ヒルカニヤの虎



 いつか仲良く銀のスプーンの上

爆笑コメディアンズ秀作のブログがランキング上位に食い込みはじめた!
さすがの寅さん効果。私も粘着で追い続けています。
マイ2009年ブログオブザイヤー芸人部門は「秀作選」とキャプテンザコ(キャベツ確認中)の「ブログも確認中」なので、行け!まくれ!という気持ちです。だって普通に誰が見たっておもしろいもん。2つともちょっと偏ってるけど。
あまりにも同世代臭がするので調べてみたら、秀作さんは生まれ年同じで誕生日1日違いでした。てことはキンコン梶原と1日違いだね。がんばれ9期!

■東京シュール5 田所仁とお正月 2010/01/03/Sun_18:00-

カリカ/犬の心/しずる/ライス/かたつむり林

〜詳細はのちほど〜

2010年01月04日(月)



 通り過ぎた街から街へ行く。

ただいま〜。
昨年5月ぶりの深夜バスで身体じゅうバッキバキですが、念願の東京シュール5が見られて本当に幸せ。今年は春から縁起がいいやね。
チケット等でご厚誼いただいたIさん、本当にいつもいつもありがとうございます(平伏)。東京若手トークにまでつきあっていただいた。

備忘録はちびちび書き足していく予定なので、先に記事だけ上げちゃう。
日曜が押見プロデュースで、月曜が田所プロデュースです。


■東京シュール5 押見泰憲とお正月 2010/01/03/Sun_14:30-

カリカ/犬の心/POISON GIRL BAND/しずる/ライス/かたつむり林

解説:犬の心 押見 代表:かたつむり 林

1時間半ほどのライブ構成は各コンビのネタ→目隠しビーチフラッグ→新春大喜利。これだけならきわめてスタンダードなライブです。しかし今回の押見プロデュースは「DVDの副音声」がコンセプト。
1月3日収録のライブがDVD化されたという設定で、後日に犬の心押見と東京シュール5代表かたつむり林(以下、カリカ林さんとかぶるのでかたつむりは蝸林)の解説が影マイクみたいに入るかたちです。いつのまに林大介は代表にまでのし上がったのか。

舞台も客電もついたままのアナウンス「みなさんに今ご覧いただいているのが客入れです」。
本ライブでは押見さんと蝸林さんは一度も舞台に姿を現さず、ひたすら舞台を見守って茶々と無茶ぶりに徹してました。副音声と舞台上の声とがかぶりまくるので、非常に情報量の多い、ある種集中しづらい多重音声ライブ。副音声聞いたほうが笑えるけど、どうせなら舞台のネタもちゃんと見たい!というジレンマ。A席をいただいたおかげで、舞台の生声が聞こえていたのでどちらかというと舞台寄りでライブみてました。だからほんとに大体の雰囲気の備忘録です。DVDになればいいのに〜。このライブはその場にいないとわかりづらいよ…

まずはカリカ登場。副音声「家城さん(服の色が)淡いですね〜淡さで攻めてきました」たしかに淡い藤色のトップに淡い千鳥格子柄のパンツだった気がする(靴はドぎつい赤=赤兎馬の色、だそうで)(家城さん三国志好きね)。収録時に副音声が聞こえるわけはないので、進行中の家城さんは副音声に反応してはいけない。聞こえない「態」で苦笑こらえるのに必死。これはやりにくそう!
OPトークで客席にどこから来たかを問うカリカの自虐「僕らなんて千葉のクソ野郎じゃないですか」副音声「出ました千葉のクソ野郎発言!」(※ここらへんでシティボーイズの妥協兄弟を思い出すわたし)蝸林は絶妙なタイミングでダメージのでかい茶々を入れていた。例:「やっぱりこう見るとカリカさんってバランスいいですよね」→カリカふたりとも一瞬固まる。

