ヒルカニヤの虎



 あの頃に戻れはしないけど

行ってきました東京。1回だけ、俳優座土曜昼の回。

■bananaman live 2008 疾風の乱痴気

千秋楽後にすぐC−1の1回戦なのですね。ひさびさにC−1サイトチェックしたら野性爆弾やらライセンスやらが予選通過していた。たのしみです。

ではバナナマンライブ、レポというほどのものでなく感想と備忘録。
セットリスト含めDVD待ちの方は以下どうぞ読まれませんよう。

 
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※注意※今回のライブ、「ああ楽しかった!」と心から思われた方も、どうぞ以下読まれませんよう。

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テレビのバナナマンを嫌いな人、好きな人、どちらにもそれはもうしつこく「コント観て!ライブ観て!」といい続けてきました。でも私は今本気でショックを受けている。「やっぱりライブ楽しかった!」と今年も言えるものだと思ってた。
あるいは「今回はイマイチだったねえ」で済ませられたらよかった。
でもそれはできない面倒な子供なので、ひさびさの深夜バスの暗闇でひとりぼっちでずっとずっと考えてた。
初期ではpepokabocha、最近ではkurukurubird。この2つには、他のライブは及びません。それはあたりまえだし、それでいいのです。「出来不出来」の範囲内だから。だからSpicy Flowerのときもそんなことは書かなかった。
でも今回は、感想書く手が何度も何度もとまるほど「出来不出来」の範囲内で済んでなかった。風邪も、テレビで忙しいのも差っぴいて。
来年、ライブやってくれるかわからないけど(EDトークでは次の公演について言及がなかった)、自分の境遇もどうなってるか全くわからないけど、あるなら私は何としてでも見に行くよ。このまま行くのか、変わるのか戻るのか。
だから書いて、残して、覚えておこう。

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Fu
Bad Karma
風の如く
絵本
Confunded
赤えんぴつ
Wind Chime
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Fu
明転、燕尾服で指揮を練習する設楽さん。珍しくシタラハジマリ。
脱臼癖のある指揮者・設楽さんの初舞台、本番で脱臼しちゃうんじゃないかと不安な設楽さんに、同じく燕尾服の日村さんの「ちょっといい話風」のアドバイス。タイトル「Fu」は「〜風」。
鼻を啜りながらハンバーガー食ってコークで流し込んでたような俺が、今はこんな立派な服を着て舞台に立てるなんて・・・の「アメリカンドリーム風」は笑った。この人ファーストフード食っただけですからね。
笑いあって「なんとなくわかりあった風」のふたり。本番がんばりましょうとつよく握手したところで、設楽さんの肩がだらり脱臼して暗転。
オープニングコント、好きです。
でも緊張が走る。脱臼したまま指揮はできるのか?

オープニング「疾風」SAKEROCK
音楽も映像もそれぞれかっちょいい。すごくいい。ただ、いつものような相乗効果があったかというと、首を傾げてみたり。懐かしさとポップは相性悪くない筈なのにな?

Bad Karma
背中合わせでノートPCを叩いてる会社員の2人。なかなかゴミ箱にゴミを入れられない日村さん。おもしろいことを求める日村さんに目を閉じさせ、おもむろに後ろを向いてごそごそした設楽さん、何かを手に握らせる。「これ何?怖い!怖い!」の日村さんがありえない内股(笑)
ゆっくり指を開いた日村さんが見たものはチ○毛。10回以上「チ○毛」って突っ込んだと思います日村さん。
設楽さんの渡辺正行のものまねが入ったのはここらへん?
運不運・不平等の話で、雑誌の最後に載ってる100万のブレスレットを買った日村さん。自分で買っといて「高え!」連呼。でも全部わかって意識したうえで買っている。「ないよりはあるほうがいいよね(かわいく)」←ゴリ押し具合がもう(笑)。
風俗でイソジンうがいをしたのに一度も口のぐるりを使っていない、ことを客席に向かって説明する日村さん。このくだりは本ライブ最高に面白かった。あとパセリ。世の中は不平等なのである。秘書課の美人と課長がラブホ街を歩いてるのに遭遇したくだりはなぜか猛烈なチャット。でも結局、設楽さんは日村さんを下に見ている・見下している。彼女いるし。
あれっオチを忘れた。でもとにかくこれはバナナマンらしい、なかなかに下品な金と女に縁のない男コントでよろしゅうございました。むしろ詰め込みすぎたくらいだ。なんだ脱臼してないじゃん、とこのときは思った。

