ヒルカニヤの虎



 本当はわかってる 二度と戻らない美しい日にいると

勤労感謝の日は出張、松本→長野。
まるも旅館というイイ感じに古くて甘い旅館に泊まる。
目の前に女鳥羽川、橋をわたれば縄手通り(古道具とか古本とかあって夜の闇にオレンジの灯り、城下町)。川沿いに歩けば松本城。観光観光。
で、旅館で見ましたよ藤原の舞台。いつのひかきみかえる?だっけな?関西弁かい!と全身で突っ込みつつ全部みてしまった。ミュージカルってみてるだけで肩が…。んで厚みが…余韻が…うーん。

県警みたさに早朝松本駅に行ったら当日(24日)夜になんと渋さ知ラズのライブがあることが発覚。生で!渋さが!うぎゃあ!一瞬なにもかも捨ててもう一泊してやろうかと思う。でも昼までに帰らないと印刷間に合わない。脳内チケットSold Outってことにして問い合わせもせず帰ってきました。断腸。あああこれ会社やめた日にものすごい後悔すると思う。

そんなわけで日記書く間がなく、ライセンス∞もまだ見れてないです。おしゃ水はきのう見た。卵サンドを犬に食われた話をジャイアンにせがむ(そして鉄板で笑う)藤原がなんだかとてもとてもほほえましいよ。

会社のパソコンが壊れて、そういえば家のWinも壊れてたなあと思いつきで修理に出したら速攻でHDD交換済みで返却されてきた。はやっ!あのデータもこのデータも無事。おおお私のおたく人生の結晶が。というわけであらためて過去の日記とか足していきます。エンピツって検索よけつけられるのかしらね?さらりと警戒警報発動中。

引き続き職場の先輩Fがクウガにはまっている。よしよし。
特撮番組は1年間の長丁場なので、ライブではまれば1年まるまるそのライダーの年になる。本当に好きで初めから最後までがっちりみた特撮はクウガと龍騎だけですが、クウガの年、龍騎の年は青くて素晴らしく幸せだった。ただ当時は全然なにも考えていなくて、それぞれ好きで好きで大事なだけだったけど、あれはどういう物語だったのだろう、なにが核だったのだろう、と何年もたった今になって考えている。特にクウガ。龍騎は「家族」(の崩壊)という概念かなと。彼らはそれぞれに擬似「家族」を作る。たぶん唯一「家族」である士郎とユイですらそれは予め失われていたし、ライダーの擬似的なそれはおもちゃのようにたやすく壊れてしまう。一方でクウガは五代しかり一条しかり榎田親子しかり、父親の不在が物語の底にあるような。
…だからどうなの?と思いつつ、なんかこう…なにか見えそうな…。



2007年11月25日(日)



 重い荷物を枕にしたら

あああ。日記を書く間もなく気付けば8時。今日1日はなんだったんだ。
土日出勤しても全然追っつかない。年末はなにかと忙殺されて帰りが遅くなって風呂に入るのも食べるのも面倒になって世界がセピアになる(それは鬱)。
そうそう会社の壊れたPCはiMacに買い替えていただけることになりました。タダでLeopardが使える!イエス!

2X歳にもなって特撮回帰している。先輩Fに「クウガ見ろ」と勧めるうちに自分までズッポリ。コレクションボックスを引っ張りだして涙するわたくし。人を呪わば穴ふたつってやつね。そしてものすごい勢い(土日)でepisode19 霊石まで見やがった先輩F。われわれが何ヶ月もかけて見たものを一瞬で...。
それにつけても一番尖ってたころにクウガ見ておいてよかったなーと今思います。普通に考えればいいんだよ!心に刻んでおく。オニギリジョーは置いておくとして。
そして今週末は長野出張。がぜん楽しみになってきました。

2007年11月19日(月)



 ゴメンネこわれるものでも予告しないのよ

この日記ではあまり会社のことには触れませんが、えー、会社で使ってるmacのHDDが昇天しました。データは全部無事、でもメールすべてとデスクトップに隠していた個人的なあれこれが露と消えたよ。Fuck!! モチベーションが鬼のように下がりつつ休日出勤です。

今週の無限大。フリートークは蛇口をシャワーにするかストレートにするかで大げんか。ああ、藤原は致命的に他人に興味がないのだな。と思う。んで藤原さんの小器用な頭の良さがあまり好きではないらしい私。藤原はよく松本がやる「考えられへん!」タイプの怒り方なのだけど、決定的に松本と違う。欠落してたって全然いい。ヒトと自分が違うのなんか当たり前で、でもそれを正誤とか優劣とか敵味方とかにしちゃったら何も生まないじゃないか。相互理解不能の悲しみから生まれる笑いがコントだし、笑いの本質の1つであると思う。ライセンス、いずれそこを掬えたらいいのにな。藤原自身がいったように、"これはすごく大きな差"で、もっともっと考えてほしいこと。他人事ながら。正直、観客は演者個人のA or Bなんてどうでもいい。A or Bという構造をどう処理するかが見たい(それがすごくうまかったのがcity boys)。芸人なら芸人ならではの処理を。
私はどっち派でもないですが(自分でシャワーのままにしておいて後でストレートだと思ってビーシャビーシャになる派)、でも井本の言い分はなるほどと思うし、その話のもっていき方がヒトとして開いていてよかった。
あとのT.CPもよかったんですが、↑の話が印象的だったので今週はこんだけ。

