ヒルカニヤの虎



 誰もわかってくれないなんて

2009年オールザッツ来た〜。
この日付の記事は12時以降徐々に伸びていきます。

30分ほど遅れましたがインポッシブル1回戦に間に合いました。犬はまだ東京帰ってないよね?(※1回戦から上がれる気がしない)インポッシブルの暴力性はやっぱり大阪にハマって高得点。南国姉妹はなんとなく予想していたよ。しかしいじられ方がおいしいな。
少年少女はテレビ出てるだけあって知名度高いね!でもそんだけじゃダメなんだということが如実に。例年通りspan!が滑った。ゲイバー押しは掴みまでだと思うの。
それにしてもGAGが114点いくオールザッツであるなら、なにがしかの変革は望めるかもしれない。というところで先が長いためちょっと風呂入ってきます。アイスクリームこと勝山梶のムーディがまさかのインフルで、梶のフットカットだけ確認済み。
犬とグランジが出た場合、濡れ鼠でも風呂から飛び出します。

大喜利〜本ネタの合間にフットカットを最初から。順不同になりますがフットカット先に拾います。
トップバッターのガスマスクガールがインポッシブル+クロスバー直撃÷2の感じで、これが100点超えの高得点ならなるほど今年のGAGはいくかもしれない(ということは犬の心も望みなくはない…?)。
藤崎マーケットはとどのつまりよくも悪くも狭い。この狭さはオールザッツなら愛せますが、笑いとして一体どこまで通ずるのだろうか。去年も思ったけどこのネタが140超えてしまうのは違う。わかる奴だけわかる「あるある」に優しくなってしまってはいけない。それは安易だ。
ソーセージはオチもったいなかった!
インポッシブル見直して、改めて一番湧いてたんじゃないでしょうか。やっぱオールザッツ向いてるよね〜。ファミリーレストランはせっかくの改名なのに芸人受けと男受けになってしまった。旧ジャンクションがんばれ!もう中の知名度はやはりすごい。

で、犬の心はどこにいるの?(※今ダイアン津田の刑事茶番が繰り広げられているところ)

ガリバートンネルはやはり三須さんのケツバナナ皮むきで。2009年下半期に生で見すぎたせいかもはや三須のインパクトが薄い。25点の点数の真意については観覧席の人たちに問い質したいです。でも傷跡は残した。
RGは来年無敵なんじゃないか。
予想はしてたけどメルヘン倶楽部は浸透すんのに時間かかるよね〜。もっこすファイヤーはまあ、うん…。
スーパーマラドーナのツッコミ武智はどんどんいい感じになってきていると思います。こんだけ引くツッコミもない。「挽肉してやんよ」はもっと溜めていいよ!
ね、ほら増谷キートン受けたでしょ?(落ちたけど)真摯にきんたまの歌を歌いあげていました。2700はキングオブコントじゃなくオールザッツのハコがジャストサイズだったんですね。がてん。
グランジは1分のなかでよく温度上げてったと思う。設定もいいと思ったけど、あららダメか〜。中途半端な点数!大阪の審査員もうちょいがんばれるやろ。

CM明けでまさかのシェイクダウン並び!リー5世を処理できなかった後藤さん。特に助けない久馬。シャングリラは藤崎マーケットの劣化版のような気がする。品のいい「あるある」は難しいと思うよ。
セブンbyセブンは数あるキャラのなかでも鉄板の安西先生。なのに鉄板じゃない(そこは間違ってない大阪の客)。ただ一部には熱く受け入れられると思います。
銀シャリがまだフットカット組だなんて!掴みで掴んで受けて中百舌鳥で転がしてそよ風でオチ。これは別に内輪受けではない。少年感覚のコントはまだまだ伝わりきっていない感じ。ミサイルマンのお肉ちゃんの相方おもろかった。甲本ヒロトファンも納得のバネと勢い(落ちたけど)
天竺鼠もまだフットカットなんや!驚き。ネタはいつものショートコント電車ネタ。谷六オチはどうなの(笑)
犬の心は地上波オーディション用のあややネタ。大体わかってたのでやっちゃっても特に落胆はないですが(あれで笑う大阪の客はたぶんいない)、どうせならきわめて犬らしいシュールネタで来てほしかった気がする。データ集めて帰ってください。オールザッツは芸人の渾身の学芸会だから、振り切ったほうがいい。今年はシュールでも振り切ったらきっと勝てた年。
あれ、スマイル何やってたっけ。非常によい勢いで調子乗ってるRGにくぎ付けで忘れてしまった。ひがしくはダースベーダーのほうが輝いてる。
見取り図はM-1敗者復活ネタ。しゃべくりは珍しい、残念。
和牛も狭いな〜と思ってたけど変則の展開がおもろかったので○(でも落ちた)。ボーイフレンドが最後。ツッコミのバリエーションだけで評価されるパターンですが、うーん。東京組ではインポッシブルが白眉かなあ。あ、でも2700はリズムネタでかなりいきそう。

