ヒルカニヤの虎



 戻れなくて年を重ねてくの?

日曜にゴッドタンで芸人マジ歌スペシャルって、何のごほうびか。
やっぱり東京03のマネージャー大竹がおいしすぎる。ピアノをベースに持ち替えよった!なんだよあいつ超かっこいいよ。PVほしいよ。日村さんが例の乙女系で歌い切り、劇団ひとりが原型をとどめていなかった。そして森三中のポテンシャル!そこらへんの女芸人より一個上行ってるよね(@設楽さん)。でもキャンディファンとしては鬼奴ねえさんも出してほしいところ。
もう一回ちゃんと見ようと思います。たのしいな。

土曜は昼間っからサイゼリヤで暴飲暴食してきました。
4人テーブルに全然乗り切らない皿数で、とりあえず記憶に残ったメニューを片端からオーダー。それらを白ワインとグラッパで流す感じです。あいかわらず悪いワインで懐かしさに涙が出そう。
勢いで誘った元相方は黄金伝説みてないのに快諾してくれ、「無理なら日曜も付き合うから」とぬかしました。伝説達成したいなんて言ってない!でもあいついい奴だな…。帰りにねるねるねるね買ってくれたしな。

日曜はパソコンで動画系を流しながら論文書き。
ライセンスの無限大を初回から順に見ていて、ああいいなあとしみじみ思う。彼らはただひたすらになんて楽しそうなんだろう。計算や駆け引きや演技もすべて込みで、2人とも楽しそうです。ライセンスに遅い波がきているのは何もM-1効果じゃなく、2007年春に始まった無限大からのゆるやかな流れであったこと、が、とても素敵だと思う。彼らのトークの「楽しい」は人から人へ、口コミに近い形で伝わっていった気がする。それはたぶん伝播の形態では理想に近いはず。流行じゃないからうかつに消費もされない。商品でないところ、芸人としてテレビサイズにパッケージされきらない部分が残されてるからこそ、ライセンスは今こういう特異な位置にいるんだろうなあ。今後どうなるのか、今この時代だからこそ見続けたいコンビです。有吉の言葉を借りるなら、どうかバカにみつかりませんように。ちなみに私の専攻はメディア論とはなにひとつ関係がない。

Gyaoでそらみな(※蒼井そらちゃんとオードリーのトーク番組)をいくつか。こちらはバカとどう渡り合ってゆくのか。結構最近の回を聞いたんですが、現ツッコミの人が想像以上に痛痒い。ますます好みのめんどくささで、逆に二の足を踏むところです。あとちょっと躁鬱の気があるのかもしれない、今躁なんかな。トークでクレッシェンドしていく感じが箍外れそうな紙一重。やっぱりこの人ボケだよねえ。トークのハンドルは若林が完全に握っていて、動きも流れも単発のボケも全部御す立場なのに、やけに暴走しそうで目が離せない。あとチャッターとの大喜利が単純に楽しいです。先日のスマステなんかメじゃない春日さんのネタふりポンコツっぷりはすごいなあ。これでも成長したんですね。
このコンビは遠慮と介入のバランスがすごく変わっている。

2009年06月21日(日)



 あらすじ読んで深呼吸

黄金伝説オードリーが予想以上に面白かった件。
ちゃんと山も谷もあって漫才的な掛け合いも盛り込んで、オーディエンスも店員もうまく使ってた。若林のコメントはほぼ外れなかったし、手数は多いし場は動かせるし、見せるねえ(唸)。先週のはんにゃがあまり笑いどころがなかったのも好対照でした。ところどころ不自然な感じは気になりつつも、若林がイキイキして独断場。彼は全体を見渡して企んでから攻める人で、春日は完全な受け身かつ「おもしろい人」なんだな。このコンビはひな壇で縄張り争いするよりこういうロケのほうが向いてそう。土下座の流れとか結構緻密な台本作ってるんだろうか。生ハムは単に若林が壊れたんだと思いますが。
いずれにせよ2週連続放映でたいへん嬉しいことです。私の期待する殺伐解散のくだりは来週っぽい。しかし殺伐以前の問題で、春日があまりにも若林に無関心でびっくりした。アメトーークの愛方10:0は嘘じゃなかったのかもしれないな。あとメモとして↓
・「へへへへへ〜」の後が一番疲れるらしい(※完全な愛想笑いゆえに)
・春日の言動がカマっぽく、若林の感性がOL;だから女性人気が高いの?
・リタイアして新宿のショーパブに戻ろう!←若林さんはこれがすごく言いたかったようだ
・胃袋論争から8:2の解散話→夜の砂浜で相撲;基本的に春日には若林に対する戦意がない

いつもの木曜。
ビーバップハイヒールは道具の歴史。いつもながらためになります。
アメトーークは後輩山崎憧れ芸人。山崎は度外れて最強ですよね。東のり「高田純次の皮をかぶった明石家さんま」まさに。でも昔はダウンタウン病だったなんて(ボケが無表情でツッコミがしゃかりき)。いや、ただもう単純に楽しかったです。なんか痛快なんだよね。来週はイマイチな気がする...。

上記黄金伝説をリピートで見ていると猛烈なサイゼリヤ行きたい熱勃発。
学部生時代、大学の近くのサイゼで授業前の真っ昼間に激安ワインを痛飲したりしていた。その後英語の授業で当てられて呂律がまわらなかったりした。当時白ワインをデキャンタでおかわりしてた元相方を誘って土曜食い散らかしてきます。これぞ経済効果。そしてわれわれといえば、相変わらずなかなか変われないなあ。

2009年06月19日(金)



 笑いの主人公たちも急ぎ足で逃げてく

うわあすごい寝た。8時間くらい寝た。やっぱり昼日中に太陽の光を浴びて山にのぼると疲れるなー(※登下校)。
あっ今日は黄金伝説だ!