各コンビ呼び込み。犬の心池谷→ポイズン→しずるで、呼びこまれないまま次に行かれそうになったライス。「ちょ、ちょっとちょっとお〜」2人揃ってのベタな登場、シュールのライブなのに序盤10分で師匠クラスのベタです。いいなあライスおいしいなあ。そのほか、池谷さんのくだりで副音声「こういうアングルで相方をみるのは初めてですが、男前ですね(押見)」「気持ち悪いですね(蝸林)」発言があったり(※舞台上では池谷さんがヒートテックの黒をロンT扱いしていることの是非が問われていた)、ポイズンのくだりで阿部ちゃんの黒スーツの妙と吉田さんのナチュラルさ(ぼっちゃん具合)について副音声が喋りすぎ、ポイズンが繰り出した強めのボケ=左ジャブが全然当たらなかったりと、舞台上の芸人にとってはやりにくいまま展開。しずるはドラマで共演中の俳優さん裏話などをおもしろおかしく話しているのに、副音声にさんざん茶化される。「おっタレントトーク!」「(※村上の鮮やかな水色パーカーを指して)あんな水色着れませんよ」影マイクではどちらの声かが判別しづらかったのですが、コメントに悪意があるのが押見さんだと思います。ライス関町は副音声に田舎のおばちゃん呼ばわりされていたような。バランスの悪いライス、田所さんは体型いじられてたんだっけな。
副音声関係なく、カリカに「まだ成熟していない若いオスゴリラ」呼ばわりされてた池田と、1月3日のココイチカウンターで出くわしてしまった池谷&家城組と阿部&林組の暴露話;林さんがカレーじゃなくハヤシライス食ってた→なんでそこにライスがいないんだよ!にほっこり。かたつむり林もいたら2皿できるね。

まずはネタで、しずる→ライス→ポイズン→池谷→カリカの順だったかしら。
しずるはテレビでもやってた視力検査コント。演じはじめるや否や「出ました青春コント!」と叫ぶ副音声。さっそく挫けるしずる。そのほか抱き合うシーンでは「腐女子ポイント!」(※これは確実に押見コメント)など。蝸林は「僕がシュール5にかかわってるのはそもそもしずるさんが遅刻したからですよ」「この後ブルーベリーが出てきます」「収録だとブルーベリーは裾に投げるけど営業ではサービスで客席に投げる」等、いちいち演者の心を乱すコメントを繰り出していました。実況だけではあきたらず、Wikipediaから拾ってきた資料を読み上げて羞恥を煽る副音声。過去のコンビ名ピスタチオとチョコサラミだったんだね。
そのほかの潰しどころ↓
池田「…ブルーベリー…?」(副音声「出ーまーしーたー!」)
両目をふさいだ池田の名台詞「見えません!」(副音声「そりゃそうですよね」)
よろよろしつつも何とかセリフは飛ばさず、しずるのネタ終了。

次のライスは妖精ジャックのコント。これは初見でした。
RPGっぽいメルヘンな世界観で、関町さんは王様に手紙を届けにいく旅人。田所さんの右手が仲間の妖精ジャック。田所さんは黒装束で、右手にグリーンの手袋を装着。手袋が妖精みたくひらひら動く。副音声「パペットマペットですよね」「ネタ合わせのときにかぶってるとか考えなかったんでしょうか」「黒子のくせに顔は出したかったんですね」本番前いちばん髪型を気にしてるとばらされた田所さん、ダメージ大。関町に対してはコスラッチに始まり、昨年クリスマスの元カノに振られたシチサン話など。副音声「元カノがいたことが驚きです」。関町さんはよく通るいい声。しかし彼の乳首が浮きまくっていたことと、パンツのチャックもフロントホックも全開だったことがいまだに謎だ。
ライスもかなりよろよろしつつネタ終了。副音声はライスいじりがとまらず、次のポイズンの漫才が始まってもまだライスネタを喋り続けていた。

ポイズンの漫才をこんなに近くで見れるなんて!ネタはM-1敗者復活の五木ひろしではなく、子どもができたら。キムタクを360度回転して見せる阿部ちゃんに爆笑した。こえええ!
副音声によると、ポイズンの漫才にはたった一度だけ2人の視線が合致する瞬間がある。それが見どころなのだとか。副音声の煽り「さあ合うか!?合わない!」「吉田さんは合わせに行ってるんですけどねー」このときだけ吉田さんがちょっと崩れた。あとはポイズンはちゃんとネタやってたように思います。副音声がそんなに記憶に残ってないもの。終盤で2人の目が合い、変に湧く会場(笑)

池谷さんは相方が副音声中なのでひとり刑事コント。しかも無駄に新ネタをおろしてきた。詳細は省きますが(何をどうやっても彼のコントはシュールではない)、副音声(押見)「(鼻につめたティッシュのひらひらがふわってなるのが)このコントのキモなんでしょうね」いやな相方だなあ〜。避妊やめた話とかしてたんでしたっけ。池谷さんは副音声に惑わされまくっていた気がする。このへん副音声の記憶が曖昧。副音声「一件落着で終わるなんて時代劇以外ないですからね」これは押見さん。なんだかんだで相方のフォローにはなってたような。