ここから2回戦。の前にネタと企画。
今年は三浦マイルドのポジションに慢性中耳炎の南国姉妹がハマったみたい。
おお、笑い飯哲夫のM-1での「テンダラー浜本」がオールザッツにおいて完結した!それでこそ笑い飯、そしてオールザッツ。
千鳥は蒸しアナゴ、ダイアンは美容院。敗者復活とハコが違うだけで狭いネタがこんなに受けるのだなあ。今年5月に紳助が言ってた200人に受けるネタと800人に受けるネタについて、あらためて考える。
あとデンジャラスストリッパー・小向美奈子の名を出し、「暴力やめようや」と小声で呟いた陣内のことはそろそろ許していいんじゃないでしょうか<世間。しかし女性しか読んでいないであろうこの日記でスライム乳について書いて何の需要があるのだろう。
企画の軍団ノリ、もうギャロップ毛利はおなかいっぱいです!
続きはのちほど。

フットカット2回戦のクロスバー直撃ビオフェルミン→インポッシブルR15コントの流れが美しすぎた。今年は予想に違わずこの2組が来るのではないか。そして落ちたガスマスクガールの勇気を忘れません。
GAG少年楽団は1回戦と同じ普段のネタ。そこまで点入っちゃうのか〜、と去年との違いを感じています。彼らが変わったのではなく審査の客席が変わった。これで天竺鼠が落ちたのは残念。谷四の次が見たかった(つまり天満橋)。

ああ、今年はネタ組にランディーズが出ないんだ。ほっとしつつもちょっとさびしい。とろサーモンがフットカットじゃないのはもっとさびしい。ギャロップがネタ組やもんな。シャンプーハットの「都こんぶで改札通って野洲まで行ける」掴みで笑う。天津向のポールスミスのスーツ6年ぶりぐらいに見たなあ。まだ笑い飯の次世代に位置づけられていた頃。
「うっすらしか見えてないネタランキング」の笑い飯哲夫の般若心経で深夜爆笑する。

フットカット準決勝。やりすぎたスマイルはきらいじゃないと感じた。そういえばスマイルは毎年オールザッツのときだけ好感度が上がっている。藤崎マーケットは正直ハセ兄が見たすぎるので決勝進出はやむなし。2700はなにかどこかがきわめて胡散臭いですね(ほめてる)。GAG<クロスバー直撃<インポッシブルは順当です。クロスバー直撃もうひとネタみたかったな〜。まあでも望み通りクロスバー直撃とインポッシブルの対決がガッチリ見れたのでよしとします。欲をいうなら決勝で当たってほしかった。

ネタ組、中山功太の黒さを愛してしまいそうです。野性爆弾はあいかわらずの爆弾コント。安心感すら感じ始めている。テンダラーの短ラン長ランにぐっとくるのは私がヤンキー好きだから。
ポン兄は毎年すばらしい芸を見せてくれるので本当に感動する。今年はストリップよろしく局部を花で隠しつつ全裸で舞っていました。生放送ならではのハラハラ感。

フットカット決勝。だから藤崎の細かすぎるあるあるは違うと!私が単にあるある嫌いというのもありますが。ていうかさっきやりそこねたハセ兄やれや!インポッシブルは最後ふつうのショートコントをお口直しに持ってきた。必殺やってほしかった。点数は順当だと思います。しかしインポッシブルと2700にくわえてかたつむりが来てくれていたら、かなり新しい風が大阪に吹いたと思う。改めてくやしい、かたつむりの活動休止。
結局藤崎マーケット優勝で、いや完成度高いしおもしろいんですが、去年とまったく同じ感想をもったオールザッツ漫才でした。オールザッツに完成度なんか求めてない。合言葉は勇気!やっぱり2007年の伝説(天津のエロ詩吟と神々の遊び)は超えられないなあ。

オールザッツでネタをしないケンコバなんて。
で、プルートボブはなんで出てないですか。



最初から見直して補足(※僕は毎年最低2回は見るんだよ)
・モンスターエンジンはフットカットに出るべき!!
・ジャルジャルも(以下略)
・笑い飯はサッカースカウトマンネタ(ガンバレイ大和路):このネタをM-1でかけない心意気
・ソラシドがつるっつるにすべっていた
・クロスバー直撃の1本目はトルコアイス作る人とボクサー、さすがです
・イシバシハザマは懐かしの探偵ナイトスクープネタ:もうちょい上いっていいような
・リー5世は枚方市に住んでいるらしい
・ジューシーズは誰も傷つけないかわいいコント:思いのほか点が伸びない
・ウーマンラッシュアワーは型が決まりすぎて…