地上波はいろいろ書き忘れている気がします。もう一気に。
火曜、リンカーンは芸人エレベーターなので録画して見る。松村が素晴らしかった。そしてプラスマイナス兼光出演が嬉しい、だって凄さは見ればわかる。ミラクルひかるは松本最上級の褒め言葉「こいつアホやろ」が出ました。上記3名がよすぎたからか、山本があんまりクオリティ高くなく思えた。
99プラスはオードリー2/3。バス釣り師の菊地さんは面白かったのですが、若林笑い過ぎじゃないですか。今更だけどこの人ゲラなんだな。先輩芸人を取られたくない春日は若林を飲み会に呼ばない。器ちっさ!確か雨上がり宮迫もそんなこと言ってた。でも呼んだら最後、取られるってわかってるんだ...(憐)そういう比較からくる卑屈さとか劣等感は実は春日のほうが強いのかもしれない。若林は春日の奇行について語ってるときが結局いちばん楽しそうだ。春日クイズは若林の絶妙なフォローが飛び出すので目が離せません。フォローと99の優しさありきで成立している。来週は若林の性格の悪さ/非道さ暴露。これは楽しみ。
魔女たち〜にはるな愛ダマしでオードリー、特になし。
人志松本の許せない話で若林のみ出演。雨男のリベンジでしたが、雨男はどきどきキャンプの佐藤じゃなかったっけ?でもやっぱりまだまだですね。あの予定調和な空気をぶちこわせるのは今の芸能界で有吉しかいない。バカリズムはナナメ上空を華麗にすり抜けていったし。
正直しんどいにもオードリー出てました。これをふまえての堂本兄弟だったのか。談志のものまね3連発、若林さんそれは似てないんじゃ...?(真顔で)柳原はいい子だと思います。細かすぎて伝わらないモノマネでやってた窪塚はもうやらないのかなあ。あれ好きだったけどな。当時はコンビだとすら知りませんでしたが。

水曜、ジャイケルマクソンは大好物企画ジャイケルセミナー。ナイツが非常に面白かったです。南京玉すだれでヒーヒーゆわされた。松竹はじめとして師匠の話は鉄板ですね。小島よしおも雑学的でおもしろかったし、ペナルティヒデもそれなりによかった。いい回だった。
グータンヌーボが録画されていて、どうやらオードリーらしいけどさすがにつらくて見ていない。
あらびき団は充実していた(どぶろっくと風船太郎が出ていたので)(しかし風船太郎は大道芸を捨てる気なのだろうか)(ベルセルク三好を出せ!)。
子育てプレイは佳境です。そんな、まさかの奪還チャイム音で終わるなんて...!ただもうこの4人が愛しいので、最後どうなってもいいですがシェア解消オチだったら泣くと思います。

まあそんな感じで毎日楽しく健やかにオードリーを追っておるわけですが、同時期からはんにゃも録画登録している。で、わかったことは「オードリーとはんにゃの人気がすごい」というフレーズ自体が流行していて、はんにゃは録画される数はそんなに多くないこと。ヨシモトだから営業とか劇場とかが多いんだろうな。あと関東ローカルにしか出てないとか?オードリーは確かに地上波の露出すごいんだけど、だんだん視聴率稼ぎ顔出し系とじっくり系とが分離していっている感じがする。でも結局漫才はできてないんだよね。
なので漫才を求めてネット動画をふらふらしている。ライブの漫才をかなり拾えたのでゴキゲンです。テレビではあの意味不明な春日のアドリブにはお目にかかれないから。予想外のアドリブにありえない反射神経で対応する若林のハネ方がこのコンビのおもしろさだと思う。アドリブに見せたネタだとしたらすごい演技力だ。でもたまに若林氏爆笑してますけどね。赤羽で多国籍のスナックを出したら、行かざるをえない。

メールをいただいたんですが返信が戻って来てしまうので、
かいつまんでここに書きます。以下反転で。

ユキさん
メールありがとうございまーす。
詳細なオードリー情報、いたみいります。
・どろだんご日記:読んでない、です...。まだM-1で泣く覚悟がなくて、読むかどうか迷ってたタイミングでぜんぶ消えちゃったので胃の腑が焼けただれました。日記に書けないぐらいショックでした。うわーん。
・Gyao:蒼井そらちゃんのやつはいくつか見ました。これもじわじわ見ていこうかと。そらちゃん以外のもGyaoにあるらしいですね。消えたりする前に急いでみます。
・ラジオ:ラジオ持ってなくて聞いてないんですが、何が何でも!と言われると...買います。
もうしばらくオードリー祭りだと思いますので、またぜひお願いします。
他のメルアドでご連絡いただけるとありがたいですー。


