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らいおんたいがーにっき その4
みっぴ

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2005年11月13日(日)
スタート

願いや想いを生活と思考の餌にして
日常の一瞬一瞬を噛みしめて

いつもみたいに
うぬぼれて
喧嘩したら仲直りして
笑って笑って
つまんないことでも笑っちゃう

毎日毎日
ずっとずっと



2005年11月15日(火)
I am Sam をみながら抱きしめる

イチャイチャ系のあたしたちは信号待ちでキスをするバカっぷる

お風呂に入ってパジャマに着替えたあとに
彼の行き着けのショットバーにタクシーで乗り付けて
「今日は贅沢なんだ」と彼がいうとマスターが笑っていた

歌は女を口説く飛び道具だったと彼はいうけど
美穂に歌うからといって 
彼は職場の歓迎会でもあたしのために歌ってくれる

あたしにはわかってる
聞けばわかる
辛いことがあっても歌があなたを救ってきたことを


そんなあたしたちの夢は 田舎で自給自足なのだ

彼は今の会社に勤めるときに面接で
今まで何をやってきたのかと社長に聞かれ
「ヒモです」と答えて その場で合格 おぃおぃ いいのか社長ー

それまで働きづめだった彼の
たった2ヶ月のヒモ生活でしたが
その間に彼はあたしのお弁当を毎日つくり
料理人だった彼がつくるお弁当を持って
あたしはお昼になると「いいでしょう?うちのダンナ」
と見せびらかしていた

そしてあたしが仕事をやめて
今日まであたしがヒモだったけど
やっと今日から脱出

でも女には専業主婦という聞こえのいいジャンルがあるけど
ヒモはヒモ

ヒモのあたしは毎日彼を送り出す
髪を整え スーツに着替えて ネクタイを結ぶ彼をじっとみている

あたしたちの夢は田舎暮らし
土の匂いを感じ
木々に囲まれ
海の音を聞きながら年を重ねていく

Lucy in the sky with diamonds・・・

人を幸せにすることは幸せなんだといまさら気がつく
生まれて初めてそう思ったの
ホントに生まれて初めて

だってあたしは ずっとずっと
ずっとそれを知らずに生きてきた酷いバカだったの

I am Sam
サムとルーシー
人間も捨てたものじゃないかもしれない

薄汚く残酷なことが世の中を占拠している午後のニュース番組
でもあたしは彼を愛してる




2005年11月16日(水)
季節は冬

猫の餌を買いに行って
自転車で冬みたいな風を切る
冬みたいだー 冷たい空気

こんな時にあぜ道の向こう側に飛び降りたら
きっと陽だまりがそこにあって
枯れていく草が乾いて香ばしい

風がびゅんって急に強く吹いてデジャブを運んでくる
あたしこの街で1年も暮らしてないのに
どこかで嗅いだ匂い
どこかで見た風景

どこだろう??

猫の餌を買って帰り道
言い出せなかったこととかさ
そういうことはもうないようにしなくちゃ

いつもガムを噛んでなにかいいことを考える
ニヤってするような
そんで彼を笑わせようとか考える
しかしなー

今日は再就職のための健康診断だったんだが
内科検診の聴診で胸をひらいたら
あ おもいっきりキスマーク。。

医者の視線が一瞬止まったんだよね
ま いっか どうせもう会わないしなんて思ってた

「はい いいですよ」と言われて上着を着ていると
「○○システムに勤めるの?」と医者

「はい そうです」と答えると

「ぼくもあそこの仕事いってるんだよ よろしくね」と

「ああ そうですか」。。。。

まいっか

風が冷たい
きっともうすぐ彼が帰ってくるよ

もともと料理人の彼に何かをつくるってのは
最初は緊張したものだけど
最近はそーでもないよ

どっちにしても最初っからそうだった
っていうのは 
あたしがつくるものは
何かがおかしい どこかが間違ってる 

そこは愛嬌愛嬌 愛情愛情

ルーシーもいってた
愛こそすべて
だからいいの



2005年11月18日(金)
できることできないこと

どうせ君はバカで子供なんだから?
そう?あたし上手くやったでしょ?っていいたいけど
なにをやっても駄目だったりする
肝心なことにかぎってそうだったりする
意気込んで作って失敗したカレーみたいに
不味い不味い吐き出しそうな代物になったりする