風の如く
どんなコント?というと「公園」と「わけのわからないオブジェ」と「3組のカップル(?)」と「狂言回しのスピード主義者」でつなぐオムニバス。
これは一体、バナナマンのコントなのだろうか?人間らしい人間はおらず、間はなく、心情はすべて言葉で説明し尽くされ、理に走り、めまぐるしく終わってしまった。脱臼どころか指揮者交代だ。

絵本
ガラス瓶に入った100年前の女の子のメッセージを受け取った少年の絵本。
その作者と宅配(だっけ?)のお兄ちゃんの無理問答。宅配の兄ちゃんは絵本の真意がまったくわからない。例の空気の読めない設楽さんキャラなのですが、後半から妙にメッセージ性が強くなる。しかも製作者の青いメッセージ。唐突で、むき出しで、ぺラリと1枚。これは一体、バナナマンのコントなのだろうか?(2回目)

Confunded
confundedってどういう意味だろ?混乱した、とか魔法で変化した、とかメタモルフォーゼっぽいニュアンス?イヤホンで大学提出用レポートを書く設楽さん。バイトの先輩のおじさん・日村さん。イヤホン入れて音楽きいたままの設楽さんが日村さんの口の動きを誤読して間違った単語をいう、それに日村さんが乗ってちょける。というコント。これは日村さんを笑うコントだったんでしょうか。こんな日村さん面白くない?ってこと?われわれは一切笑っていなかった。これも一体、バナナマンのコントなのだろうか?(3回目)

赤えんぴつ
またしょーもない理由で大喧嘩。MCで同時に喋りだしてしまう2人、ひーとん予定トークテーマ「結局薬局のババアが言いたかったこととは」vsおーちゃん予定トークテーマ「ママカリ」。勝手に負けたと感じたおーちゃんは意地でも話そうとせず、腕つねられたひーとんが恒例の椅子倒し。腰打って起き上がれないおーちゃんに「ママカリってなに?」もうマイクが声拾ってない(笑)この2人にほっとする。
続行可能になりましたので、曲は「風が吹く」。ヨリが戻る男女の歌。ギターの音狂いすぎです!でも笑顔でサラバ(にっ)

Wind Chime
いつものプチミステリでした。劇団つきのシナリオライターと脇役の会話。kurukurubird「LAZY」の同居人の2人、Spicy Flower「No clue」の作家と編集者の延長線上の、いってしまえばテレビ露出に比例してのデクレシェンド。これは忙しいなか設楽さんが考えたのだろうな、と思う。

ブリッジ:冷蔵庫の残り物で作るスニーカーと、クリップで挟んでも痛くない場所を探そうが記憶に残っています。でもできあがったスニーカーはいらなかったな〜。これは先輩Fと同意見。しめさばがナイキマークだったのはよかったけど。クリップはもはや何も言うことはない、過去最低のブリッジ(笑)。キン○マ皮が一番痛くないらしい。クリップつけたままパンツ履いてしまえる。

エンディングトーク:疾風の乱痴気Tシャツが売れていない/合宿稽古場で寝床を作り上げた設楽さん/風邪等で2回しか合わせられず/乞食みたいになってた日村さん/この日に向けて仕上げてきた赤えんぴつ、はじめてちゃんと歌えました、等。

