思いつくままに
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2005年04月14日(木) 人の悲しみがすけて見える


最近人の悲しみがすけて見えるような気がするんだ。
明るく振舞っていたり笑っている人の心の奥にそっと隠している悲しみや淋しさがふとしたはずみに見えてしまう。
見えてしまう気がするだけかもしれないけどね。

2005年04月16日(土) 珍しく政治の話・・中国のデモ・・教育は恐いね


連日報道されている記事だけ読んでいるとどうしてこんなに日本が嫌われなきゃいけないんだろうって思うよね。
俺は何人か中国人を知っているけど普通の人達だ。
少なくとも日本の過去云々で大使館に投石したりする人達ではない。
まぁみんなアメリカに住んでいる中国人だけどね。

2004年の8月のサッカーの試合で中国人が暴動を起こしたあたりから中国はなんだか物騒な国になったなぁって思っていた。

あまり知られてないけど江沢民元国家主席は10年の在任期間の間に徹底した反日教育をやったんだよね。
江沢民としてみれば中国政府への不満をそらす意図があったんだろう。
中国はこの10年の間にめざましい進歩を遂げたけどみんな一律に豊かになったわけではない。
一部の超リッチな人達と大勢のとても貧しい人達ができあがったわけだ。
そういうことに不満をもつ人は多い。
その不満が中国政府にむいたのでは困るから日本にむけたというわけ。
こういうことはよくあるよね。

10年反日をたたきこまれた若者が今20前後に成長しサッカーで暴動を起こしデモをするということなんだろうなぁと俺は思っている。

反日といえば北朝鮮の教育もひどいなぁ。
日本人を殺すことが名誉みたいな教育だからね。
戦前の日本の教育に似ている気がする。
っていうか多分もっとひどい。

教育って恐いよね。
小さい頃にたたきこまれたものはその人の一部になってしまう。
子供は純粋だから疑わない。
おまけにその誤解はとくのが大変難しい。

中国はこれからも発展していくと思う。
日本の経済にとって重要な国だ。
中国との関係はある程度良好な関係は保たなければいけない。
第一関係が悪くなったら危険だ。
日本人が願っているように世界のみんなが平和を願っていると思ったら大間違いだから。

もちろん抗議するべきところは今回のようにきちんと抗議しなくてはいけない。
こんなふうに言うと相手が気を悪くするのではと思って黙っているのは日本人のいいところだが外国には通じない。
外国では言わなきゃいけない。
にしても歴史問題や油田、反日感情等問題山積みだから実際対処する日本政府も日本企業も大変だな。

2005年04月17日(日) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その1


可愛い女の子に高級ブランドのネクタイをプレゼントされたA君は奇跡に近い経験だったこともあって幸せをかみしめていました。
ただ「ネクタイ是非つかってください☆」というメッセージを眺める度に
このネクタイはA君の手持ちのスーツには合わないからなぁと残念に思っていました。
A君は服には頑固なこだわりがあって譲れないのです。

ある日そういうネクタイは買ったお店に持っていけばレシートがなくても交換してくれるという話を聞きました。
せっかくもらったのだからこのまま記念にとっておきたいし取り替えたら贈ってくれた相手に申し訳ないという気持ちと自分の好みのネクタイがほしいしクローゼットに永遠にしまっておくのももったいないという気持ちの間でA君は揺れていました。

2本しか持っていないネクタイの1本がよれよれで新しく買わねばと思った時倹約家のケチなA君は取替えにいくことにしました。
Gパンにスニーカーというラフな貧乏くさい格好で電車にのって高級ブランド店の前にきた時A君はもう少しましな格好をしてくればよかったなぁととても後悔しました。
店の前を行き交う人もみんなお金持ちそうです。
金ぴかのお店のドアはとても重そうで入り口には警備の人まで立っています。
気後れしてしまったA君はお店の前を行ったり来たりしていました。






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おかげでA君もお店の中に入ることはできました。

2005年04月18日(月) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その2


お店の床は大理石でつるつるでした。
ここでころんだら恥ずかしいだろうなぁと思ったA君はついつい足にも力が入ります。
お店の右手には5人並んで手をつないであがれるような立派な階段がありました。
「えっ、上もあるの?」
ここまでで気疲れしてしまって上にあがる元気のなかったA君はこの階にネクタイがあることを願いました。

