、大食い記録を打ち立てたK.カズミさん本人にたどり着き、
取材を試みていた。
巨漢、怪力の方はその彼女のなりすましであり嘘っぱちである、
という結論に達していたが、
これでは全然証拠不十分であるし、
まだまだいろんな可能性がありうる。
その不確かさを、消化不良ではなく好もしく想った。


明日の昼飯は弁当ではなく今日に続きフリーとなった。
妻は今日の昼そばを食べたかったらしく、
しかし行きつけの店は水曜定休で、
満たされていないこのそば欲をなんとか晴らしたいという。
今日は家の目の前にある体育館でハヤシライスを食べたらしい。
なにも変哲ない食事でありながら、
これだけ近いところに
簡素とはいえカフェが備え付けられているというのは、
今後の展望になる。


割拠、以前とは違って、
もう誰からも反応もらえなくていいし
読んでもらわなくてもいいくらいの気分になってる。
ただいつ誰に読まれるとも知れないところで掲載を続け、
ちゃんと完結させることだけが至上目的となってる。
描きたい部分を描ききって終わらせる。
それだけはやりきる。


漫画読んで民話を読み聞かせて寝た。


2022年05月31日(火) WiMAX有終の醜、内祝い候補、材料を入れ忘れたら

雨。
6時半起床。
ここ数日は夜眠れている。朝だけ早い。


弁当は昨日妻が作った飯で余したタレを使い、
玉ねぎと豚肉に炒め合わせたもの。
君は今朝眠りながら鼻歌を歌っていたよと教えてやると、
夜中には大出血する悪夢を見ていたから
感情の振れ幅が怖いと自嘲していた。


5月いっぱいでもう終わりだし、
と思って家にWiMAXを置いてきた。
まさか今日が5月末日とはな…失念してた。
最後の最後で仕事させてもらえないというのは
散々役目を果たしてこなかったこの機器には
いっそふさわしいかもしれない。


山梨の銘菓にくろ丸という和菓子があり、
これを内祝いにできないものかと目をつけた。
食べたこともないわけだけど
なんとなくアンテナが反応するのだ。
これは美味いと。
値段も1000-3000円でちょうどいいし、
見た目も可愛らしい。
洋菓子だと作りたくなってしまうから
買って贈るなら和菓子のほうが適している。
そういった都合に合致するわけだ。
試しに一度食べてみたいが送料が600円からかかる。
毎回これは手痛い。
が新宿の京急では販売しているようだから、
機会があったら寄って、買ってみることにする。


退勤後妻に電話をかけてみると、
これからベビー用洗剤を買いに
荻窪へ繰り出すつもりだというから、
19時頃待ち合わせることにした。
一足先に着いたらしい妻が喫茶店でお茶している間、
逆に待つことになった僕は久しぶりに
ルミネ地下のオナカスイタに寄って野菜を買った。
あほほど安い。
しかし目当ての一つであったマッシュルームは買えず。
ルミネとタウンセブンの各階を冷やかして、
7Fで妻と合流。
とくに寄り道せず帰った。
今日の検診は順調で、血圧の計測値も低く、
これまででもっともベストな結果だったかもしれないと、
喜ばしい報告を聞けた。


夕飯はオムライス。
なんと、チーズを使ってしまう暴挙。
いつもかけているデミグラスソースの代わりに、
牛乳とミックスチーズを電子レンジで温めただけの
チーズソースをかけたわけだ。
めちゃ美味だったけど
まぁいつものデミグラのほうがトータルは美味しいかな。


抹茶のオペラのシミュレーション。
抹茶スポンジを焼いて、3枚にカット。
 第1の層、抹茶スポンジ。
 第2の層、ガナッシュ。
 第3の層、抹茶スポンジ。
 第4の層、黒豆とガナッシュ。
 第5の層、抹茶スポンジ。
 第6の層、抹茶のグラサージュ。
…ちょっと弱いか。
見た目はよくなるとは思うけど。
ガナッシュが強いんだよな。
かといって、抹茶のガナッシュにするとなると
ホワイトチョコレートやミルクチョコレートを使う羽目におちいる。


