ヒルカニヤの虎



 いつか今のことが懐かしく感じるのかも

先週金曜から連続で会社の忘年会、餅つき、専門学校の忘年会、大学の忘年会とほとんど家に帰らない状態で、今朝帰ってきたら4日前の洗濯物がまだ干しっぱなしでした。やや凹む。
でも今日はいちばんの楽しみオールザッツですよ皆の衆!!何が何でも自宅待機です。もちろん朝5時まで寝ないよ。去年度と同じく実況日記です。

すべらない話をさっき見た。ゴールデンの体裁が気に食わなくて昔ほどの情熱をもてない私。「姉がレズです」のころはよかったなあ。ジュニアのセックスドールの話はやりすぎコージーではローションまみれだったのに、ローションのくだりがごっそりなくなっていた。ケンコバのネコの話は作りっぽいのだけどケンコバぽくて好きだ。ケンコバとメスゴリラのトークのオチは人間の悲しさとか醜さとか小ささとかが泥臭くって、なんか好きです。松本人志のすべらない話はメレンゲの焼き菓子のように軽い。今回は大ネタがなかったね。またメッセの有とか茂雄あたりを呼んで深夜にやってほしいなと思います。

セックスドールといえばきのう忘年会前に大学の後輩Sちゃんと「ラースと、その彼女」を見る。ひさびさに見たい映画だった。一度として性行為がないあたりがハートフルでファンタジー。最後ちょっとびっくりしましたが(それでええんかと)、コメディ要素もあって箱庭でバランスが絶妙なので、それはそれで...と思える。というか文句を言っては野暮である。女医を演じたパトリシア・クラークソンがめちゃくちゃ好みでした。震えたぜ。

ライセンス無限大(12/26;最終回)
・終わりちゃうんかい!(トークライブがよしもと劇場で配信されるそうです)
・泣く用意をしていたので、肩透かし感がハンパではない
・最終回の全体的なユルさを含め、喜怒哀楽が飽和して感情が凪いでしまった...
・というか感極まったイキオイでなら書いてしまえるあれこれが、この終わり方だと恥ずかしくて書けません
・でもDVDは買ってあげようと思う(ライセンス初DVDゲットだぜ)
・ガキみたいにフリートークと企画分けて2枚組とか?

2008年12月29日(月)



 たわむれてるだけ空の下で

びっくりしたー、いつの間にか20000PVなってた。
1万から2万の期間がえらい短かった気がするです。ありがたいことでございます。
皆さんお笑いスキーなんだからも〜、というのが正直な感想。
これからも日々しょうもないことを書き散らしていきますので、ゆく年もくる年もどうぞよしなに。

黄金伝説の魚捕まえる系は的確に私のツボを突いてくるので目が離せない。芸人と怪魚の夢のコラボ。っていうかタカトシ、がんばってオオカミウオみつけてほしかったよ〜。テレビで捌かれるとこ見たかったよおおお。

その後八方師匠の楽屋ニュース。大好きです。ビーバップとアメトーークなくてもニコニコです。吉本のこういうところは好きです。

わが友人のなかで最も下半身に節操のないAから久々に連絡がくる。
「ノンスタ優勝したなオイ」「どうする?」「ちょっとだけお祝いしとく?」そんな話。
大学のころ(4〜7年前)はお笑いライブや番組観覧に頻繁に行っていて、メンバーがAと、Aの研究室の先輩と私の3人。Aと私はリットン系のコアな芸人が好きで(でもミーハーなのでうぇっさいなども片手間に見つつ)、先輩はわりと手広く何でも目を向ける人だった。ごひいきがノンスタ石田で、何度かライブにもついていったりした。Aと私はハマるほどではない感じ。
でも社会に出た先輩と学生のわれわれの都合はいつしか合わなくなって、Aと私は院に進み連絡が途絶え、1年たった春の夜に先輩は川に身投げした、らしい。理由は彼氏にも親にもわからないまま。お笑い大好きだったくせに笑えないことをするよね。それからわれわれはなんとなくお笑い見に行くことをやめてしまった。やっとライブ復活したのは東京のコント師さんたちに惚れ込んでからです。
親友とか大層なもんじゃない、人生のほんの数年間だけ隣合ってバカ笑いした人だけど、毎日が灰色でもずるずるみっともなくても4年だけ生きのびられたら、ノンスタがM-1優勝するとこ見れたのに、優勝した瞬間にメールだって送れたのに、私はナイツですって歯向かえたのに、あんた損したよ先輩。と今思う。イチお笑い好きとしてそう思う。4年あれば大概のことは笑えてしまうし、この4年でおもしろい芸人もいっぱいみつけたよ。せめてもうちょっとバカだったらよかったのに。
まあでもそんなに深刻な暗い思い出ではなく、私の記憶では先輩はずっと大笑いである。ただノンスタvsナイツ(vsオードリー)に対して歯切れが悪いのは、そういう思いもあるよということで。
さて、同窓会がてら祝ってこよう。

