ヒルカニヤの虎



 身をよじってほどいてゆく

おお、すごいな又吉先生!でもゴメン、まだ読んでないねん…。
いや当初は読むつもりあったんですけど、もう何年も文学といわれるものを読んでいないうえ、お笑い芸人の話だと聞いて一気に…こう…。なんせ又吉先生とやしろさんは仲良しだったし、あの時代の、東京の、若手の、お笑い芸人たちの空気を、あの閉塞感を、文字空間に持ち込まずにいられるはずがないよなと思って。
カリカでついた傷はまだぜんぜん生乾きで、ゆえに手が伸びずにいる。

お笑い芸人が書いたエッセイなら本棚にあるぞ、とひっさびさにオードリー若林「社会人大学人見知り学部卒業見込」の付箋はったとこだけ読み返し。やっぱり黒ひげ危機一発の、「何かをして何も起こらなかった時、飛ぶ可能性は上がっている」は大好きだなあと思う。これも結局「勝つための努力は無駄かどうか」の角度を変えた答えなんだけど、これを言えるのは結局1度は黒ひげを飛ばしたことがあるからなんだよね。リアルな世界では飛ばない樽なんていくらでも転がっている。それでも最後の穴まであきらめずに剣を刺しつづけることが、どれほど孤独で恐ろしいか。

自分と同世代で似かよった教育を受けてきた人たちと話していると、彼らがあまりにも剣を刺すことを厭うのでびっくりする。「やらないで後悔するよりやって後悔したほうがいい」みたいな考え方は、みごとに満場一致で否定される。普通っぽいこと・普遍的なものはとりあえずナナメに批判しとけでアイデンティティ保ってるのがわれわれ文系ではあるけれど、そういう考え方を「賢い人はなんとものごとを難しく考えることよ(詠嘆)」とそれなりに尊重して同化しようとしてたのが10年くらい前までで、最近はラフに「あ、こりゃ別人種だ」と思うようになった。哲学者と哲学研究者は違う、という単純なことが私はわかっていなかった。研究者と研究研究者は違う、といったほうが正しいかもしれない。今の研究者の成功はいかに若くして一定の地位に着くか、だ。

「マッチョ」という言葉は文系的文脈では完全にマイナスの表現なんだけど、私はどうやら脳筋であるらしく、少なくとも腺病質な脳は持ち合わせていなかった。ジムに通いはじめて思いのほかウェイトトレーニングにはまってる今。

2015年07月16日(木)



 見てないようで見てる

おおう、バナナマン単独落ちたか・・・落ちたな・・・。
なんとなく予感はしていたものの、どうしましょうね。一応一般ではがんばるけど、それ以上を足掻くかどうかが迷いどころ。

今週は日・月曜日が茨城で金曜日が東京、土曜日が新潟。
週に何度も新幹線に乗らなくちゃいけない仕事をもう何年も続けていて、あの座席に座るとパブロフの犬みたく眠くなる身体になってしまった。睡眠時間を確保できる、ある意味安穏の場所。そこにあんな事件が起きたらもう寝ていられないし、乗ること自体に忌避感情が出てしまう。乗らざるを得ないからやっぱり乗るけど、JR東海は全然悪くないだけに憤懣やるかたない。被害を被った人、同乗していた人、ダイヤのずれで商談が飛んだ人、大事な人に会えなかった人。みんな自分事だ。

吉井さんの結婚に関してはもはや無の感情ですが、昔のお仲間ズの沈黙がこわい。


2015年07月01日(水)