2009年06月18日(木)



 やれそうもないのにいつかやりそうな人につこう

ひる11時半まで社会の窓が開いたまま。普通に引いた。

今まで全部見てたのに、飛び出せ科学くん痛恨の録画失敗。
あああ〜巨大生物があ〜。アングラ巨大生物(※オヒョウとかバッタとかx51.org的なもの)はまさか出ないと思うけど、くやしい。
湯けむりスナイパーは女客が出てくると脱ぎ要員かどうかまず予想する。今回は正解でした。青山テルマに感動する源さん。ちょっとあのプリクラほしいよ。
テレビブロスしかりやりすぎコージーしかり、オダギリジョーが千原せいじに憬れているという話を聞くたび「あーはいはい」ってなる。言いたいことはわかる、わかるけどでもそこは言うなよっていうね。
※私のオダギリジョーに対する愛は9年を経て歪みきっています。

深イイスペシャルにオードリー。
若林に彼女が5年いない理由:陰気。
Gacktの名言は爆笑しました。それ以外はべつに名言じゃないだろー。
芸人の活かしどころを皆殺す名言当て企画、若林があの解答を出したと思えないので春日が考えたんでしょうけど、でも若林さんGo出すかなあ。大喜利貴公子・義実すら変な感じだったし、あの場ではそういう回転は求められてないってこと?楽しみどころがわからない。
まあこの番組はさっさと終わってほしい最有力なので別にいいんですが、パネラーとしてのオードリーの戦略が未だ掴めないでいる。あえてパネラー方面をつぶしにかかってるならいいのにな。という願望。
プリキュアにおける若林のキャラデザが鼻フューチャーされすぎてて笑った。特徴そこなの?春日さんは確実に美化されています。

深イイを流し見ながらなぜ紳助を好きになれないか考えてた。
楽しくなくて楽だから、というのがとりあえずの結論です。言ってる内容はそんなに問題ではなくて、絶妙な語り口や人の御し方によってすべてを真実の価値観に化けさせてしまう、あの絶対化の力が問題なんだと思う。享受すれば確固として芯が得られて楽だけど、いつでも笑えるんだろうけど、ときに感動もできるんだろうけど、でもそれって視聴者にとってはただの思考停止じゃないのかな。もちろんこの人個人は決して楽なんかではないと思いますが、視聴者に楽させる/自由を与えないあのわかりやすさは、私のなかでは盛大に警戒警報が鳴る。
ここんとこお笑いの大物たちとオードリー(with若手売れっ子)の絡みを連続でみるので、反射板オードリーを通してそれぞれ特性がみえ、ちょっと楽しい。
たけしは自分の立ち位置を(遺産としての)古きよき芸人に決めたのかな?=代替わり。爆笑問題は田中の凄さを再確認しました。ナイナイとダウンタウンは芸人をすごく大事にしていて、ふるまいの動機がやさしい。さんまはおもしろがりながら、みつけたおもちゃを両手に自分の領土を広げていく。で、紳介はちっともおもしろそうじゃないんだ。結局そういうとこなのかもしれない。

2009年06月16日(火)



 安心がきっと毎日を似せてる

夏目前の土日、なだらかでのどかでした。

かきくけ公園前(吉本新喜劇)が録画されている。
予想通りのライセンスで、DVD録画機能を心底褒めてやりたい。
暴走族姿2人登場で悲鳴に近い歓声が響き渡っていた。すごい人気だな〜(頬杖)。
芋洗坂さん然り、貴史くんは大阪ではグレた弟役で固定されたんでしょうか。先輩方に文字通り弄られておいしかった(とりわけ友近姐さん)。藤原はさすがの舞台経験です。発声等は言うに及ばず、空気を掴むのがとてもうまかった。またぜひ新幹線で来てください。ノンスタはここをホームと思い定めてがんばって!常連どころでは小藪座長の横暴が光っていました。めだか師匠って子どもの時からみてるけど、進化しながら・普遍的に・めちゃくちゃおもしろいな。

日曜に実家に帰ったら、親に現在付き合っている相手がいるかどうか尋問を受ける。なんなんだ。でもよかったクリーンな状態で。
どっかの占い師に「娘さんはもう既に結婚相手に出会って付き合っているはず」というガセを吹き込まれたらしいのですが、うーん...いや、ないよ。ということをお昼にセンパイKさんに話したら、「塙さんのそれは‘お笑い’なんじゃない?」といわれた。なるほどそれはちょっと素敵だ。たしかにもう気が遠くなるほどずっと、生活の中心がお笑いです。

5月から長引くメンタルの降下。
激烈にいやなことも辛いこともないまま、何かが決定的に欠けている。
どうしようもないことはまるまる飲み下すほかないものです。きっと消化機能が落ちているだけ、ああでも、また退屈なのかもしれないな。

2009年06月15日(月)
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