カリカはいつもの面接コント。面接を受けに来たのは桑田佳祐→瀬川瑛子→丹頂鶴。丹頂鶴をこんなに間近で見れるなんて!あいかわらず残念な桑田モノマネに、副音声「練習してから来てほしいですね」「自信あるんでしょうか」。副音声ブースで押見から蝸林への無茶ぶり「林さんもこのモノマネは得意ということで」「僕は桑田のモノマネでここまでのし上がってきましたからね」。乗った!歌いはじめる副音声の桑田(けっこうクオリティ高い)と舞台で喋り続ける桑田の奇跡のサラウンド。このくだり悶絶したわー。瀬川瑛子モノマネは鼻クタのあれで。副音声「これは瀬川瑛子のモノマネをしている人のマネです」。林さんがせっかく気をきかせて瀬川瑛子もサラウンドにしようとしてくれたのに、副音声の2人が喋りすぎて聞き逃し、実現ならず。惜しい!なにやってんだ副音声!でも資料読み上げの際に家城さんのブログ炎上の件にふれ、もうそろそろ再開していいのでは?と問題提起してくれたのでよしとします。丹頂鶴は、よかった。

ネタ後は企画コーナー。ぞろぞろと舞台に出てくる各コンビ。
阿部ちゃんの服装が変わってる!スーツのままだと動きにくいからなのか、休日のお父さんのようなダサさが滲むセーターとスラックス。2時間弱の公演のなかで一番衝撃を受けた。ポイズン大好きだ!
ゲームは目隠しビーチフラッグで、2人対戦です。
ここでも副音声は性格の悪さをいかんなく発揮し、無茶ぶりに継ぐ無茶ぶりで演者を翻弄していた。


※まだまだつづくよ。でもこのペースだと1週間はかかってしまう...

2010年01月03日(日)



 聞こえてないふり

あ〜正月が終わっていく〜。
お酒はおいしいし、テレビではドリームマッチを延々やってるし(やっぱりフィーリングカップルがないとね)、爆笑コメディアンズ秀作ブログの寅さん実況はおもしろすぎるし、録画して見たごぶごぶはまるで水曜どうでしょうだし、お酒はおいしいし、オードリーと志村けんとつるべの絡みが超楽しそうだし、これから湯けむりスナイパーだし、お酒はおいしいし、明日はシュール5公演2連発だし、なんでこれが毎日続かないのかしら。
本当は去年中に仕上げないといけない論文があったのに、全然進んでいない(※ざんげ)。


2010年01月02日(土)



 どっかに魂を売っ払ったほうが

あけました。2010年も大いに笑えればと思います。

大晦日はガキ使の笑ってはいけないホテル→笑いっぱなし伝説、の間におもしろ荘。画面四分割の時点で「ロシモンおるやないか!」となり、俄然かぶりつきで見る。トップバッターロシアンモンキーの老練剛腕な感じが好きで好きでたまりません。きわめつけの営業感はどこにかけても鉄板ネタ、テレビでは短めで。シンクタンクや中川家のような年輪を感じる。ああ、M-1が4分じゃなければなあ!せめて10分なら囲碁将棋とロシアンモンキーの時代だったのに。
あ、ダブルネームはもろもろあってまだトップカラーにいたんですね(※過去のそらみな情報)。ガンバレイと若林の絆話に今さら涙が出そうです。いや〜いい話だよね。
あ、東京NSC14期のオクヨコだ。ジャニオタネタが出たところでテレ東に移動しかけたところでハマカーンが出てきた。意外とヨゴレ願望のある浜谷(※過去のそらみな情報)は目が血走っていてよい。下衆の極み&鬼畜の所業←これ無駄に言いたくなるよね。
おお〜どんぴしゃのネタ初めて見た。いい感じの裏路地感。あっでも裏のテレ東で野性爆弾が曲作ってる!あっでもおもしろ荘に囲碁将棋が!(錯乱)根建が前に出るとおばちゃんハラハラしちゃう。この子らはまたJ-WALK⇔安室ネタを(笑)文田痛恨のコメントミスで出番終了。
あしやすながって知らない!目が離せない。風藤松原って、あれ、左の人ランチじゃなかったのかな…。ロビンフットは完全な初見です。ネタの構造が天竺鼠のツンデレ会社員コントとおんなじ。これ演技派?エルシャカラーニは思ってた2倍芸歴が長かった。
ああっ運ため荘にジューシーズ!っていうか春日、人相変わっちゃってるよ。最近ANNしか聞いてなかったからふつうに驚く。若林はなんで両拳つっぱってたのか。寒いからか。