そういえばきのう忘年会からの帰り、地下鉄でゴリゴリのギャル2人が「今日は寝られへんわ〜」「朝までオールザッツやもんな〜」と囀りあっていた。
お笑いのある世界は美しい。

2009年12月30日(水)



 ファンキーなバンドがくるから

忘年会につぐ忘年会、そして深夜のお笑い番組の猛攻。
きのうは仕事納めでしたが、あんまり納まらなかったので出社している。でも睡眠が不規則なせいでずっときもちわるい状態。日曜はなんでか朝3時ぐらいに目がさめ、オードリーのANN#12など聴いていました。オードリーによるオードリー2009年の総括。なんかいろいろと興味深く、感慨深く聞く。

地上波はとりあえず今年も八方の楽屋ニュースが見れてよかった。ギャロップ毛利は今後どうなっていくのか。業界騒然のRGのあるあるが聴けて非常に嬉しい。同じ時間帯にやってたダウンタウンのバラエティは続きそうな感じですが、今そんなにもかまいたちがキているとは思わず。ふくらむスクラムはすごいんだね。
IPPONグランプリはバカリズム優勝で文句なし。ダイナマイト関西については野暮だから言わない。バナナマン設楽と有吉の老練かつ骨のない磁場がおもろかったです。あ、あと若林がんばってた!ああいう場がもっとあればいい。だいぶ前から気付いてたことですが、私はジュニアでは笑えない。松本も参戦すればよかったのに。投稿のメタボさんがおもろかった。ああいう場で勇気ある回答を出すのは難しいなあと思います。だからケンコバは好きさ。

今日はオールザッツ。残念ながら観覧は落ちたので、おうちで血走った目で見ようと思います。今年は東京若手が20組も遠征してきてくれる。犬の心・グランジ・ジューシーズ・ガリバートンネル・インポッシブルあたりは本当にありがとう。東のアイスクリームと西のファミリーレストランの改名対決も気になるところ。あとリー5世がどう出るか。オールザッツ見出してずいぶん長いですが、出場芸人全員わかったのは今年がはじめてです。
しかしオールザッツの客はフットカットの若手に対して本当に厳しく冷たいので、東京勢にはアウェイじゃないよ!と言いに行ってあげたい。あー観覧落ちたくやしいー!(小道具を山ほど持ってきてくれた何年か前の平成ノブシコブシの勇姿を忘れない)(彼らはおもしろかったのに知名度がないだけで落ちた)
増谷キートン・ガリバートンネル・インポッシブルあたりは太さで受けるような気がします。グランジとジューシーズは地力あるけど、ネタによるかと。犬の心は対戦相手と流れだと思う。コマンダンテとビーフケーキが出ないのは痛いけど、GAGとガスマスクガールがいる。でも下手したらドン滑るな...。クロスバー直撃とインポッシブルのバトル超みてえ。
また9時間後に実況書きに戻ってきまーす。

2009年12月29日(火)



 そこに理由はないんだろ

検索ちゃんのネタ祭りにバナナマンとオードリー。
バナナマンは2009年夏の新作「Happy Birthday」をコンパクトに。うわーうれしい。
オードリーの漫才は綱渡りをみるようでハラハラする。練習量って大事なんだなあ。あと東急ハンズはオードリーが先かアンタッチャブルが先か、どっちなん?そしてお笑い通に刺されてもいい、千原兄弟のあの副賞ネタを私は憎む。

今日はKさんの結婚パーティ。の前に会社でお仕事。しつつ見ホーダイのシチサンを潰し見。
囲碁将棋の「9期で忘年会しようよ!ハリセンボン、しずるはいないけどね!!」の茶番が楽しそうだった、楽しかった。言ってくれれば飲み物ぐらい送ったものを。深夜のキャンナイ生を控えたゆったり感が出演していてほほえましい。今更ですがライセンス藤原が昔連呼していた「どどんぱの半澤(※卓球がうまい)」が爆笑コメディアンズだと知った。がんばれ9期!来年の躍進に期待します。飛び入りで乱入してきたしずる池田のドーラン顔がおもろかったのでしずるも応援します。彼女の就職決まってよかったね。
ジューシーズのハンバーグの回もおもろかった。とりわけLLR福田が。

結局パーティ→1次飲み会→2次飲み会→3次飲み会で朝5時まで飲んでしまった。あー楽しかった。

2009年12月26日(土)



 どこにも終わる気配がない

オードリーが桃組として紅白に出るそうで。
まあANNで裏話陰口が聞けるなら何でもいい。
はねとびは若林の毒舌が冴えていてよかった。前々回のANNで「とっちゃん」連呼してたのはこの流れだったのかしら。春日の「叩くんじゃあないよ」が地味に好きな私。

