ヒルカニヤの虎



 かもめが空をとぶよ

バナナマン単独「Spicy Flower」(2007.8.4.PM7:00-)。
メモとる余裕もなく笑い転げてて記憶のみですが、備忘録として。
盛大にネタばれするのでDVD待望派の方は以下ご注意です。






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1.Uneducated
一輪車/ペットボトル/きぐるみ/花一輪
;アコーディオン再び。日村さん乗れると見せかけてやっぱり乗れない一輪車。立ち直りの速さと力技にわらってしまう。日村さんに水と土と草と花びらが入ったペットボトルをくれた5歳の女の子はななはちゃんですか?

オープニング
welcome!/人民共和国風
;かっこいいぞちくしょう。


2.A Shocking Move
初めてのお引っ越し/引っ越し祭りじゃーい!/すぐ新聞とる奴みせてやるよ/ばばあ人間/問題ねえ/佐々木さん家の墓(触れる)
;前半、too ecxited to sleepの感じ。でも設楽さんのテンションは高くない。安くて広い部屋に越してきた日村さん、初めてのひとりぐらしにテンションあがりまくり。呆れながらもお手伝いの設楽さん、お祝いにお花。そして次々とあらわになる部屋の欠陥、異常(水圧、圏外、ドアの開き、オートロック無効、窓の外が墓、シンク低すぎ、洗面台のすきまに歯ブラシ、だったかな?)。その都度の日村さんのテンションの下がり顔+設楽さんに欠陥を指摘されたくない日村さんの不条理な強がり。殺人現場(推定)に花を手向ける設楽さん。日村さんの力技からバナナマンの世界に引き込んでいくこの感じ。シンプルにおもしろい。客席のあったまり方が半端じゃない。


ブリッジ:旗あげゲーム
落ち着いて・落ち着いて/3,2,1で脛打って/歯をみせないで
;笑った笑った。これまでのブリッジのなかで一番笑った。


3.ギリギリセーフ
○○の母ちゃんの白目は黄色/セルシオで引っ越し/ゲロリンピック・ハゲリンピック・メシリンピック/パソコンのエンターキー/遊ぼうぜ(食パン絵文字)/超越戦士バインザー/ポカリっつったのにアクエリアス
;a little weirdの感じ。赤と青の動物の遊具のある公園。競馬の馬券を間違って買ってきた設楽さん。腹にすえかねた日村さんが設楽さんのちょっとおかしいギリギリセーフなところを指摘していく。が、設楽さん実は自分の馬券は当たっていた。怒った設楽さん、日村さんと絶交してどこかへ。反省する日村さんに設楽さんから許すメール(with食パン絵文字)。ラストはa little weirdと違って救いがあってほほえましい。


ブリッジ:目隠しオムライス前編
目隠しでひとはどこまで日常生活をこなせるか?実験系。例に出しただけなのに「目隠しで煙草」もなぜかやらされてしまう日村さん。普通に炎に触ってた。よこで声を殺して笑う設楽さんが心底楽しげ。調味料がコント並の量で投入されていく。そして包丁の上にのっかる鶏肉がなんであんなにおかしいのか。


4.SKY DIVING
;…これはせりふ全部がキーワードなので…。あのPUNKSの2人です。設楽が黒いツナギになってた。人生観かえるためにスカイダイビングをしにきた2人の馬鹿会話。けんちゃんも再登場。あいちゃん新キャラ。俺の灰ぶっかけてくんねぇ?(男性客大笑い)。いつもみんなで溜まっているのは王将とゆうちゃんの部屋。「俺が死んだら」のせりふにかぶせる勢いでゆうちゃん「びええーん!」(笑)ひーとん?あと「懐かしくもある」globeは卑怯だ。座席で転げ回るほど笑った。
エンディングトークでも言ってましたが設楽さんが見事にせりふ飛ばしました。ずーっとぐるぐる歩きながら同じせりふを呟いていた。でも客席はまったく心配せず、「どうするのかなー(くすくす)」のスタンス。気づいてない人もいたようで。バナナマンは確たる雰囲気と空気ができあがっちゃってるものな。


ブリッジ:5回いうとおもしろい言葉
5時パン6時パン7時パン/ジャイアントジョイアント/ちょっちゅね/モグラ食べたの?/長嶋スパーランド
;ほかにもいっぱい言ってた気がする…。5回とか関係なく2人で笑ってました。日村さんの髪型がのびっぱですごい。


