思いつくままに
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2005年04月06日(水) A君とフランス料理


A君とB子さんは元カレ、元カノの関係です。
一時期はメールもしないぐらい疎遠でしたが最近は月に2回ぐらい会っています。

今週も桜を観に行く予定です。
会うのはたいてい昼間なのですが今回は夜桜がみたいというB子さんの希望によりめずらしく夜会うことになりました。
ついでに夕食も一緒に食べようということになり今A君は素敵なレストラン捜しに躍起になっています。

女の子が喜ぶレストラン=フランス料理という単純な発想がA君にはあるのですが美味しくて雰囲気があって桜の名所から近くて値段もそこそこというようなお店はなかなか見つかりません。
でもB子さんの喜ぶ顔がみたい一心で頑張って頑張ってさがしているA君は傍から見るとちょっと哀れです。

本当のことを言うとA君はフランス料理が大の苦手なんです。
高級なフランス料理が体にあわないのかあの雰囲気に飲み込まれてしまうのかわからないのですがフランス料理には苦い思い出しかありません。
普段は「痩せの大食い」と言われているA君なのですがフランス料理になると極端に少食になってしまって前菜,スープあたりでおなかがいっぱいになってしまうのです。
でも連れて行ってもらっている手前残すわけにもいかないので無理に食べてお腹が痛くなって汚い話なのですが嘔吐という最悪の結末をむかえてしまうのでした。
フランス料理のような高級料理には無縁のA君ですがたまたま連れて行ってもらった2回とも同じ結果になってしまったことからA君はフランス料理を少し恐れてさえいるのです。

普段はケチなA君ですが大好きなB子さんのためなら散財する覚悟です。
B子さんの喜ぶ顔が見られるならバイトで稼いだお金をつぎこんでも惜しくないとは思っています。

ただ女の人にしては珍しくよく食べるB子さんと同じコースを注文したとしてはたしてそれをA君が食べきれるのかとか。
散歩の好きなB子さんにつきあって散々歩いた後に食事する元気が残っているのかとか。
フランス料理の最中に何度もトイレにかけこむことになったらどうしようとか。
前回のように話ができないぐらいお腹が痛くなったらどうしようとか。

いろいろ考えると不安でいっぱいになるA君でした。

2005年04月07日(木) 哀れなA君


3ヶ月先まで予約でいっぱいと言われているフランス料理店があります。
だめもとで予約の電話をいれてみたところ予約がとれてしまいました。
ディナーコースで1人8000円か10000円なので2人分だとサービス料などをいれると大体2万円。
普段のA君の20日分ぐらいの食費ですがA君はそんなことは少しも気にならないようです。

美味しいものが大好きなB子さんが喜んでくれるだろうなぁと思うと自然と顔がほころんできてしまいます。
予約がとれたことに運命的なものまで感じてしまっているA君は傍からみるとやっぱり哀れです。

〜〜〜〜〜〜〜〜
私信です。
Tさんへ、おかげさまで見つかりました(^^)v

2005年04月09日(土) こういうのって変じゃない?


例えばA君とB君は友達でよく一緒に遊びにいったりするとして。
でモテルB君はC子さんとつきあっていたけど別れてすぐにD子さんとつきあったとする。
このD子さんにA君はちょっと迷惑していたりする。
でもそういうのって仕方ないよね。
A君もそれぐらいはわかっているから我慢していた。

B君がA君に聞くんだよね。
「おまえは俺がC子さんとつきあうのとD子さんとつきあうのとどっちがいいと思う?」ってさ。
あるいは「C子さんとD子さん、おまえならどちらとつきあう?」って。

そういうのって答えられないよね。
でもしつこくしつこく聞かれて酔っていたりするとつい本音とか言っちゃったりして。
「C子さんかなぁ。」ってね。

でそれから1週間ぐらいして「そろそろD子と別れるから。」とか言われると
A君は困ってしまってさ。
ホント困ってしまって。
そういうのって変じゃないってA君は思っているんだけどどうなのかなぁ?

2005年04月10日(日) 病院での心あたたまる光景


待合室には人がたくさんいてA君の順番はまだまだです。
分厚い医学書を眺めるのに疲れたA君はぼんやりと窓の外に目をやりました。
外の春のあたたかな陽射しは小さな不安といらだちを抱えたA君の心までは届きませんでした。

小さくため息をついてもう一度窓の外に目を移すと痩せた小さなおじいさんと若い男の介護士さんが散歩していました。
おじいさんはやや足元があぶないような感じで介護士さんは緊張した面持ちです。
それでも時折介護士さんは何かおじいさんに優しく話しかけていました。

突然介護士さんがまぶしそうに目を細めました。
右手はおじいさんの背中のすぐ後ろでいつでも支えられるようふさがっていましたのであいている左手でおじいさんの顔にひさしを作りました。
おじいさんを大切に思う優しい気持ちがガラス越しにA君にも伝わってくるようでした。

庭には他に誰もいなかったしまさかA君がながめているなんて気がついていなかったと思います。
仕事だから当たり前と言えば当たり前なのでしょう。
それでも陰日向なく働いている介護士さんというよりも介護士さんの人間的な優しさは不思議なことにA君の沈んだ気分をも明るくしてくれたのでした。