黄金生活のサバイバル、ブラマヨの安定感とドラマ性が群を抜いていました。この2人は川を渡ってるだけでおもろい。ただの日常会話が漫才の掛け合いで、こんなに力量が拮抗してるコンビも珍しいのではないか。
オードリーは若林が朦朧としながらもお笑い寄りでコメントするのに対して、春日は本気でサバイバルしている。なんというか、つくづく変わったバランスのコンビだなあ。若林さんはお笑い芸人という職業があって本当によかったと思う。春日はどこ行ってもやっていける。

あと今週のアメトーーク、ゴッドタン芸人のフリースタイル悪ふざけ。おぎやはぎ・劇団ひとり・バナナマン日村が宮迫に股間を押しつけつづけている聖夜。宮迫は後輩に舌を入れられたことにショックを受けていた。クリスマス商戦にあれを地上波放映した加地さん(※プロデューサー)は一本ネジが飛んでいると思う。
新春スペシャルでいちばん楽しみなのは町工場芸人です。


クリスマスはおうちで甘くないチョコを齧りながらディケンズのクリスマスキャロルを読むのが幸せ。ディケンズは食べものや祭りの描写、とくに大人が子どもみたいにはしゃぐハレの描写がうまく、おなかがすいて引き込まれてしまう。
今年も「That was the pudding! ...like a speckled cannon-ball, so hard and firm, blazing in half of half-a-quartern of ignited brandy...」のくだりを読んでいて、うわあ食いてえ!と悶えました。毎年飽きもせず悶えている。毎年だいたいブランデーだけで我慢している。ディケンズが興奮気味に描写する「点々のある弾丸のようなプディング」はブランデーがぽっぽと燃えていて、てっぺんに柊が刺してあるのです。「赤毛のアン」の続編「アンの青春」でアンが「ディケンズを読むとひもじくなっちまうのよ」と話すシーンがどこかにあって、モンゴメリの時代のカナダでもディケンズの食べもの描写は垂涎だったのか!と20世紀末の極東で不思議な気持ちになったなあ。
で、今年は社会人の余裕でクリスマスプディングを買おうと思い立ち、甘いもの苦手なくせにさっき検索かけてみたわけです。結果、膝から崩れ落ちた。クリスマスプディングってプリンじゃないの!?(ムンク)
野暮なうぃきぺでぃあが言うには、イギリスのクリスマスプディングは日本人が想像するプリンではなく「具だけのパウンドケーキ」なんだそうです。そんな…そんなの信じない…!私が20年も愛してきた固くって空気穴のあいたぶるんぶるんの弾丸のようなプリンが幻だったなんて。ああショックだ。ネット社会っていいことばっかじゃないよね。
追記:でもつべで浜ちょんの「チキンライス」が聴けるからネットはいい。「今の子ども」って誰のことだろう。

2009年12月25日(金)



 音なんかなくても

あとから思うに昨日の14時間爆睡は単に気が抜けただけではないかしらん。緊張プッツンした手応えがもうすごい。まだ全然脱稿してないのに...年内あと3営業日しかないのに...。

大阪では木曜深夜1時半〜4時に未放映ガキ使の一挙放映。
裏番組(ゴッドタン→おねマス→バカヂカラ)を録画しつつ、どうせ寝すぎて寝れないし、とダラダラ見てたら3時半からくだんのフリートークの回が始まって、あわてて録画しました。ライセンスの前説フリートークは録画逃した。そもそもほぼ2年ぶりのフリートークがそんな深い時間の放映でいいの?...いいような気もする。CMで細切れにされたまっつんの他愛ない子ども話を聞きながら、いつの間にわれわれはこんなにもありがたがるようになってしまったのだろう、と遠くに思いを馳せる年の瀬です。逆ベロベロバー。

きのうぼんやり考えていたのですが、今年いちばん面白かった番組コンテンツはおねマスではなかろうか。3回に1回はスカっとして、3回に1回は泣いて、3回に1回は笑っている。なんという奇蹟的バランス。番組の作り手や司会のおぎやはぎやサポートのオアシズ大久保さんがどんなに斜めで計算していても、結局はマスカッツの真摯さと勇気に心動かされてしまうのです。なんかすごく大事なものを取り戻したようなきもち。僕はバナナ・マンゴー・ハイスクールCDのかすみかわいい教育学院初回限定版を買ってしまうかもしれないよ。今後は3期生のダークホース・お笑いわかってるかすみ果穂がどう動くか、注目しています。諸刃の剣のような気もする。

日記がフワフワしてるのは吐き気がとまらないから。ちょっとくらい寝とけばよかったかもしれない。これは徹夜になるのかな。

キャプテンザコ師匠のブログが10日間更新されないだけで〜こんなに寂しいなんて〜知らなかったよね〜。更新ありがとう。

2009年12月24日(木)
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