そんな感じです。ほかの人の感想が怖くて観れない。

私はあまりにも、あまりにも全幅の信頼をバナナマンに置いてきた。笑いたかったら、人を愛おしく思いたかったらバナナマンを見ればいい。そんなむちゃな期待にこれまでずっと、彼らはこたえてくれる存在であったのだ。
今回、ラーメンズの片桐自由形コントみたいなconfudedしかり、後でふとラーメンズっぽいと思ったのだけど(「風が吹いた」でアリスの風と桶〜を連想したってのもあり)、別にそれは形式の問題だから関係ないのです。言葉の選び方とか、人間のとらえかたとか、決定的にバナナマンじゃない。真実はどうであれ、風の如く/絵本/Confundedの骨格を設楽さんが作ったとは、私は思えません。この3つはあまりにもバナナマンらしくなかった。

じゃあバナナマンらしさってなにさ、と自問自答する。
セリフがなくてもわかる演技力がバナナマンの本懐じゃなかったか。人間と人間の、言葉にならない間や情を掬い取るのが十八番じゃなかったか。どこにでもいて愛すべき無名の人間たちに、粋にスポットを当てるのがバナナマンじゃなかったか。
今回はすべてにおいて言葉が、説明が過剰であると感じました。
きっと足りないものがあったから、補わなくてはならなかったのだ。
毎年ライブがあるのは凄く嬉しいけれど、足りないなら無理しなくていいんじゃないかと今回はじめて思った。
次にみるときは脱臼した肩が治っていますように。
しばらくずっと忙しいだろうから、治るまで傑作選でもいいんです。

んで、バス出発まで凹みまくってる私に楽しい話をありがとう>先輩F。


今年の春からゴールデンに行ったくりぃむナントカが打ち切りになるのだそうです。あほか!じゃあ深夜に返してよ。あのときみたいに産ませてよ。近年独走していたテレ朝のお笑いはもうTBSに抜かれてしまうよ。リンカーンとイロモネアとあらびき団とドリームマッチとC−1、いつのまにか全層を網羅してしまった。テレ朝は雨トーークを死守してほしい。

2008年08月10日(日)



 軽い気持ちで重い答えをどこかで僕は待ちながら

ライセンス/今日から俺はコラボはやや落ち着きました。だってもう10回以上みてるからね。

水曜は午後から有休とって大学へ。
今回は東大の教授の招聘講演。理系のうちの雑誌に書いてもらったことがあり、文理(特に社会学と医学)の垣根をラディカルにとっぱらいたい私にとっては重要な場であった。
最寄り駅から白シャツ+ケミカルウオッシュ(恐怖のシャツin)男子が次から次へとあらわれはじめる。理系大学の醍醐味であるなあ。懐かしい。懐かしすぎてシンポジウム開催会場への行き方を忘れていた。まだ2年ちょっとなのにな。でもこの2年で時間概念がずいぶん変わり、よくも悪くも惜しむようになった。寝る/内職するなんて考えられない。授業料払って時間つかってこの午後を過ごすのだから、そのぶん一意専心で吸収し自分のものとしなくては。そういう対価交換の概念は実は大キライなのだけど。
シンポジウム後、飲み会in沖縄居酒屋にて当然のようにからむ。教授「君が酒が強いことはよくわかりました」。うん、とりあえず名前だけでも覚えて帰ったってください。

今回訪問の第2目的、恩師はじめ講座の先生方に受験したいんですとゆうご挨拶。恩師には既に同級生から話が通っていてありがたかった。1つ返事。この人にもしなにかあれば、駆けつけてできるかぎりの助力をする。そう思えるほどの恩を受け続けてもう6年。
もう1人ジェンダーの教授が飲み会にご参加。フェミニズム嫌いだった私が授業に出られていたのは、ひとえにこの先生のお人柄であったのだなあ。鋭利で高貴で、少女のようにかわいらしい。ずいぶん目をかけてもらっていたのに、当時は何ひとつ受け止められていなかった。
来年から院に戻ろうと思うのです、と伝えたら「まあ素敵!」と手を打って喜んでくださる。ありがたくって涙が出る。あのときの私の器では人から注がれる温情を受けとめられなかったのだ。ズバリ「あなたフェミニズム嫌いだったものね」と微笑まれてひれ伏す。ほんとにごめんなさい。たった2年働いただけで、男女差なんか関係あるかと嘯くことはできなくなった。社会で女としての身体機能を保つことはなかなかに難しいね。
ほかの先生にはお会いできず。まあぼちぼちいこうと思います。

よる12時前に帰宅してひさびさに先輩F(@職場)と電話。終始バカ話。疾風の乱痴気で会うし、と45分で切る。仕事中にお邪魔しました。

2008年08月08日(金)



 気のせいだと悟らずにいられたなら

わたし明日(7日)誕生日で2X歳なるんですけど、もう昨日が誕生日でいい。

ありがとうリンカーン!!
ありがとうボンタン狩り!
ありがとうライセンス!!