2005年04月11日(月) 夜桜とか


桜の名所と呼ばれているところはとてもとても混んでいた。
でも君が楽しんでくれたからそれでよし。
たくさんたくさん歩いたから足が棒みたいになったけどまぁいいよ。

「フランス料理って服はこんな感じでよかったかなぁ?」ってちょっと心配気な君がとってもかわいいなぁって思ったよ。

真っ暗な中はじめてのお店だろう?
事前に調べておいたけど実際お店をみるまでは内心どきどきだった。
お店がみつかった時はほっとしたよ。
君には気づかれなかったと思うけどね。

右隣は若い男の二人組み。
ちらちら君に送る視線が気になって仕方なかった。
左隣は30過ぎの女の人二人組み。
なんだか仕事の愚痴ばかり。
居心地が悪い席だなぁと思ったのは俺だけ?

前菜とかデザートとか「お2人でシェアーしてください。」だって。
それって俺達が恋人どうしに見えたってこと?
恋人じゃないのにそれでも嬉しかった俺は真性の馬鹿だね。

いろんな話をしたよね。
「私のことそこまでわかってくれてるんだ。」って君は驚いていたけど当たり前だろう。
7年間君ばかりみてきたんだからね。

でも新たな発見もあったよ。
全然飲めないと思っていたからね。
ワイン一杯でほんのり赤くなった君はとっても色っぽかった。
そんな君をみたのは初めてだ。

お会計が2万2千円って聞いて君が少しパニクっていた。
割り勘にするつもりだったみたいだけどそんなにお金をもってなかったってそんな感じ。
それでもできるだけ払おうとした君。
「恋人じゃないからおごってもらうわけにはいかない。」っていうならちょっと悲しい。
でもおごってもらって当然って感じじゃないところはやっぱり好感がもてるよなぁ。

「じゃあ私のお誕生日祝いと新学期祝いとなんとか祝いとなんとか祝いってことで。」って必死で考えた君の言い訳。
別に何でもいいんだ。
俺は君が喜んでくれさえしたら何でもいいんだけどね。

君さえよかったらまた行こう。
残念ながらそんなにしょっちゅうってわけにはいかないけどね。

2005年04月12日(火) A君女生徒を泣かしてしまう?


A君は塾でバイトをしています。
お金ももらえてピチピチの女子高生とお知り合いになれるというオイシイ仕事です。
好きな女の人がいるA君ですが別に他の女の子が嫌いというわけではないのです。

新学期ということで新しいクラスです。
「可愛い女の子がいると一年間楽しいんだけどなぁ。」と密かに期待していたA君は多分普通です。

C子さんは以前に少しだけ教えたことのある生徒でした。
A君は久しぶりにC子さんに再会したわけですがC子さんと認識できませんでした。
とても感じが変わっていたからです。

先生に忘れられてしまったと思ったC子さんはとてもショックを受けたようでした。
ずっとうつむいておまけに見ようによっては泣いているようにも見えました。
↑女子校なので反応が極端なのです。
ここでプレーボーイの友達のように「あまりに綺麗になっていたからわからなかったよ。」なんて歯の浮くようなことが言えるA君ではありません。
内心おろおろするだけで結局何のフォローもできませんでした。
後味の悪さが今でもA君の中に残っています。

で肝心のクラスの女の子ですが。
講師3年目のA君ですがいまだに女の子の顔はちらっとしか見れないのです。
おまけにそういうことがあったので気もそぞろでした。
はたしてクラスにかわいい女の子はいたのだろうかとあやふやな記憶を何度もたぐりよせてみるものの結局わからないA君でした。

2005年04月13日(水) A君酔っ払って大木に登る


桜は大好きなA君ですが3回もしんどいお花見にいったせいでもうしばらく桜は見なくてもいいかなと思っていたりします。
今年は大きな公園にシートをしいて酔っ払うというお花見も初体験しました。

ビールにワインに焼酎とちゃんぽんで飲んでいるうちに気の小さいA君もだんだん気が大きくなってきます。
お酒の勢いでなんでもできるように思ってしまうのはA君の悪い癖です。

その公園には大きな木が何本もありました。
友達のB君がやっぱり酔っ払って木に登ろうとしたけど登れません。
木に抱きついているだけです。

それをみてA君も登りはじめました。
頭にかろうじて残っていた理性が「ここで落ちたら少なくとも骨折は避けられないぞ。」とA君に忠告しますが何しろ酔っていますので気が大きくなっています。
どんどん登ってふっと下をみると竦んでしまいました。
つかまっている枝も細くてかなり軽めのA君の体重でも折れそうです。
結局木にしがみつきながらなんとか下に降りてくることはできましたが手足は擦り傷だらけになりました。

普段のA君はとても用心深い性格です。
お酒って怖いなぁとしみじみ思うA君でした。

いやーマジで某大学学生のA君が酔って公園の木から落下して死亡なんてことにならなくてよかった...と思います。

【同盟《日記×日記》】ままにょにょ窟Lv10,000をまだ目指すしあわせ日記