ヒルカニヤの虎



 いつも楽しい BOY meets BOY

さて日曜出勤です。
行って参りましたロックンロールスライダースによるスライドショー10。このお二人は中学時代から大好きなのですが、みうらさん・いとうさん個々のファンというわけではないので、スライダースと見仏記とめがね番長以外の彼らはほとんど知らなかったりします。あ、ヴァギナーズは持ってる。

まずは入り口で恒例のいやげ物をいただく。大阪公演は石田いらいらの似顔絵皿。…的確にいやなツボを突いてくるなぁMJ。まあ北海道みたくオダギリじゃなくてよかった。
なんとなく列に紛れてたらそこは物販ブースでした。テングーストラップと竈馬携帯フィルター、ボックスメモ、ステンシルなど購入してみる。入り口付近で院の後輩とばったり鉢合わせ。社会に出たって人間そうそう変われないよね。会場内に私の知己は結局何人いたんだろうか。

OPに入るまでかかってたあの民謡満載の曲はなんじゃ?と検索したら「WHAT DOES MIN-YO-MEAN」でした。ドンパン節は気が触れてると思う。お二人愛好のキョーレオピン等協賛のレトロCM、小さいスクリーンがはけただけで笑いが起きていた。OPはゆるキャラ、カマドウマ、ビリー隊長などなど。おなじみのスクリーンのあの文字を見て万感。

席はなんとセンター、前から7列目。舞台が近くておののく。
全国ツアーファイナルだぜ!という空気ではなく、楽屋のみうらさんいわく「残り物のカスばっかり」。いとうさんは供養とおっしゃる。これまでの4公演で手加減なしで320枚打っちゃってるからね。しかも公演と公演のスパンが長いため、お二人は東京から新幹線で隣同士「散歩の達人」とあともう1冊なんだっけか、雑誌2冊の全頁に突っ込みをいれながら来たそうです。あいもかわらず仲良し。そこで互いに話を出し切ってしまったせいでトークのネタがないとみうらさん。結局新幹線では二人で出家して寺を持って二人住職になる、ということに落ち着いたらしい。
まあもちろん、全然ネタがないなんてことはなくて、恒例のいとうさんによるみうらさんへの無茶フリ、みうらさんのバカ映画トークなどたまらんかった。みうらさんは今は亡き黒川紀章の席を狙っている。
久々のトークは知識の引き出しを持ってないとついていけない箇所も多々あって、普段開かない引き出しを発掘しつつ遅れずついていくのが精一杯。膨大なバックボーンを共有して、茶化しながら縦横無尽に話すお二人は文化人とやらかもしれんが芸人をある種はるかに超えている。ひさびさに脳が興奮した。というかもはや私はサブカルのはしくれですらないのかもしれん。
スライド自体は全公演DVDになると信じています、ので割愛。全体としてはOPトークの通り小さいネタが密集した感じ。後半やや眠かったのですが、アウトドア般若心経の途中で完全にブラックアウトしてしまいました。ええ声やねんもん。最後の「心」で飛び起きた。お疲れ様です。舞台に転がって笑ういとうさんが何回も見れて、ほんとうに嬉しかった。

そして大阪公演は般若心経で終わりではなかったのである。これだけ付き合いが長いのに何故われわれはキスをしないのか?時機を逸したのか?というみうらさんの提言。どうしてもっていうなら「無碍にはしないけど」といういとうさん。「手も握ったことない」というみうらさんにいとうさんは福岡公演のあとMJが酔っぱらって抱きついて「結婚してくれ」と迫ったことを暴露していた。しかし「いいよ」と返すISも愛だよな。
まさかこのおっさん二人ここでキスすんちゃうやろな、という会場の曖昧な空気のなか、われわれは「青春ノイローゼ」と同じ流れで「男キッス」のPVを見せられました。うぎゃー。これはさすがにちょっと、あんまり夢見のいいもんじゃない。でもめちゃくちゃ耳に残るんだよ…。

そんなこんなで終演は10時前。また来年お会いできれば幸甚です。
会場から出るとき前を歩いてたカップルの男性のほうが「これから結婚して出家して二人で寺もつんやな、あの二人」としみじみ言ってたのが印象深かった。いろいろ違うと思う、思うのだけど否定する言葉がなかった。


2007年10月21日(日)



 ウィンターウィンナー

本日はロックンロールスライダースのスライドショーin大阪なのです。
6時に会社を出るためには一体どんな裏技をつかえばいいのかしら。

そんなわけでさくさくと今週のライセンス、おしゃ水は長澤さんにみんな優しくしてあげていた。先週泣かしたのをさすがに反省したのでしょうか、先週のほうがおいしいと思うけどなあ。あと亀田格闘技雑談と、ゲームショーでジャイアンが切れて斬新に帰った話と、名前まちがいと、…あれ、そんなもん?トーク長かった気がしたのですけど。まあいいや、とりあえず今週は2人ともテンション高めで安堵。

木曜は∞。時間ギリギリで楽屋入りした2人、ふだんトークを組み立てる役の藤原さんがお疲れっぽく(井本は進行およびタイムキーパー、まるでダウンタウンの構図)、完全にツレの会話になってた。ジャイアンは細切れトーク散発である。思いついたことを喋る典型的B型。でも音と動きの瞬発力はものすごいです。宮川大輔とはまた違う種類の感性だな。飼い犬ひじきとあずきのくだりで大笑いした。なんであんなにおもろいねん。ジャイアンのとっさのひとことの破壊力はすごいと思う。飛ぶ勇気がある。藤原はたまに「落としにかかる」のが透けてみえるのでアレです。しかし最近の藤原さんのあの妙な笑い方は何なんだ…。
トークはきのうの旅館とか駅の出口がわからんとか。クオリティにはもはや重きを置かないぞ。T.CPはもっと知りたい・噂の真相。家に帰ったら天使の羽が生えるっていうのはどうゆう発想だジャイアン。そういえばYouTubeがなかったような。ああ今週の∞はよかった。凪いだ春の海のようだった。