5.赤えんぴつ
でもクォーターってなんだろう?/うちのボーカルが…
;念願の赤えんぴつだったのですが、1曲だけでした…。青春甘ずっぱ系。フリートークの部分が長くて、メインは花言葉の話。あの初期の赤えんぴつの、世界に2人きりで言葉で通じ合えない痛々しさはなく。そんなことばかり考えていたのでセリフを覚えてない。もはや思い出せないような理由で場外乱闘プロレスばりのけんかしてたな。
赤えんぴつは(というかバナナマンは)主におーちゃんの狂気がなりをひそめていって、やっぱりどんどんメジャーコードに明るくなっていって、赤えんぴつの赤えんぴつたる、あの社会の底辺でドロくってる感じがなつかしくないわけじゃない。でも子供できたんだからしょうがないよね。赤えんぴつがうたえばそれはもう赤えんぴつの歌なんだよね。
だからいいんですけど、こっちはまだ若いからたまにはみせてくれよと思う。マイナーコードじゃなくても全然いい、ただなにかこう、刺さるものを。春の傑作選でなに歌うのかな。
あ、あと曲もハモりもよれよれでえらいことになってました。エンディングトークで日村さんが今日のアレンジ好きってフォローしてた。「青い空の下で」みたく入りからやりなおせばよかったのに…(笑)。


ブリッジ:目隠しオムライス後編
;しょっぱくてからいオムライスのできあがり。そこにケチャップで「オサム」と書く日村さん。目隠しのせいで「ム」だけテーブルの上にでろり。でも「俺の名前書いたんだ」と嬉しげな設楽さん。2人で食ってしぬほどしょっぱがってた。でも猛烈にオムライス食べたくなった。今回のブリッジは全部すばらしい。


6.No clue
会見を開きます/GOってことね?/え〜なんで〜?/女ってめんどくさいっすよね/ためぐち/わたしはかなりのカード使いですよ
;SF作家フラワーロック先生(設楽)とその編集者(日村)とその恋人未来ちゃん。設楽さんがボケで日村さんがつっこみで、いつものラストコント人情もの+プチミステリです。何本もの糸を寄り合わせていくような、緻密でばかばかしいバナナマンの一つの顔。このコントの途中からワタクシ幸せのあまり涙腺がゆるんでしまいまして。感極まっちゃってセリフ覚えてないんだよな〜。DVDだと大ラスは一回しか見ないくらいなのに不思議。ちなみにフラワー先生の主成分は青い鳥のミサトさんです。
フラワー先生、締切ギリなのにアディダスのパソコンでAVをみている。テーブルのうえに花。イヤホン装着したままティッシュボックスからティッシュだしてあてがったところに編集者登場(男性客大笑い)。
フラワー先生は恋愛経験のないSF作家なのに次号で純愛ものを書かねばならず、一向に筆が進みません。日村さんは今日で編集をやめるのでなんとかして今日中に書かせたい。さんざん駄々をこねたフラワー先生、ネタ帳から過去の自分の話を出すも行き詰まり、まさに手がかりなし。日村さんに彼女・未来ちゃんから電話があり、未来ちゃんは誕生日なのに忘れられて泣いている。そこから話は展開し(説明が面倒になりました)、未来ちゃんにヒントをえたフラワー先生のお話は骨格ができあがり、日村さんも作家になりたくて書いていたラブレターで彼女となんとかうまくいく。未来ちゃんに会いに行って帰ってくるころには原稿書き終わってるから、3人で桃鉄パーティーやろうよとフラワー先生。もう担当と作家じゃないけど。テーブルの花を1本抜き、オナニーに使ったティッシュで茎をくるんでプレゼント用に渡す(男性客大爆笑)。そしてもう一回うっちゃりでオチ。この安定感よ。


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とりあえず今日はこれまで!

2007年08月07日(火)



 笑顔でさらば!

バナナマンの夏。
「Spicy Flower」土曜夜の部をみてきましたよ。
祭りの後はさびしくて真っ白な灰です。テンションがまったくあがらない。月曜なのにどうしよう。
うろおぼえでレポとまではいかないけれど、全コントの備忘録は明日にでも書こうと思います。

六本木俳優座は初。
入り口にはたくさんのお花がありました。なかにはダウンタウンからのお花が。ものすご嬉しかった。ロビーで大阪弁全開で叫ぶわれわれ、とても迷惑。
開演までやや時間があったのでロビーにて物販を購入。ライターと缶バッチとストラップ。火事の現場をおさえたメモリアルTシャツはもちろんスルーです(エンディングトークで設楽さんが「昼の部で1枚しか売れなかった」っつってた。そらそうや)。

ラーメンズ本公演がハイソにでかい劇場ばかりだったので、入ってまずハコの手頃さに驚く。そして客席の妙な一体感。ラーメンズでは客層の広さに驚きましたが、バナナマンの客は男性が多くて年齢はだいたい20代半ば〜30代半ばの見るからにお笑い好き層でした。よしよし。
座席につき、しおりみたいな桃色のセットリストを見て手がふるえる。
赤えんぴつあったよ母さん!!