お店にはA君も見たことがある高級バッグがディスプレイされていました。
一つ一つが宝物のように空間を贅沢にとって展示されています。
ちょうど美術館の彫刻の展示のような感じです。
この展示の仕方は素敵です。

ただこんなことを言ったら「おまえに何がわかる。」といわれそうですが。
そこのバッグはA君には素敵なように思えませんでした。
第一色合いがよくありません。
まぁこれはあくまでもA君の考えです。

お店にはお客さんはA君を含めて4組だけでした。
一人は50過ぎのおじさんでこのお店のバッグを持っていました。
店員さんが一人つきっきりでにこやかに応対しています。
きっとお得意さんなのでしょう。

もう1組は上品な感じの女の人の二人連れです。
こちらも店員さんがつきっきりで応対しています。

A君と同時にお店に入ったA君と同じような格好をした若い男女の2人組みには店員さんはついていませんでした。
女の子の方は軽い興奮状態で「あれかわいい〜。」「これもかわいい〜。」とだいぶ離れたところにいるA君にも聞こえるような大声で話しています。
ただし残念なことに眺めるだけで実際手にとることはできません。
バッグは全部高い棚におさめられていて店員さんに頼まないと実際に手にとることはできないし財布等もガラスケースの中だからです。
店員さんは白手袋をしてうやうやしく品物を出してきます。
まぁ素手で何度もさわっていたらン十万のバッグが汚れてしまいますから無理もないのでしょうが。

お店の中には店員さんは5人ぐらいいたでしょうか?
A君や若い2人組みは店員さん達からみると透明人間だったようです。
「ただの冷やかしだから放っておこう。」と思ったのでしょうか?
あるいは「せめてゆっくりウィンドウショッピングぐらいさせてあげよう。」という優しい気持ちかもしれません。

いろんな意見があるでしょうがあそこでほうっておいてもらえたことはA君にとってはありがたいことでした。
情けないA君はあそこで店員さんに話しかけられると一目散にドアに突進して逃げ出してしまっていたことでしょう。

視界の端にネクタイ売り場をみつけたA君はまっすぐそこへ向かいました。
ネクタイは全部で100本ぐらい並んでいたと思います。
A君がもらったネクタイの色違いもありました。
その100本近いネクタイのどれもそんなに好きではありませんでした。
中にはタダでくれると言っても断りたいのもありました。
A君はとてもこだわりがあるのです。

でもこの中で選ぶしかありません。
A君はちょっと地味ではありますが、グリーンのネクタイに交換してもらうことにしました。
Gパンのブルー以外は黒を基本にグレー、白ぐらいしか色を使わないA君なのですが最近濃い目のグリーンもあわせるようになってきました。
そうしないといつも同じような感じになってしまうからです。
A君がそう決めて顔をあげた時遠くでこちらをじっと見ていた店員さんと目が合いました。
A君は透明人間ではなかったようです。

2005年04月19日(火) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・裏事情


ネクタイを取り替えるなんてプレゼントした女の子の気持ちを思うと悲しくなるというメールをいただきました。
当然のご指摘です。
悲しくなるような不快な日記を書いたことをまずお詫びしますm(__)m
他にも同じように感じられた方がいるのではと思い裏事情をつけ加えたいと思います。

A君は自惚れの強い男なので最初プレゼントをもらった時は相手の女の子がA君のことを好きなのかなぁと誤解しました。
だからこそとても嬉しかったのです。
使わないネクタイでもずっと記念にとっておこうと思いました。

ただその後ある事実が判明してそのネクタイは単なる御礼だということがわかりました。
それがわかった時A君はとてもがっかりしました。
と当時にずっととっておくのもなぁと思い始めたわけです。
そのあたりのA君ががっかりしたいきさつは日記のネタとしてはとてもおもしろいものですが相手の女の子が万が一この日記を目にして「あっ、これ私のことじゃない?」と思ったとしたらと思うとWEB日記には書けない気がします。
ネクタイがぼろぼろになったのもありますがA君が半ばやけくそ気味に高級ブランド店に乗り込んだのにはそういう裏事情もあるのです。

