Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「F1速報」の西山氏はシロウトか?
2002年05月17日(金)

 「F1速報」という雑誌のオーストリアグランプリ号を買いました。その中の6〜7ページの見開きの記事を読んで、私は目を疑いました。

 そこでは大まかに要約すると「今回のフェラーリのチームオーダーは間違ってはいない。悪いのはそんな行為に走らせてしまう不甲斐ないライバルチームである。」と堂々と言い切っているのです。この記事ははっきり言ってF1という、プロのスポーツではありながら、モータースポーツとしては世界最高峰のれっきとした「世界選手権」、つまり1シーズンでどのドライバーがもっとも強いかを競う世界競技であることを否定するものであり、さらにフェラーリの八百長行為を正当化しているものです。

 記事にはこれを書いたジャーナリストの名が添えられていますから、当然このような批判を受けることを覚悟しているのでしょうからあえて名前を出しますが、この記事を書いた西山氏は、自分の偏った私見を堂々と、モータースポーツの情報を正確に伝えるという義務を有している雑誌の中で書いているのです。
 私たちのような個人運営サイトの中で偏った私見を述べたり、西山氏の本心の中で自分の考えを持つことは自由ですが、全国で販売され、F1情報誌としてはかなりの売り上げ部数を誇る「F1速報」にこんな記事を載せるのはF1情報誌としてあるまじきことです。これでは低脳な芸能ゴシップ誌と同じです。「F1速報」に載った記事がどれほどの影響力を持つかということを「F1速報」の編集部はわかっていないのだろうか。F1にそれほど詳しくない人が西山氏の偏った記事を読んだら「へえ、あの行為は許される行為なんだ」と刷り込まれてしまうではないか。

 これは明らかにマスメディアの不当な情報操作です。さらに、読んでいただければわかると思いますが、この記事には西山氏の、プロのモータースポーツジャーナリストとはとても思えないような見当違いなことも書かれています。私は「F1速報」に抗議するつもりです。




 腐ったフェラーリを許すまじ
2002年05月16日(木)

●「F1第6戦オーストリアグランプリ」をアップ

 F1ファンの気持ちを踏みにじり暴挙に走ったフェラーリを、超激辛で批判しています。フェラーリのチームオーダー問題に多くのスペースを割いていますが、ジャック・ビルヌーヴの久々に光った走りやジョーダンの明暗を分けたレース展開なども特集しております。

 今回はかなり突っ込んだレポート内容になっておりますが、これをお読みになられた方々のご意見をお聞きしたいと思っております。特にフェラーリファンの方にぜひ読んでもらいたい。メールでもBarM−NESTでも結構です。「私も同感だ」「いや、私はそうは思わない」などなど、あなたが率直に感じたことをぜひお寄せ下さいませ。




 S2000の純正BBSホイール
2002年05月15日(水)

 S2000のタイヤには通常、純正のホンダの「H」マークが入ったホイールが装着されているのですが、昨日紹介した「ハイパーレヴ」のS2000ビデオによると何とオプションでBBS社のホイールがあるそうなのです。BBSといっても「掲示板」のことではありませんよ。F1でもフェラーリが使用しているホイールメーカーのことです。
 ビデオで見る限り見た目は純正のホイールに近い形で、BBSのロゴもなく「H」マークも健在なのですが、ビデオの中で飯田章が純正とBBSとで走り比べていて、彼曰く挙動や居住性が全く変わるのだそうです。

 しかしノーマルの足回りでホイールを換えただけで、そんなに挙動が著しく変わるものなのでしょうかね?車をチューンナップしていく上では、まず足回りから固めていくのが一般的なのですが、僕の友達のカー吉サトルは「ホイールを換えるのならやっぱり車高も落とさなきゃ」というのです。ですが僕は普段街で普通に運転したいので、車高は絶対に下げたくないのです。でもホイールだけ換えるのは格好悪いんでしょうか。このオプションのBBSホイールは一件純正ホイールにしか見えないし、密かに実はBBSホイールだという奥ゆかしさがシブイと思うのですが。

 ま、サトルはまず見た目から気にするタイプなので、僕とはクルマに対するスタンスも美学も違うんですけどね。もちろん彼の美学も理解できますが。でも気合い入れて「頭文字D」みたいに攻めるわけでもないのに、わざわざ高い金を出して見た目だけ格好良くしてもねえ……乗りにくくなるわ段差を登れなくなるわ貧乏になるわで、デメリットばかりのような気がします。