2008年12月26日(金)



 行くべき場所は上しかないと

大鉄筋base
・ちょっと神々押し過ぎじゃないか?;最初のネタ見せは良かったけど
・銀シャリは「あえて」のベタなのだなあ、と最近とみに思います
・注目はキンデルダイク;ハッピーエンドで終わらない!
・会場から笑いとともに「おお〜」と感嘆の声が起こるクロスバー直撃
・スーパーマラドーナは面白いと思うのだが、もしかすると贔屓目かもしれない
・何かで声出して笑ったんだけど、どのコンビだったかな?クロスバー直撃?

水曜晩、ガキ(藤原に100質)を見る前にゴッドタンを見ていたのだが、いやーマジ歌はいいね。ガキ見ずに引き続きゴッドタン見ときゃ良かったと思いました。何ひとつ心に残っていない。ジャイケルマクソンでバラン後藤が終わってしまったのが残念でなりません。

あらびき
・なんか面白かったです;つまりいい意味で粗挽きではなかった
・モンスターエンジン神々の失敗;年内で神々やめたらより愛せるのに
・じかちょ井上とネゴのモンハンは狭いところ突いてるなあ
・ボケが異常に楽しげなオープンスペースの漫才はねじ伏せられた気分だ
・BBゴローの稲川淳二のものまねはどうしても見入ってしまう;今回は叙々苑の游玄亭
・グラビアで笑っちゃったよ
・シルクねえさんと藤原紀香と菜摘のユニット
・Bコース羽生が最高であった;私こういうの好きなんだ...

ケーキは苦手なのでビターチョコを買い込み、齧りつつクリスマスキャロルをよむ。いけすかないキリスト教的道徳と善と改心と啓蒙の精神に満ちあふれておるのだが、なぜかもう20回(20年)くらい読んでいる。「だってキレイゴトがいいんだもん」と言った五代雄介の精神に通ずるものがありますね。※誰の同意も得られないことはわかってるよ。村岡花子の訳は傑作だと思うのですが、実家に置いてきてしまったのでちまちまとペーパーバック。人が変われるという希望はこの本で教えてもらったなあ。変わらなきゃいけない現状に気付くことがまず難しいのだと知ったのは大人になってからだ。

2008年12月25日(木)



 革命家にでもなればよかったと

きのうは朝から会社で仕事して夕方実家行って晩飯食わしてもらってロンドンハーツみて帰った。ある意味すごく無為な休日。ちなみにロンハーの抱かれたい芸人で設楽さんがかなりの上位に食い込んでいて嬉しい私です。ライセンス藤原の2票は誰なんだろうか。