そんな感じで今週は過ぎてゆきます。ああめんどくさい、日曜出勤だ。

2007年10月19日(金)



 娘さんたち気をつけなコーヒーの飲みすぎにゃ

火曜は大泉洋&バナナマン日村の新連ドラ暴れん坊ママ。
あと一条さゆり、もといゆかり先生の有閑倶楽部、そしてリンカーン。10:30に帰宅してからこれらを録画+ザッピングで猛然とみる。やっぱり大好きだ日村。役者の大泉洋がこれほど恥ずかしいのは何故だろう…。たぶん今後は録画して日村さんシーン中心にみると思う。
有閑倶楽部面白かったです。ジャニーズようさん出てたけど、おばちゃん関ジャニ横山以外わからしまへん。横山は一昨日(大阪)のやりすぎコージーで見てやっと名前と顔が一致するようになった。あのひがしのり寄りの子ね。っていうかグランマニエがっつり日本人やないか!髪の毛みじかいのはしょうがないと思います。あと松竹梅の髪がピンクでないことは予想範囲内ですが、これからもずっと彼が主役なのかしら?なんだか原作よみたくなってきたな…。一条先生のあのモブの人格を認めない潔さが好きだ。

浸透圧おかしいんじゃねえかっていうほどだるいのですが、今月はこのまま低空飛行でいくしかありません。一回休んだらつんのめってしまう。不調含めすべてを気のせいにして走っていればなんとかなると思っている。失う前に獲得すれば耐えられると思っている。走ること自体を目的にできるほど私は弱くなく、また強くもないはずだ。今朝の空は秋にかたむいて飛行機がひどく遠く、自分は地べたを這うておりました。このままでは遠からずけんかのしかたすら忘れてしまう。
覚悟それ自体が懐古趣味に陥ってしまわぬように。





2007年10月17日(水)



 神様を信じる力を僕に

もう秋です。日々がじんねり過ぎていくなあ。このままではいけない。
iPod、キリンジも消えてました痛恨。

週末は友人の結婚式準備だの会社の雑務だので潰れ、特になんということもなく月曜。そうだ土曜は吉本陸上があった。途中までしか録れてなかったため先輩Fにビデオを借り、ライセンスばっちり最後まで見ました。東京からの刺客は騎馬戦以外ほとんどフューチャーされてませんでしたけども。2人とも地味に3位に入ったりしてるのに…。完全アウェイ。

木曜は∞、ライセンスの90分。前世占いで兄妹だったという話を聞いてるときのジャイアンの表情がよろし。このテの占いの真偽は大した問題じゃないと思います。騙される騙されないは要するに贈与の問題で、受け取る側の認識が真実だから。つまり「信じ過ぎやねん」といいながら笑うジャイアンが藤原にとっての真実である。アレ今わたし恥ずかしいこと書いてる?でもそう思ったんだよ。あとT.CPはフェイストランスフォーマー、スペイン人ジャイアンのクオリティがハンパやなかった。コメントがいちいち秀逸。特に往年の淡谷先生。あとは男女の寸劇、タトゥ。今回はなんだかこそばゆくてよかった。
今週はエンジョイの再放送とおしゃ水と∞とスライドショーです。スタッカートを刻むようにいきていこう。


2007年10月15日(月)



 あなたなんかねと言いかけて

木曜にして既に疲労困憊。なぜだ。これだから秋冬は。

昨日のライセンスはおしゃ水、数週間ぶりに面白かったです。笑えるというよりは興味深かった。特にブログ観のあたり。品川はじめブログ芸人みたいにブログを一個のツールとするのはとても賢いと思うのですが、「なんかおかしない?」という人も絶対に必要で、その「?」の感覚は信じられる。それはブログという場そのものではなくて利用者のスタンスに対する問いかけなんだと思うけど。藤原はものごとを直感してから理屈で考えるタイプなんだな。ジャイアンは直感。あと冒頭の「なんか銭湯いや」でわかりあいすぎていてほほえまし。それとジャイアンの頻出単語「ちょうだい」。テレ東のアナウンサーを泣かした嘘ケンカが見たいなあ。
あ、土曜は吉本大運動会だ!録画録画。

きのうコンビニでBrosたちよみして知った、クローズ映画化は三池監督だったのか!嬉々。スキヤキ〜は結局みにいかなかったんですが。ずらっと品のいい役者が揃ってて気持ちひいたため。でもクローズは行きたい。
三池監督で一番好きなのは「極道恐怖大劇場 牛頭」です。探したら家にDVDあったから貸すよ先輩F。たぶん石橋蓮司熱が過剰だったときに勢いで買った。
カンヌ映画祭の監督週間にも出た怪作「牛頭」は、名古屋にあるヤクザ処分場に頭がおかしくなった兄貴を捨てにいく冥府下りの弟分の話です(無茶)。殺してしまった兄貴の死体がなくなり、そこから始まる不条理な現象。そして弟分が敬慕した兄貴は女となって転生し、弟分とめでたく結ばれるのであった(さらに無茶)。ホモソーシャリティでごまかさない、やおいにスライドしない男が男に惚れる世界を描かせたら右に出るものなしです。

2007年10月11日(木)
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