そう、そうなの、ライセンスは「今日から俺は!」ですよね!
井本はミツハシで藤原は伊藤ちゃんですよね!
あの2人にあの扮装をさせてくれたリンカーンスタッフに感謝状を送りたい。特に伊藤ちゃんのウニ頭。確実にあの瞬間(画面二分割でライセンス/今日から俺は原画)の私は世界で一番テンションが上がった人間だと思う。完全にのぼりつめた。そのあと涙ぐみっぱなし。
ライセンスde「今日から俺は!」実写化は私の夢でした。ありがとうありがとう。あてどない電波を世界のどこかへ送り続けてて本当によかった(思い出し泣き)。
あ、「いいや私のほうがテンション上がった」「号泣した」という方は子宮、じゃねえ至急連絡ください。われわれは友人になりませんか(御手洗2回目)。

残念だったのは靴。三橋はペタっとした黒の上履きみたいなので、伊藤は革靴がオフィです。襟の高さとか理想なのになー。まあ走り回るからシューズでもしょうがないのか。あ、もちろん体格的にはあまりにも三橋=井本がちっちゃいよ。そこはもうどうにもならないので目をつぶる。本当は三橋のほうが伊藤より背が高い設定。180オーバーの藤原の身長には改めて感謝しました。
命令される藤原、振り回される藤原、先輩を信じる藤原、関係性がぴたりはまってうれしい。脱落とか筋書きはまあ、ゴールデンのテレビなんでいいです。あそこまで井本が残っただけで私は満足だ。

我にかえると「あー気持ち悪いな私」と心底思う、しかしわが人生に悔いなし。

あ、そうだこの日記はじめて1年あまり、10000PVこえてました。
こんな人間ですみません。この日記書くためだけに20分早く出社したんだよ。


2008年08月06日(水)



 カッコいい夢はないけど

週のはじめから急遽出張で九州。日帰りで帰社→仕事→よれよれ帰宅したらバナナマン@スタジオパークが録画されている。バナナマンのくせにバナナマンがかっこよくて悔しい。疾風の乱痴気騒ぎはついに今週!!!そういえばスタジオパークはキャッツメン出演時しかみたことなかったのですが、リーダー出てるんですね。リーダーに靴ひもを結ばせたかつての付き人設楽さん。

さいきん土日は家にこもりきりなのですが、日曜の夕方は前々から楽しみにしていた繁盛亭の怪談落語のため夕暮れにあくがれいずる。チケットとってもらったお笑い好きセンパイKさんとその彼氏さんと待ち合わせ。繁盛亭まで徒歩5分もかからない場所に越してはや3ヵ月、初体験です。生落語も初体験。しかも怪談5席(うち講談1席)でテンション上がる上がる。古典落語は本でしか読んだことないような単語がばんばん出てきて楽しい。創作をやった笑福亭福笑というトリのおっちゃんが素晴らしかった。なんて色気のある話家じゃろ。また行くと思います。
鑑賞後天神橋筋商店街で飲む。お笑いの話になると初対面だろうが見境なくなる習性は本当にどうにかしたほうがいいな。でも飢えているのですよ。われわれは友人になりませんか(まさかの占星術ネタ)。天竺鼠とクロスバー直撃について話すのを忘れた。

金土日とテレビも見たはずなのだがもはや記憶のかなたに。
あ、そうそうSex and The City1.stシーズンから再放送はじまりました。これは真顔で嬉しい。DVD買うか迷っていたところだから。でも映画は劇場で観る気なし。あれは家で深夜にだらだら観るからいいのだと思う。