 コードは勉強中

お笑い深夜枠さえ見なくなって久しい昨今ですが、ラテ欄で心がさわいだ「マヨなか芸人」(※もう10年近くタイトルだけすげ替えながら続いてる関西ローカルのブラマヨ冠番組)。ブラマヨと野爆とシャンプーの同期討論で、もはやチュート徳井が出てこないのが少し悲しい花の13期生回です。安定の小杉髪薄いトークの流れで、吉田「お前めっちゃ小さいワックス4年くらい使い続けてるもんな」に対する小杉の返し「魚醤(くらいちびちび使ってる)」に打ち抜かれる。魚醤て!そらくーちゃんも笑うわ。ヘッドライト和田の彼女が興味深すぎる。あと「今宮戎でもろた熊手ひと掻きで爆ぜる(金○が)」というくーちゃんの相変わらずの狂ったワードセンス。
そういえばブラマヨ司会のゴールデン冠番組はぜんぶ消えたような気がするな。関東ローカルではまだ残ってるのかな。替わりのポジションに台頭してきてるのがオードリーで、これはこれで複雑なきもち。

前にも書いた気がするが、何回も書きたい恨み節。今年も例によって国民健康保険料と市民税の納付時期です。健保は気づけば中古のパジェロミニ相当額がしれっと口座から引き落とされていて、盗賊じゃ!であえ!となってる今。市民税も大卒初任給くらいとられとるし、お上は独り者にどんだけ容赦ないの。酒で発散もできないので筋トレする。

2015年06月19日(金)



 あたしの夏が来た

バナナマン単独きたああああ!!
今年はいよいよやらないのかと思ったけど、設楽さんいわく「意地」の決行ですね。


■ bananaman live 2015 "LIFE is RESEARCH"

8/13(木)19:00
8/14(金) 19:00
8/15(土)15:00〜/19:00
8/16(日)15:00

しかしお盆か…。
自由業のメリット0やな…。

2015年06月13日(土)



 生きてないこともない

そうか、クリストファー・リーがとうとう・・・。
なんかあの爺さんは死なないって思いこんでたなあ。

6月は例年全国あちこちに飛ばされる月。
今年は東京・仙台・広島・岡山・茨城・東京・新潟。

今週は仙台取材のついでに南三陸に行ってきました。
ずっと再訪したいと思いながら、原稿に追われてなかなか行けずにいた。
前に行ったのが2012年6月だから、まる3年ぶりになるのか。

2012年は沿岸に瓦礫の山が累々と積み重なっていて、平地は見渡す限り住居の礎石が続いていた。人は全然見かけなかった。爆心地みたいで、シャッターを押すのがつらいような光景だった。津波のあとよりも、生活のあとが見えるのが堪えがたかった。
でも2015年は国道や橋の工事のために大型車が道路をひっきりなしに走っているし、工事現場には若い人たちがたくさん。沿岸は工事で立ち入り禁止になっていて、対岸から見るとあの瓦礫の山はもうなかった。かつて住宅地だった駅近くの平地は雑草におおわれてほとんど見えなくなった。町役場の鉄骨だけあのときと同じ。あれはモニュメント的に残すのだろうか。プレハブだけどコンビニがあって、JRのバス(BRT)が走り、商店街は近隣県から車やバイクで来たお客さんで賑わっていた。ところどころに貼ってある標語はかたくなに未来を向いてた。

一見すると2012年と同じ場所には見えない。
でも取材で聞いた「ここはもともと僻地なんです」という言葉を思い出す。若者が少なくて、高齢者が多いところ。4〜5時間歩き回ったけど、高齢者は高台の病院でしか見なかった。工事現場の兄ちゃんたちは他県から来たと言っていたし、商店街の駐車場に停まっている車のナンバーは他県。人の居住地域は高台のほうに移転しているので、「復興の顔」だけ見ていてもだめだな、と思いながらぐるぐる歩き回ってきました。工事車両が爆音立てて走る道路の脇歩くのめっちゃ怖いな。

で、商店街でうにいくら丼を食べてグッズを山ほど買いこんで帰ってきました。お店のおばちゃん達に「そのかっこ(※スーツにハイヒール)で高台から歩いてきたの!?」と驚かれつつ。南三陸はモアイとタコを推してるらしいよ。
前に行ったマリンピア松島水族館は老朽化のため1ヵ月前に閉館したそうで、残念きわまりない。

2015年06月12日(金)
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