録画しておいたブリティッシュベイクオフ。
先週に続きプディング対決。
応援してた色白インテリ気弱兄ちゃん、
クランブルの焼成に失敗してもうた…。
果実の水分量を見誤ったらしく、
全体的に熱も通っておらず、形も崩れきっている。
大ピンチ。
審査員も、ここで誰を落とすか悩んでいた。
前半戦であろうことか卵を入れ忘れたデイビッドが
確実に落とされるだろうとは決め込んでいたが…
実際に落とされたのは…
 デンデンデンデン
デイビッドーーー
お疲れさまでした。
まあそりゃそうだよな。
審査員のコメントも
「材料を入れ忘れたら…。
…………………おしまいだ」
って身も蓋もなかったし。
でも、技術力に見合わないチャレンジを
一丁前の理論で飾って果敢にやりきろうとする
姿勢というかキャラは好きだった。
でもまあ
材料を入れ忘れたら…おしまいだ。


原神アップデート。
上海ロックダウンを挟んで、ものすごい久しぶりに。
ほとんどプレイしてなかったけど石は溜まってたから
妻に引かせた。
星5は出ず。
まあいいか。
煙緋とバーバラの重ねが進んだ。
新キャラの夜蘭さんは、水属性キャラとして強そうだし
操作感も楽しそうなのだけれど、
何にも増して色気がすごい。
脇丸出しのイラスト時点でえろいし、
紹介ムービーみたら無駄に両手を上げるポーズ連発していて
健康的な美脇を見せつけてくる。
こんなに脇がえろいものだとは…


民話長編読みきった。
ヒロインを謀った女奴隷は
最終的にたくらみが全部バレて
登場人物にもナレーションにも
醜い女がとボコボコに叩かれて
死刑となって骨も残らぬほど焼き尽くされた。
醜いやつは心も醜く
悲惨な最期を遂げるというテンプレートに
もはや慣れつつある。
形式上はハッピーエンドなんだけど。


2022年05月30日(月) 感染者数未報、長い精神病、製菓タイムリミット

快晴。
6時半起床。かなり眠れた。

朝食はトーストと、
昨日の20分立てクリームを合わせたヨーグルトに、
バナナを刻んで入れた。美味い。

弁当は鶏もも肉にキャベツと白菜を炒め合わせ、
ポン酢で味付けしたもの。


コロナ感染者数、わざわざニュースで言わなくなっちゃったな。
どっかでは伝えてるんだろうけど。
いやでも目に入るという頻度ではなくなった。
いいことなんかわるいことなんか。


まちカドまぞく面白いな…。
6巻まできて、いよいよ面白くなってる。俄然面白い。


ある日、自分の脳から声が聞こえたら1巻を読んだ。
漫画家生活が軌道に乗ってるさなかに発症した精神病。
幻聴に悩まされ自傷を繰り返す…という症状については
知ってる話として処理できなくもないが
27年間続いたという月日にはゾーッとした。


夕飯は妻任せ。
チャーハンとリクエストしておいたところ、
男子ごはんのレシピであるらしい
牛肉チャーハンをこしらえてくれた。
が、僕が今朝、ここに牛肉が冷凍してあるからと
伝えておいた肉が豚肉だったようで、
妻はモノスゴクがっかりしていた。
しかし美味しくできていた。
チンゲンサイの食感が面白いし、
普段は好まない花椒がいいアクセントになっている。
舌にひりりとしびれが残る感覚も久しぶり。
次回は牛肉で…とかたく誓っていた。