最初の印象通り、コント中も客席がすごくよかった。
みんな家でDVD見てるみたいに好きなタイミングで笑う。くすくす突っ込みながら笑う人もいるし、ぎゃははと大声で笑う人もいる。それがまったく不快ではなく、せりふが聞き取りづらくなる感じでもなく。私も舞台に届けとばかりオッサン声で爆笑。2時間あまりの上映が終わったとき、笑いすぎか幸せのあまりか、存分に涙腺ゆるんでました。満足。
全体を通して、今回のライブは新しい試みとか新境地とかではなくて懐かしい感じでした。「good hi」が一番近いかもしれない。そして初期のころからバナナマンにあった後味のわるさ、気味のわるさ、意地の悪さは皆無で、ポジティブなオチがほとんど。なのにキーワードとして「死」が頻出してたのがちょっとひっかかる。うーん?
まあ細かいことは後日。

赤えんぴつCDを買いにロビーに出る流れで、向き合った階段の真っ正面至近距離におぎやはぎおぎ・アンタッチャブル2人・アンガールズ2人がいました。びっくりして凝視。さすが東京、みなさん騒がないんだな(大阪ならひと騒動)。ものすごく通る声で笑ってた兄ちゃんたちはもしやこの芸人軍団か?と思いつつ、赤えんぴつCDがほしくてそれどころではなく。
結句、念願のCDを手にいれました。すごい自主制作な感じの装丁。そばにいたCD購入行列整理のスーツが「赤とんぼのCDはこちら…」と言いやがったので、即座に「赤えんぴつやろ!」とつっこんでしまう。めっちゃ謝られた。サガなので気にしないでください。

帰って赤えんぴつのCD聞いたら、ライブとまったく違う曲調で爆笑した。
春にはまた傑作選ライブをやるそうです。必ず行きます。


2007年08月06日(月)



 大きな川を渡る橋が見える場所を歩く

毎週木曜はザ・ちゃらんぽらんの日。というわけで昨日はまたもや会社を7時前に出たわけですが。
ダイエットで腹減ってるせいか藤原さんの目つき・顔つきが非常にわるい。「あれこの人こんな顔やったっけ?」とGyaoで先週の放送を確認してしまうくらい。投票のくだりは確かにかわいそうでしたが、全体を通してメンタル低下で拗ねたまんま。井本さんもよく駄々をこねられますが、だいたい放映の90分内で他愛なくゴキゲンになられるので問題ないと思う。基本お天気屋さんだから。
このコンビはネタであれフリートークであれ、藤原さんの調子に左右されちゃうな。のび太の機嫌をとるジャイアンは珍しいけどおもしろくはないもの。もちろん笑うところもいいところもあったのですが、フリートークとか寝起き写真のくだりとか。まあこういう週もあるさと。

ついにバナナマンライブ「Spicy Flower」が明日に迫ってまいりました。自分でもちょっとびっくりするくらい楽しみだ。赤えんぴつがないのであれば、「kurukuru bird」のミサトさん流れで設楽さん女装コントがみれるとうれしいです。あの人が演じる女役には愛と体温がある。

今迷っているのは9月同日にあるKKPに行くか元ライセンスのエンジョイライブに行くか。ラーメンズ本公演なら何の迷いもないのですが(エンジョイは毎月やってるので)、バナナマン本公演であっても何の迷いもないのですが、いかんせんコバケンのみ。しかも9月は藤原三十路誕生日という。うーん。とりあえず今日スカパーでエンジョイ放映するらしいので、見てから考えよう。

2007年08月03日(金)



 五番街に住んだ頃は長い髪をしてた

昼下がり、ヤフートピックスに阿久悠の訃報。

私の知ってる昭和がまたひとつ終わったのだなあ。家に帰ったら阿久悠の人間万葉歌を聴こうと思います。

バナナマンライブで赤えんぴつがあるといいな、と心から。



2007年08月01日(水)



 ああ君が居た頃のことを思わない

そしてまた一週間がはじまる。不毛。

週末;金曜→会社の主任に連れられてダーツバーで人生初ダーツ。おもろい。ムキになって賞品マイダーツをいただく。次からは酒飲まないでやるぞ大人なのに。そして人生26年目でやっと気づいた、私はもともと左利きだ。
結局最終を逃し、先輩F宅で∞見ながら就寝。
土曜→F宅から朝帰りしておうちで久々に母親の愚痴や悩みをきく。たまにはこういうことも必要かと。そういえばもう親にも叱られなくなって、相談もしなくなって随分とたつ。ひさびさに家で晩ご飯。鰻重をいただいた。そうか、世間はそろそろ土用か。
日曜→昼から梅田に出てEST/HEP5/ロフトをめぐる。学生だったころと様変わりしてて呆然。私が好きだった古着系の店はほぼ壊滅していた。ほんの数年なのになあ。これから古着を買うときは京都までいかねばなりません。へこむわー。
ふらり立ち寄ったロフトでダーツボードを購入。うん、完全にはまってる。
その後絶対に何も買わないのだけど必ず行ってしまうビレバンに。BGMでオザケン「ラブリー」の女声カバーが流れていて、物理的に胸を衝かれて立ち止まる。この年で聞くと胸に迫るどころではない。射抜かれて涙。

2007年07月30日(月)
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