あたしは何回も何回も何回も失敗した
なんでも一人で乗り越えてみようとして
スッキリ何事もなかったように片付いた箱の中身をみせて
どうってことなかったわ 簡単だったわって
そういって
「うん 上手だね」っていわれてみたくて
そんで 失敗した 何回も何回も

あたしにはどうにもならなくても
だれかさんの手にかかって
いとも簡単にほぐれていく糸はなんだろう?
あたしがあれ程頑張って ズルも小細工もなんでもありで
がんじがらめの縺れた厄介なやつがスルリとほぐれる
手の内も何もかも見透かされて
あたしは立場もなく悪態をつくしかない

それでも
明日は失敗をまだしていない新しい日だと思うと
ちょっと楽観的になれる

家が燃えちゃったら月が見えるくらいに
ずる賢いあたしは転換も素早かったりする

だけど他人を傷つけた場合だけはそういう転換ができない
それが好きな人だったりなんかすると
ハウルみたいに駄目になってドロドロと溶けてしまう

あーもうダメ!と言いながら

あたしって

くだらない。。



2005年11月22日(火)
ばちくんとみっぴのクオリティーofミッドナイトライフ

時は真夜中
TVではHGがエアチェアー対決
(あたかもイスに座っているように中腰になって耐えるアレだよ)

3分15秒
HGは「乳酸ふぉーっ」とかいいながら圧勝
勝っても足をガタガタと震わせて床に崩れ落ちた

そろそろ1時30分
泣く子もだまる丑三つ時
遠くで犬が遠吠え
ちょっぴり眠くなりかけたみっぴが

「ひぇーー苦しそうーーホントHGっておもしろいーね?」

と振り向くと

な なにやってんのよばちくん??

ばちくんは靴下を脱いでふすまに背中を押し付けて

「計れっ」

え。。

「HGが3分15秒ーーっオレは勝つっ」

。。。

1分2分。。。。

「うがあーーーーーーーっ」

3分。。。。

「コマネチーーーーーーっ」

こまねちい??????

3分15秒だよ まだやんの?

「うがーーーっっっコマネチコマネチっ!!!」

既にコマネチは身振り手振りだ

。。。。。

そして4分

ばちくんはお布団に崩れ落ちた

「ひぇえええぇぇぇ。。。。いてえーー足いてえー足伸びねえーー」

あーあ 明日筋肉痛だよ 大丈夫?

「筋肉痛なんかなんねーよっ」

あらそー?

「エアチェアーマジきついよな 前は5分はできたんだけどな
 ま 4分でもいっか
 これって2分くらいまでは思考回路が働いてんだよ
 3分すぎると頭おかしくなってくんだよ
 だからわけわかんねーこと叫んだほーがいんだよ」

(それがコマネチか)

「4分すぎたらもうぐっちゃぐっちゃだ
 もうーーうがーーーっって感じ」

ふぅん うがーーって感じか(どんなだよ)

「そーだよ うおーーうがああっってこっからは精神力の勝負だ」

そんな午前2時

みっぴとばちくんの真夜中がすぎていく



2005年11月28日(月)
ばかみほ

バカだから信じてた
きっとあたしにしかできないことが
きっと きっとあるはずだって思うのに
また何かヘマをして
バカが利口のふりしたって疲れるだけなの

願っても空には空気しかない
あそこには神様も悪魔もいない
だって敵は自分の中にいるんだから

だけど元気を出さなくちゃ
とりあえず
なんとか
なにがなんでも