洗いものを済ませ、しばし居間で寛いだ。
妻は昨日かなりしばらくぶりにインスタグラムを更新したらしく、
僕のケーキ写真の反応を伺っている。
またサントノーレキャラメルが食べたいという。
調べてみるとそれなりに写真が出てくるのだが、
僕が参考したレシピによる
オレンジ風味のキャラメルクリームで作ったは見当たらない。
あれは絶品だからな。
あのクリームで他のケーキも作ってみたいが、
カスタードシューと合わせるのが一番良い気がする、と妻は譲らない。
また、抹茶のオペラが食べたいとねだる。
子どもが産まれたら
気合の入ったケーキなんてもう作る時間ない、とすると、
チャンスは残すところあと4回程度か。
サントノーレキャラメル、
抹茶のオペラ、
スコーンのリベンジ。
この辺やって、しまいかな。


民話冒険譚、
樹から絶世の美しさの乙女が出てくるのだけど
何度やっても乙女が息絶えてしまい
残基頼りのループものみたいになってる。


2022年05月29日(日) ベビーベッドベビーカー、夜サイクリング、恥知らずセドリ

8時起床。かなり眠れた。
休日トーストを食べて洗濯して掃除。
今日はベビーベッドの組み立てが控えている。
その都合で、寝室に散らばった物を片したり
こまごました捨てられる物を
ゴミとして処理していったりした。

さらに、今日もスコーンをやった。
昨日の反省点をいかして
砂糖と塩をやや多めに。
生地捏ねにも細心の注意を払った。
できあがった生地を寝かせて、焼成は午後に。

11時ごろ、ベビーカー組み立て。
玄関を掃除してからとりかかる。
ほとんど組み上がってはいるから、
どちらかと言えば構造と操作を理解するための時間。
後輪、ハンドルを取り付け、
さらに背もたれマットを装着させる。
発進させてみると、やはり小回りがいい。
段差の乗り越えが心地良い。
見た目も好ましい。
緑の幌は可愛らしさとクールさ(!)を
うまい具合に兼ね備えている。

そのまま路上で写真を撮った。
わずか数分の間に車が何度か通りかかり、
いずれも壁に寄ってこわごわやり過ごした。
車、うっといな…ほんとアブナイ。


昼飯は昨日の残りの広島焼き。
レンジで温めてマヨネーズかけていただく。
はい、味の暴風雨。
なんて美味いんだ。
あたまばかになっちゃう。

ベビーカーの保証の登録は妻に任せたが
購入日が不確かだった。
自分の日記から検索。
オンライン上で検索してしまえるのは便利だと思った。
でもまぁGoogle検索はあほだから
すぐには出ないのだけど…。


蚊取り線香を焚き、廊下に置いたソファに座って涼む。
昼の盛りでも陽射しが当たってこない。
なんともはや幸せな時間。
実際にはほとんど妻が席を専有していて、
僕は居間のなかで似たようなくつろぎ方をしていたのだけど。
読書がはかどった。

14時過ぎ、ベビーベッドの組み立てに着手した。
荷物として重いしでかいのでびびったが
工程数は少なく極めてシンプルなようだ。
ただ完成品は寝室のドアを通り抜けられない。
空間としては狭苦しいが寝室で冷房をつけて作業した。
棚板それぞれにネジを通し、およそ20分程で仕上がった。
オムツ替えのために棚板を上下させられたり、
下には荷物受けがあったりと利便性が高い。
もともとあるダブルベッドに対しても
部屋にフィットする格好で収まった。


今日はやることが多いつもりだったが
15時前にはおおむね片付き平安な心持ちに。
揚々とスコーンを焼いた。
その間に、生クリームの残りを延々泡立てる。
10分立てを超えるとやがて分離してくる。
それでも許さない。
20分立てというオーバーキルをして。
水分を出しきったらほとんどバターのようになる。
これを、中沢のクロテッドクリームと合わせる。
コクが足され、食感もねっとりから
やや固形状になり理想に近づく…見込みだったが、
脂肪分が高すぎてあまりよくないできだった。
これだったら、バターをほんのヒトカケだけ
加えるくらいがきっとちょうどいいな。