 S2000本とビデオを買う
2002年05月14日(火)

 ニューズ出版から出ている「ハイパーレヴ」という雑誌の車種別チューニング&ドレスアップガイドシリーズにS2000のものがあるのですが、本屋さんで注文していたそれが届き、早速読みふけっていました。

 1冊丸ごとS2000の本で、S2000に最適なチューンナップ方法やチューニングパーツの情報が豊富で、さらにSpoon、HKS、5ZIGENなどの有名どころを始め、様々なチューンショップのデモカーが掲載されていて読み応えがありました。

 そしてこの本と共に同じく「ハイパーレヴ」のS2000ビデオを購入したのですが、こちらも1時間オールS2000だけのビデオで、s20000開発責任者の話や、高橋国光のワインディング・インプレッション、さらに飯田章の限界サーキットアタック(車載カメラによるコースガイド付き)とその後のインテグラ・タイプR(98)との3ラップ勝負など、豪華な内容でS2000の魅力を余すところなく紹介されていました。このビデオと本を見て、S2000がいっそう好きになりました。

 これはいい買い物をしたなあ。ダ●ングして保存用と普段見る用に分けよーっと。




 最低のオーストリアグランプリ
2002年05月13日(月)

 昨日のF1第6戦オーストリアグランプリほどがっかりしたレースは、2000年のアメリカグランプリ以来です。まさかフェラーリが今年もバリチェロに対してチームオーダーを出すとはねえ。今回のことでフェラーリには本当に失望しました。

 今週中にアップするF1レポートでは、徹底的にフェラーリを批判しようと思っています。多くのフェラーリファンの方の中にも、今回ばかりはフェラーリの行動に疑問を持った方が大勢いらっしゃると思いますが、はっきり言って今年のF1は、もはやスポーツではありません。そしてフェラーリの今回の行為は、チャンピオン獲得のために命を懸けて戦うドライバーたちと、レースを求めている観客や世界中のF1ファンに対する冒涜です。レポートをお楽しみに。




 9・11の写真展
2002年05月12日(日)

 「崩れゆく兵士」で有名なロバート・キャパらが設立し、ユージン・スミスなど名だたる会員を排出してきた世界最高の報道写真家集団「マグナム」が捉えた歴史的証言写真展「ニューヨーク・セプテンバー11」に行って来ました。

 「ニューヨーク・セプテンバー11」とはその名の通り昨年9月11日に起きたアメリカの同時多発テロの写真展で、その恐ろしさとあっけなさがひしひしと伝わってくる作品ばかりでした。それぞれの写真には、撮影者のコメントがキャプションとして添えられているのですが、その中のスティーヴ・マッカリー氏の「タワーの崩壊を目にして、誰も後粟立つ恐怖に襲われ、瞬時に、本能的に、私たちの生活が二度と再び元には戻らないことを悟った」というコメントが印象的でした。

 新潮社から同題の写真集が2800円で出版されています。この写真集の価格には、テロで逝去または負傷された市民や救助隊、消防隊員の家族を支援する基金への寄付金が含まれています。あの悲劇を忘れないためにも、ぜひお買い求め下さい。




 雨が好き
2002年05月11日(土)

 今日は本来ならば休みなのですが、仕事が残っていたのでそれを片づけていました。昨日から今日にかけて静岡はずっと雨模様。でも仕事をしているときは、こういう天気の方が落ち着いて仕事ができます。さらさらとした雨の音と、時折車が通るときの水しぶきの音などが、神経を集中させてくれています。

 昔から雨は嫌いではなかったです。雨の日に車を運転するのも好きだし、街の建物や木々、それに空全体が灰色に包まれて神秘的にすら思えます。もちろん車を降りるときや歩くときは濡れるのでいやですけど、窓ガラス越しに見る雨の風景はいいものです。公園や家庭園芸の花壇で咲いている草花が雨に濡れている光景も、晴れの日に見る時以上に美しいと感じることがあります。こんな僕って暗いでしょうか?