毎朝のたのしみ「ちりとてちん」。今日の四草の涙と"その道中の陽気なこと"でぐらっとくる。おおお。ひさびさにドラマで波が。朝の連ドラは「あぐり」が不動の1位だったのですが、ちりとてちん、大阪に舞台がうつってからがぜん面白い。まえの「どんど晴れ」が学芸会以下だったから余計かしら。でも落語ドラマ「タイガー&ドラゴン」とくらべても、全然べつものとして面白い。
今日で1部完結と勝手に解釈しました。1部よかったー。

2007年11月17日(土)



 青空になる

水曜日はおしゃ水です。めずらしく藤原の髪のセットがちゃんとしてるなあ、と思ったら夜の収録。みんなテンション高めでよろし。Kzから送られてくる予告メールから「ライセンスはどこで稽古をするか?」的なコーナーを楽しみにしていましたが、結局は奈良の田んぼ前の道路(作りかけの高速のした)と東京のジョナサン。それもう知ってる。今の稽古場ゆったっけか?あとはルミネの大山氏、芸能人オーラ、かのゆいちゃん写真集(やっぱり発声すごい)等。そういえばどのくだりか忘れたけどライセンス内で小競り合い。ちょっかいかけたのも藤原なら矛先おさめたのも藤原。なんだかなー(にこにこ)。
さあて今日は∞。

きのうは会社おわりで先輩Fと飲むうちに忘れたはずの特撮魂が再燃。おしゃ水のあと深夜1時からクウガDVDを見はじめる冥府下り。つっても私がDVDで持ってる特撮はクウガと龍騎だけですけど。塙さんはかつて日曜朝八時の大きいお友達でした。3つだけ願いが叶えられるとしたらそのうち1つで高寺P・荒川でクウガ映画化実現する。今のオダギリジョーが出るわけない(というかイメージが変わる)から五代雄介はCGで。あの生まれたてのイヌのようなぶちゃいくな顔がいい。



2007年11月15日(木)



 銃を抱えて立てこもるでもなく

先週は結局月〜土ぜんぶアルコール漬け。だめな大人。

金曜は大学行って飲み会。面識だけはあった他学部のD3の方とひかえめに話すうち、高校の先輩で同種であることがわかる。即メルアド交換。うふふ仲間ゲット。
最終で帰って2時〜9時まで寝て、痛む頭をかかえ土曜休日出勤。
二日酔いの校正作業はなんてきもちわるいんだろう。トイレで思うさまリバース。もう若くねえなあ。
でもまた飲みに行く土曜夜、会社近くの居酒屋で抽象で話せる友人と。近況報告→下ネタ→人間について。理解できる/できないの境界で綱引きするような付き合いの貴重な友よ。

帰ってから録画で∞をみました。今回よかった!ジャイアンのトークがまとまって長いとその放送の印象がよい。あ、あと藤原の服装が猛烈にツボに入って悔しかった。
フリートークは学祭でいじめられた+各地の学祭、藤原のエレベーター事件、ジャイアン井本チャリンコ撤去事件(秀逸)、藤原と親父カラオケ、ジャイアン親父ワインレッドの心(秀逸)、ぐらいでしたでしょうか。もうひとつくらいあったような?フリートーク盛りだくさんなのに長いと感じなかった。T.CPがロケだったのもいいバランスでした。うさぎさんとひよこさん。ひとりぽつねんと立つうさぎさんに「倒せ」と子供達をけしかけるひよこさん。ひきこもりとヤクザ。いいコンビです、改めて。
3回目のグッズ撮影は正直蛇足な感じが否めず。藤原がもはやおいしくない域になってる。というか藤原にはあんまりそういう芸風を望んでいない。フリートーク+ロケ+相談コミュくらいがよかったんじゃないかと思うよ。

日曜、おこたが入ったので三つ指ナマケモノのごとく不動。録画しておいたSPとかみる。まだおもしろくなるかわからない。NGFだけでそんな、特殊能力片づけられても。
ラピッシュとカーネーションを返却したら早速ディスカスからDVDとどく。生贄夫人と青い春。当時の自分の心理状態がわからん。たぶんきっと、みうらじゅん→生贄夫人、TMGEが主題歌だったような…→青い春、という安易な2枚。そういえばiPodのデータがこわれたときにTMGEも昇天して、入れなおしたいけどこれがなかなか。キリンジもフリッパーズもくるりもフィッシュマンズもナンバーガールもギターウルフもきけないiPod。


金曜に大学の後輩や先輩たちと飲んでて感じた閉塞感のことを考えている。ひどく子供でひどく大人な人間をつくる場だあれは。もちろん私もそうなのだけど。もともと学内持ち上がりで院に入って、あっさり社会に出てまた帰ってくるような人間は目障りだろう。日本社会に必須の遠慮や謙遜はできないし。助手さんの表情がありありとそう語っていて、そのあからさまな感じはどうなのと思ったり。学問が一番大事なんじゃないのかい。
あの場所で腹をきめてうまくやることも手で、でもうまくやるなら社会と同じで、しかもあの場所でないとできないこと、は実はあんまりない。先生がいるから戻りたいけど恩の返し方はほかにもある。どこかですごくアカデミーという得体と実体のしれないものを憎んでいる自分もいる。でも在野は難しいな。どうしたいのだ私。


2007年11月12日(月)
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