ジュエルなんとか…の体験版をプレイした。
きゃえつそふとの新作。
全体的にラノベって感じでノレないけど
冬茜トムだから期待している。


夕方、ミヤタクラジオを聴きながら掃除機。
たっぷり15分かけてきれいにしていった。


夕飯はカツオの刺身。
味噌汁はちゃんと昆布と鰹節でダシを取った。
冷奴はキュウリとみょうがと生姜を和えたものをのせて。
さらにみょうがは甘酢漬けに。
スバラシイ和食。美味しかった。
でも味噌汁は出汁がちょっとコすぎた。


ダーウィンはオオスズメバチ特集。
怖すぎ。
ミツバチの巣を襲って壊滅させるだけならまだしも
何百匹のミツバチを一匹ずつ屠っていってるし。
逃げたやつも執拗に追いかけまわして仕留める。
怖すぎ。
しかもこいつらの巣自体は地中にある。
ただでさえ強いのにずるい。
と思っていると荒らされていた。
ネズミにやられたらしい。
動物間の強弱関係は不思議だな。


食後、外があんまり気持ちよさそうだから
自転車を走らせることにした。
20時20分ごろ家を出て、
涼やかな外気の余りの気持ちよさにびっくりして、
一度部屋に戻って妻を誘ってしまった。
ほんの数十メートルだけ歩かせて帰らせ、
あとは僕一人でひた走った。
井の頭通りを走るだけで大宮八幡宮に着いてオドロキ。
そっから方南通りをまっすぐ行って方南町へ。
ブックオフに寄った。
スマホ片手にセドリの恥知らずが売り場を徘徊している。
ウワー気持ち悪い。
職人的な本業者ならまだしも
いかにも副業ビジネスってやつな。
おもいきし睨みつけてしもうた。

ブックオフ、店舗によって分類や整理の仕方には微差がある。
ここの店舗は…よくない。
他の多くの店舗では、文学という分類
(それ自体もどうかと思われるが)は
人文学研究というカテゴリーに収められている。
しかしこの店舗に限っては、
一般小説が作家名あいうえお順に並べられた続きとして、
エッセイと織り交ぜて文学に類する本が置かれている。
また、漫画コーナーでは秋田書店、小学館、
講談社、集英社という通常とは逆の順序で整理されていて
酔ってしまった。
さらには、多くの本に「ネット出品中」のシールが貼られ、
そのための面積が背表紙を食っている。
これはひどい。
貼るにしても表紙か裏表紙にしろよ…。
店舗で本を物色する人には
一番にアピールしなくていい情報なのに、
そのシールのせいで著者名やタイトルや出版社が
見えづらくなってるという。

でも山尾悠子一冊買えた。
ラピスラズリ。断筆後の作品。
できれば断筆前がほしかったけれど。

あと映画のDVD棚観ていて
子どもができたらもう映画も観られないんだよなあと
最近よく想定してみる悩みを思い浮かべてたのだけど
よく考えたら
一緒に観ればいいんだよなあとぼんやり思った。

どんな作品に触れさせるかは考えものだ。
彼女が20歳時点で…20年後の時点で、
何がどれだけ通用することだろう。
変わりなく通用するのはやはり古典だな。
映画はまだ、そのあたり気にしないでよさそうだけど。


21時半ごろ帰宅。
妻はこの二日間狂ったように麦茶を
ゴキュゴキュ飲んでいる。
麦茶ばかりは、飲みすぎてもダメってことはないようだ。
栄養も摂れる。
ただし妻は氷をバコスコ入れるので、
それについてだけ苦言を呈している。


母に電話して、兄夫婦の近況を伺った。
義姉の母の葬儀はすんなり済んだらしい。
こじんまりした家族葬で、一般的なお葬式はしない、
というのは、ご本人が生前に希望されていたそうだ。
なるほどと思った。

それからは
育児日記を書く妻と向かい合って割拠を書き進めた。


0時半寝室へ。
湯神くん読んで、さらに民話読み聞かせ。
冒険譚。
老賢者が主人公に
この先こうなるから気をつけろという
アドバイスを授けてくれるのだが
その予言があまりに微に入り細を穿ち
長ったらしいので笑ってしまった。
長編につき明日に続く。


れどれ |MAIL