2005年04月20日(水) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その3

A君はネクタイを取り替えるという行為が気がひけてまっすぐ店員さんの顔がみられませんでした。
うつむきながらごそごそとネクタイを箱ごと取り出して「すみません、このネクタイもらったのですが使わないので別のネクタイと取り替えていただけるでしょうか?」と勇気をふり絞ってあらかじめ決めていた言葉を口にしました。
「お店はどこのお店で買われましたか?」と言う店員さんの声はA君にはとても迷惑そうに聞こえました。
その時の店員さんの心模様が手にとるようにわかるような気がしてA君は「来なきゃよかったなぁ。」と後悔しました。

ネクタイの箱の中にはそのお店で購入したというカードが入っていました。
それを見て気をとりなおしたように見える店員さんが「どれとお取替えしましょうか?」と聞いてくれました。
「これと。もしお金が足りないようなら足します。」
「ここにあるのはほとんどどれも同じ値段ですから。このグリーンはお客様には地味なように思います。」
「これやこれはいかがですか?」と並んでいるネクタイをすすめられました。
「僕は黒かグレーが好きなのですが。」

「それではこれかこれかこれあたりはいかがですか?」
店員さんはケースの下の引き出しから新しいネクタイを3本だしてくれました。
1本はこのお店のブランドのマークがこれでもかと並んでいるネクタイでした。
いろんな考え方があるでしょうがA君はそういうのは嫌いです。
もう1本はなかなか素敵な柄でした。
そしてもう1本はもしA君にお金に余裕があるなら是非ほしいと思うような柄でした。
瞬時にA君の好みを見分ける店員さんはさすがプロです。

こういう高級ブランド店でネクタイを選ぶ時は陳列してあるネクタイの中から選ぶべきではないと思いました。
そこになくても下の引き出しのほうに好みのネクタイがしまわれているようです。

気に入ったものがあると決断の早いA君です。
「これにしよう。」と決めて店員さんに伝えようとした時このお店のかばんを持った50ぐらいのおじさんのお客さんがA君が気に入ったネクタイをみて「こういう柄もいいねぇ。」と・・・


2005年04月21日(木) A君場違いな高級ブランド店に乗り込む・・・その4


A君がネクタイを選んでいるところに割り込んできた50過ぎのおじさんはよくみるとこのお店のネクタイをしていました。
グレーのスーツにピンクのネクタイです。

お店の人はすかさずA君が手にもっていたのと似たようなネクタイを下から出してきました。
それも素敵なネクタイでした。

A君がお店の人はさすがだなあと思ったのは別にピンク系のネクタイを2本下の引き出しからだしてきたところでした。
おじさんは3つのネクタイを前にして悩んでいます。
お店の人はにこやかに「お似合いですよ。」とおじさんが一番気に入ってそうなネクタイを褒めていました。

A君は取り替えるために住所と名前を書かされてそのあとかなり待たされました。
落ち着かないので早く店から逃げ出したいと思っているA君にとってはとても長い時間でした。

やっと現れたお店の人はちょっと申し訳なさそうに「こういうスタンプを押させてもらいました。」といいながらA君に一枚の紙を渡しました。
その紙の下の方に「もう今後お取替えは御容赦願います。」と大きく赤字でスタンプが押されていました。
それを見た時A君はその場で自分の顔が赤くなるのがわかりました。
お店の出口までネクタイを運んできてくれた店員さんと(A君は受け取ろうとしたのですがお運びしますと言って荷物を渡してくれないのです)別れてドアから出た時A君ははじめて自分がとても緊張していたことに気付きました。

取り替えてもらったネクタイは今までのA君のネクタイと違ってしわになりにくく締めた感じもどっしりとしています。
ただ普通のネクタイの何倍ものお金を払ってまで買う価値があるのかと聞かれるとA君の答えはノーです。






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いや、それでもA君は嬉しいことは嬉しかったんだけどね。

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【同盟《日記×日記》】ままにょにょ窟Lv10,000をまだ目指すしあわせ日記