よしもとオンライン第1回見たー。
これは...うーん、確かに2時間ずっとライセンス2人が出ずっぱりでしゃべってるんですけど、できればこう、ちゃんとトークしてるなかの流れでネットで意見を問うみたいなのがいい...かな...。掲示板でネタふられてトークとか。今の感じだと緊張感ゼロのケータイ大喜利のよう。ライセンスゆるゆるやないか。やっぱり無限大がなくなったらガチのトークもなくなるのかしら。先は長そうなので、さすがにこれでは2時間もたんとエラい人が気付いてほしいなと思います。相方の二の腕を左手でバチバチ叩いてた井本さんはよかった。
しかしライセンスとはそんなに年齢違わないはずなのに、この人たちどうやって自宅のネットつないだんだろう?まずそこが心底不思議なパソコン音痴っぷりでおもろい。でも確かに、私たちは大学の情報処理で初めてパソコンを触った世代なんですよ(PCはすべてLinux、最終課題がLaTeXを使ったHP作成であった)。10代でライセンスになった彼らにはブラインドタッチもネット用語もなじみがないかもしれん。興味ある人は自力でやるでしょうけど。かてきょの生徒(中学)は自分のPCで独学でHP作ったりしてたけど、この5〜10年の世代間格差ってすごいと思う。情報処理の回路が脳の発達レベルでちがうのでは、とすら思う。
閑話休題、井本さんがやほーの人たちに話しかけまくっていて、身内笑いも豊富でああ開いていると思った。M-1のくだりは卑屈で屈折してて面白かったよ。サンドウィッチマン優勝を見ながらテレビ前でちょっと傷ついていた井本さん。
キングコングとノンスタイルを応援してたライセンスをみてやっぱヨシモトやなーと微妙なきもちです。そういえば先々週にカリカがザ・パンチをぼろくそに言ってて、あれは愛だなと思った。
来週以降はながら見でいこうと思います。そういえばまだ大鉄筋baseを見てない。

ライセンス無限大(12/19)
・オンラインの影響でちょっと記憶が薄いのですけど
・藤原さん記者会見に遅刻(田舎のおっさんの入りで頭は茄子のヘタ)
・井本さんJALとANA相手にゴネる;まんまヤクザやないか!
・ふかふかのソファのある部屋に連れて行かれるいつものパターン→戦うから愛媛に行かへんごめん、と心中で藤原に謝るヤクザ;...だからなぜ戦う?
・行動原理がツッパリでしかないような気もしますが、彼が今後も穏便に芸人生活を続けられればいいなと願わずにいられません
・アームストロングサンタのくだりは半目になっててあんまり記憶が...あと1回なのにー
・とりあえず藤原がこしゃくだった

クリスマスイブですね。きのうの夜10時頃に初めて気付きました。
世の男女は今宵いろんな体位でまぐわうんでしょうが、今日も普通に遅くまで残業だろうなと諦めの境地。いいよ別にもう...。家帰ったらディケンズのクリスマスキャロルを読むだけです。

2008年12月24日(水)



 見ている者はいつもつんぼさじき

わーM-1おわったよ!全体的に小粒だったけど楽しかった。
正直ノンスタでちょっと鳥肌が立った。
モンスターエンジンはおもいくそ馬鹿で開いていて、やっぱり大好きだ。でも私はナイツが残念で残念でなりません。個人的には優勝だったんですが、下ネタはだめですか?あとU字工事とオードリー好きになったよ。
兄夫婦と鍋しながら見てた2008年、兄が「敗者復活はオードリーが来る!」と予言していたことはここに明言しておきます。2位は納得できないけどオードリーすごい勢いあったよ。食わず嫌いでごめん、面白かった。でもオードリーとナイツはスタイルでつぶしあいになってしまった感があって残念。

で、帰宅ギリギリまでノンスタ優勝にゴネていた兄夫婦ですけれども。30歳目前の男女がでそこまでゴネるかね?というくらいゴネて荒れている。まあキングオグコントのときの私のゴネ方はもっと酷かったと思いますが。
事前にノンスタは力あるよ〜と贔屓発言してしまっていたがために、現在ノンスタ擁護にまわらざるをえない流れになってとても不本意です。いや、私も好き嫌いでいうとそりゃナイツなんですよ…。でもそんなにもノンスタだめかな?昨日の日記に書いたとおり、私はノンスタ優勝に特に蟠りはないのだけどな。同じ系統のキンコンとくらべても素晴らしかったと思う。スキルだけで笑えないって言われると確かにそうなんですけど、結局フィギュアスケートの採点みたいなもので技術点も大いに影響するわけです。
ええと一応順番に。