 さて、今日はF1オーストリアグランプリの予選、そして明日は決勝です。F1も雨でも降って荒れてくれると面白いんだけどなあ。もし晴れたらまたシューマッハの独走だろうし。




 写真をコピー機で引き伸ばす
2002年05月10日(金)

 昨日は月一度のカメラーズの日、この前撮ってきた写真の中からいいものをピックアップしてコンビニのカラーコピーでA4に引き伸ばして持っていったのですが、やっぱり引き伸ばすといいですね。いい写真のように見えてしまうのが不思議です。

 58枚ほど引き伸ばしてファイルに入れて持っていったのですが、早速主幹に見せたところ、何枚かはいい写真があるけど、まだまだ構図が甘いと言うことでした。うーん、言われてみればごもっともです。
 それから、カメラーズは20代前半の女の子が多いのですが、彼女たちの作品を見せてもらうと、みんな上手い!構図とか技術云々と言うより、若さがあふれているなあと思いました。それに若い女の子だから被写体も僕なら気にもとめないようなものも多く、やっぱりアンテナが発達しているんだなあと実感しました。といっても、僕は自分の撮りたいものを貫いてスタイルも変えずに撮り続けていくつもりなので、ま、僕は僕なりに、僕らしい作品を撮り続けていきたいと思います。

 構図に関しては、被写体を撮る前に、どの角度から撮るのが一番いいのかとかをよく観察し、またファインダーもちゃんと見て、もう少しじっくりと考えて撮りたいと思います。ちなみに僕は風景や花を撮るのが好きです。風景といっても、ノスタルジックな雰囲気の写真を撮りたいなあと思っています。この前はカラーだったので、今度はモノクロに挑戦です。モノクロは色がないから逆に、見る人に色々な想像力をかき立たせるのだそうです。




 ジル・ビルヌーヴ没後20周年
2002年05月09日(木)

 20年前の今日、1982年5月9日に行われたF1ベルギーグランプリ(ゾルター)予選で、伝説的F1ドライバー、ジル・ビルヌーヴ(フェラーリ)が事故死しました。

 ジル・ビルヌーヴとはご存じジャック・ビルヌーヴ(BAR・ホンダ)の父で、ワールドチャンピオンこそなれませんでしたが、そのアグレッシヴな走りはファンを魅了し、「記録より記憶に残るドライバー」と言われ、またF1における90年代最大の損失がアイルトン・セナであるのに対し、80年代最大の損失はジル・ビルヌーヴであると言われました。

 フェラーリは今年のサンマリノグランプリ(イモラ)で、ミハエル・シューマッハとルーベンス・バリチェロによって地元では2度目となるワンツーフィニッシュを達成しましたが、フェラーリ初の地元ワンツーは、ジル・ビルヌーヴとディディエ・ピローニによるものでした。
 しかし、このときのワンツーフィニッシュは非常に皮肉なものでした。レース終盤ワンツー体制を固めたフェラーリは両ドライバーにスローダウンを命じました。しかしスローダウンしたトップのビルヌーヴを、チームオーダーを無視したピローニがオーバーテイクしてしまったのです。ビルヌーヴはピローニを抜き返して再びスローダウンするも、ピローニはまたもビルヌーヴをオーバーテイクし、結局ピローニが優勝することとなってしまいました。それ以降ビルヌーヴはピローニと一言も言葉を交わさず、迎えた次戦ベルギーグランプリの予選中、ビルヌーヴは前のマシンと接触、彼は宙を舞い、そしてシートごと車外に放り出されて死亡しました。

 さらに皮肉なことに、ピローニも西ドイツグランプリで同じような事故で両足を複雑骨折し、その選手生命が絶たれてしまうことになりました。




 M-NESTが誇る秀作を準備中
2002年05月08日(水)

 Maxiさんの掲示板で昨年の暮れ頃まで連載していた「それゆけ!マコ・ハッキネン」というF1パロディを集約版としてまとめています。本当は4月中に公開する予定だったのですが、自宅でネットができなくなってしまったので大幅に予定がずれ込んでしまいました。まもなく「FORMULA1」のページにアップする予定なのでお楽しみに。

 知らない方のために解説しますと、「それゆけ!マコ・ハッキネン」はF1をファンタジーロールプレイングゲームの世界に置き換えたお話で、まあしょーもない読み物です。F1を知っている方でないとさっぱりわからないような内容ですが、ま、興味のある方は暇つぶしにでも読んでください。ちなみに集約版の方は連載時と違い挿し絵があるのですが、挿し絵の方は必見ですよ!この作品にはもったいないぐらいの秀作です!


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