もうネタじゃないようなので笑いっぱなし伝説に切り替えます。
この番組は毎年録画しても倍速でなく等速でみる。ドロドロに酔って飛び入りしてきたリットン調査団の水野さんを倍速で見るなんてありえない。八方の楽屋ニュースで東野への性的嗜好を熱く語っていた友近、笑いっぱなし伝説のキスしてほしい企画で本懐を遂げていた。Wコージの優しさには感動すら覚えます。
しかしイス-1グランプリ等のネタ企画がなくなって歌番組になっちゃったのは手痛いな〜。RGによるイエローモンキーのJAM歌舞伎あるあるが聴けたのはもうけものでしたが。
東西対抗漫才、最初の2組+キンコンの若さがまぶしすぎた。オリラジもフルポンも好きですが夜明けに求めるのは寄席感です。パンクブーブーは年明けらしい重心の低さだなあ。中川家はカフスボタンのフリースタイルに近づく途上。アジアンと矢野兵頭とティーアップとまるむし商店に安心する。

さて寝ないまま実家に顔だけ出してきます。爆笑ヒットパレードをどこで切るかが問題。今年はお年玉どうしよう。


そうそう、大晦日のジューシーズシチサンは見てよかった。
パンサー尾形にお笑いプロ論を語る犬の心・押見に対するグランジ大の暴露=オールザッツにおける犬の伝説19点(※150点満点)。LLR福田「負け犬の心さん」ナイスネーミング!押見さんはデータ集めて学習するタイプなので、今年のオールザッツにも来るなら何らかの結果は出すんじゃないかと。20点はいくんじゃないかと。遠山の「月20万」はリアルすぎた。そ、そうなんだ…。がんばってください。

2010年01月01日(金)



 それでもかまわない

あ〜大掃除終わった〜!
去年は引っ越したばかりで手を抜きまくったので、今年は力入れて大晦日の早朝から掃除始めました。というのも深夜1時半から朝まで生放送してた大炎上baseスペシャルがおもろすぎて興奮さめやらなかったから。生放送終わってすぐ録画を再生、まるまる2回見ながらの大掃除です。これからイロモネアとフレンドパークの合同番組が始まるのに、そんなのは録画しておいて3回目の大炎上baseを見ようという勢い。テレ東の妄想テレビが完全にかすんでしまった。
大炎上baseで放送されるネタは何割かオールザッツとかぶっていて、しかしそれを補って余りあるおもしろさ。ネタも企画も初めから最後まで余すところなく笑いっぱなしで、ズルズルアワードすら抜群におもしろい。本当に視聴者の努力を必要としないなあ。オールザッツで放送されなかった藤崎のハセ兄ネタと学天即の見るに耐えないコンビ喧嘩と超若手10組(特に山が動く)で腹を抱えた。あとかりんとう川畑の結婚秘匿事件と電力会社の千葉さん。山が動くは東京03のマネージャー大竹を超える衝撃の笑い。これは今後が楽しみです。売れたらすぐ東京に行ってしまうご時世だけど、大阪の笑いはまだまだ大丈夫。ジャルジャルもかまいたちもモンスターエンジンもホーム感すごかったし。
東京の笑いを摂取し続けた2009年下半期でしたが、最後の最後に力技でうっちゃられてしまった感。でも愛せるのは俄然東京のほうです。大阪の若手はほんとにいい意味でも悪い意味でもかわいげがない。
まだ今日はageageとシチサンとテレ東の歌うお正月とおもしろ荘(とガキの使い)があるので、結局お笑いは東西関係なくおもろかったらええんや、という2009年の総括。だからGAGの福井はバッハに入るといいと思います。
来年はbaseも京橋花月ももっと通おう。京橋花月に囲碁将棋とロシアンモンキー来てくれないかなあ。30分ぐらいの尺の漫才で。

そういえば犬の心の押見がブログに「大阪に殴られた」って書いてたけど、あの点数は悪意や排他性ではないので(だからこそ「精進が足りない」になったんだと思いますが)、またぜひ来ていただきたいです。ひと昔前に比べたらオールザッツの客層はずいぶん変わった。知ってる関西芸人にしか笑わない時代はもう終わったんだと思う。あとグランジはもっとハマっていいと思います。

2009年12月31日(木)
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