ダイアン;テンポが巻きすぎててもったいなかった!せっかくの新しいスタイルがうまく活かされず…。本当にすごくすごく勝ってほしかったんですよ。ダイアンのポテンシャルはすごいんだよおおおお。でもそれを出せないのも実力のうちなのか。

笑い飯;本番は敗者コメントへの序章に過ぎないリターンズ。「考えてたんと違う!」それでこそ笑い飯だ。本ネタはもうあの奈良を超えてくることはないのだろうな…。構成って何だ。でもそれもまたよし。出られるだけ出てほしいです。

モンスターエンジン;大阪深夜スケールのネタをM-1でやる度胸を、私は愛する。楽しそうでのびのびしててよかったよ。3時半からやってた前哨戦の紹介PVの浅さには爆笑した。

ナイツ初回;駿ネタ3回目なんですけど、で全部覚えてるんですけどやっぱり笑ってしまう。序盤の風邪の谷を治すかと下ネタのたたみかけで窒息したのだが、M-1で下ネタはだめなんですか!なんで!?そんな縛りがあるから野性爆弾がいつまでたってもテレビでおもしろくないんだ。...脱線しましたけど、いやナイツおもしろかったと思うよ。会場笑いがこんなに少ないとは思わなかった。せめて…いやいいんですけど…。でも私は好きだ!

U字工事;世界ができあがっていて面白かったです。派手さはないけどくせもなくて、こぢんまり上手だった。でも決勝で「もう1回みたい!」とまではいかないところが...。

ザ・パンチ;ああ…モンスターエンジンくらい堂々とやれてたらなあ…

NON STYLE;この時点で会場笑いが一番多かったと思う。まだ学生のころ、5年ほど前に劇場でみたノンスタの漫才が非常に面白くて見直した。そのときはまだ大阪にいたチュートやフット、その他実力派の芸人がいるなかで、とりわけおもしろかったのがフットとノンスタでした。それまで特に注目もしていなかったノンスタはライブ派の芸人なのだろうなと思った。今もたぶん、テレビ画面より劇場で生で見るほうが面白い芸人なんでしょう。あと無限大のフリートークは面白いヨ。

キングコング;悲しくてやりきれない。来年も出れるよね?いつか報われるといい。

オードリー;基本飛び道具なのだけど、意表をつくボケ・ツッコミをつなぐ流れがきっちりしていて、面白かったし非常に上手な漫才でした。やっぱり漫才はツッコミのおうところが大きいな。

ナイツ決勝;SMAPのネタ久々に聞いた!スタイルは同じでもまったく失速せず、いい高さで面白かったと思うのだけど。でも木村庄之助は若い子わからんよな。具のあたりからヒーヒー笑っていたのですが、会場は下ネタにひいていた。下ネタのなかでも品位のある下ネタえらんでると思うんだナイツは。そこに観客が気付かないで笑いどころが流れてしまって、ちょっとロコツなことを言うと許されない。そんな不自由なお笑いはいやです!(激昂)

ノンスタ決勝;スタンダードの強み、失速せずテンポも動きも完璧で、マイナス点がなかった。ただ、1年後でもよかったかなと思います。

オードリー決勝;あっ…失速した…(笑)いやでもオードリーはM-1出てよかったと思います。あとモンスターエンジンも出てよかったよね。

結局お笑いを審査するというのは何なのだろうなと思う。
ノンスタの漫才は幅広い層を笑わせることができるし、そこで笑う層を私は否定したくない。だから私がノンスタであまり笑えないのは悲しいことです。ライブでは笑った。いまでもライブで見れば笑うだろう。だから希望はある。
去年の夏頃に私はこんなことを書いていました。
>松本が築いた暗くてマイナーな規範外の人間のためのお笑いの潮流は後退して、
>お茶の間のみんなにとって楽しいお笑いの波がまたきてるのかもしれない。
>それはそれで全然いいんだと思う。ただ私がそこにいられないだけの話。
そこにいられない、という1年前より、私はお笑いを好きになってしまったなあ。
ただただよい芸が見たいから、できればその幅広い層にも入りたいんですよ。

ライセンス無限大についても書きたいのですが、...エンピツって1日に2回は書けないのか...。
長くなったので次の日記に。

2008年12月22日(月)
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