きのうはタカトシのお試しかが女装後編。この企画は人気あるんですね。私はもはや既にふだんのお試しのほうが好き。っていうかノンスタはもっと点数低くていいだろう!(特にイキリ)麒麟がなぜ川島だけだったのか気になる。中川家剛は気にならない。俳優勢はなんともいえないけど2人枠でいいんじゃないかしら。勝つし。ライセンスと同期アップダウンはけっこうな芸歴なのに、別に不細工でもないのに哀れ4点。しかもあまりおいしくない。この企画に出る出ないって、マネージャーの判断なんだろうなあ。

最近あんまりテレビを見ていない。で何をみてるかというとGyaoで昔の無限大。ライセンスの極初期とかブラマヨとか聞いている。

2008年08月04日(月)



 身から出たサビだけじゃないのさ

みうらじゅん「シンボルず」のDVDを買いなさいメールがamazonさんから6通目。脅迫?

先週はついにおしゃ水脱落しました。なんだろうこの後ろめたいきもち。毎日がんばってラジオ体操かよってたのに、起きていながらぐずって休んでしまったような気分です。かわりに大昔のライセンス無限大を聞いたりしている。たまごスープとうどんとキットカット2コで1日を生きる成人男子は問題あるよね。先週の無限大でずーっと咳き込んでたけど井本さんENJOYは大丈夫?
昔の無限大についてならいくらでも書けるのに、最近のは書き留めておこうという気が起きない。というか夜見て朝起きたら記憶が薄い。ハングリーって大事だな。そろそろライセンス単独やってええんちゃうの。

テレビのお笑い備忘録はしばらく休むつもりでしたが、
あらびき団がいくつか面白かったので。
・その昔われわれ2人がガルファンを殺めたときの...斧
・「殺める」より「屠る」ほうがより神々らしい気がする
・今後東野に笑ってもらえないモンスターエンジン
・大阪名物筒覗き←これ好きです
・黒沢がんばれ黒沢

ゴッドタンキス我慢選手権はみひろちゃんじゃないのが残念。
ビーバップハイヒールは本当によい番組だと思う。

先日会社の先輩と飲んでいてちょっとショックをうける。
うちに歴の長いアルバイトの人がいて、社員になれと上から言われても断っている。仕事できる人だし器用だし、勿体ないといわれている。要は本人の気持ちで、まあ他にやりたいことがあるのかないのか、真意は知らない。先輩いわく、男で何年もアルバイトで、いつまでもアルバイトではだめだからいずれ今の会社をやめて、で別のところで正社員希望しても正社員実績がないからすごく難しい。女ならまだしも男であればなおさら、と否定的にみる。それは全くそのとおり。
だけど私はひどく動揺した。そのときは陳腐にも価値観の違いとしかいえなかったのだけど。まあこの一件はもちろんほんの端緒に過ぎない。私はこの先輩をとても好きで尊敬していただけに、軽い絶望をかんじた。ああ、このひとはこの社会のなかでとてもよくできる人だ。でもいずれ私はこの人を否定してしまうし、否定されてしまうのだろうな。
デキる人間は上へ、そうでなければ下へ。ベクトルが上か下かしかなくって、どの方向にいっても道筋はきまっているとしたら。世の中の大半がそういうレールに乗るとして、そのレールを疑わず従ってしまってよいか。嫌々でも仕方ないから従って、それでいいんだろうか。外面だけ従うふりしてココロで舌出してるなら、全然いいと思うんですよ。でもそうじゃないならシステムに巻き込まれてるだけだ。その中で生かしてもらってるだけだ。男女の別も雇用の形態も、すべて社会で常識とされてる幻想で、でもそれが現実って人はいう。その現実が不満なら変えようとすればいいし、そんなおおごとだじゃなくてもまず「否」を唱えればいい。逆に、現実に従わない人間に「否」をつきつける必要はない。こんなこと言い出すのはこの世の中で正真正銘デキない人間である。それでもなお、デキる人たちと否定しあうのではない道はないものかと思う。


2008年08月01日(金)
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