Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2010年07月22日(木)  When my eyes were stabbed by the flash of a neon light that split the night and touched the sound of silence

7/5の日記に、誰かと一緒にいたいと書いた。「結婚でなくてもいい。友だちと同居でも。何なら年寄りの面倒を見るんでもいいかもしれない」と書いてしまったので、「だったらうちの年寄りを引き取って下さい」という申し出が殺到したらどうしようかと心配したが。そういうことはなく。
同様に、結婚して下さいという申し出の一件もない。ちっ。
そういえば今年は一度もプロポーズされていないわ。どういうことよ。
なんてアホなことを考えていたら。

Cから、彼女の友人(g,p)が2日前に亡くなったとの知らせ。2007年に私に「お嫁さんになってほしい」と言ったひとだ。
Cからの紹介だったが。きっかけは、彼が飲みの席で、「ビートルズと日本文学を理解している、酒飲みのコスプレイヤーの女を紹介しろ」と言い、その場にいた全員に「そんな女いねえよ!」と突っ込まれたが、ふとCが「Bunnyさんならいけるかもしれない」と思ったんだそうだ。
結果的には、性急過ぎるアプローチがいやで着拒にしちゃったのだが。
ああまで一日中電話がかかり続けたんでなければ、悪いひとではなかった。むしろ話している時は楽しかった。音楽と本の話ばかりしていた。
肝臓で死んだんだという。2007年当時彼はアル中の矯正施設に入っていた。退院した筈だが、結局あの後も飲み続けていたんだろうか。
*この話は当時の日記には一切書いていない。

ほんの一瞬関わったに過ぎない人だったが。死んだというのはこたえた。

このところアメリカのニュースでは毎日毎日、今日アフガニスタンで何人死んだから、これで通算何人だという話をしている。
一昨日のニュースでは、ABCニュースを見ていた女性が、ある兵士が死ぬ瞬間を見て、手しか映っていないにも関わらずそれが息子であると気づいたという話を取り上げていた。他の親たちと違い、息子の死の瞬間を見られたことは特権だと思う、とこの母親は誇らしげに語る。
これは全部、いったい何の話なんだろう。人間を毎日戦地に送り出して、何人死んじゃいましたと報道し、合同で国葬にして称える。21歳の息子が死んだのをTVのニュースで見る。

「死なないでくださいね」と、Cにメールする。ほんのちょっと関わっただけの人の死でもショックなら、Cが死んだら耐えられないから。

When my eyes were stabbed by the flash of a neon light that split the night and touched the sound of silence (それは一瞬のことだったけど、はっきりとした印象を残し、そして静かに胸を打った)  *Sound of Silence / Simon & Garfunkel (1965) の歌詞



2010年07月18日(日)  Cause there's nothing wrong. It's just for play

14時から3時間、秋葉原でKinkstonesのリハ。3年ぶりのリハ。
2007年6月3日のライヴが最後だったんだから、実に3年1ヶ月半ぶりのKinkstones。それなのに。
ラク・・・。ものすごくラク。
むしろ3年前よりもラク。3年前には自分がもっと「一生懸命」な感じでいた気がする。今もやる気は充分あるが、非常にリラックスしている。前より自信がついているのかも。理由は全く不明だが。(帝王さま(b)にほめてもらったからか?)

今日はビートルズストーンズを1曲ずつ追加したが。選曲がかなり渋いうえに、相変わらずこのバンドは、完コピした筈が全く違う曲になるので、特にビートルズは、「歌詞だけ変えてオリジナルだって言い張るか?」とメンバーが言い出すほど。
3年ぶりにやった曲、今日初めてやる曲。どれも問題ない。
3つの楽器どれにも全く不満がない。困ることが何もない。歌っていて気持ちいい。
いやあ。
このバンド、好きだなあ。

・・・あとはこの恐ろしいハウリングがどうにかなれば。
(いやもう頭痛がしそうなくらいのハウりっぷりで。どう卓をいじろうが、立ち位置を変えようが駄目。しまいにはスタッフ呼んじゃった)

ちなみにスタジオのカウンターにいた可愛い女の子に、「すみませーん、ハウリングがひどいんですけど」と言ったら、にっこり笑って「はうり・・・?」と固まられた。(横にいた男性が素早くはいはいって感じで代わって対応した)

ちなみにその女の子は、私が途中でコーヒーを買いに行った時、先ほどの男性に、「マジで、リアルに、70万くらい欲しい・・・」と話していたw

今日も楽しく居酒屋で閉店まで飲んで解散。

しかし今日のハウリングにはまいったので。マイクを買おうかなと生まれて初めて思う。自慢じゃないがこれまで、マイマイクを持つという発想すらなかったのだ。
なんか知らないけど、ウルトラマンのかけ声のようなマイクが人気らしいとは聞いたことがある。ちょっと調べてみよう。
(検索した結果それがSHUREというメーカーだということはわかったが。それまで本気でその程度の認識でした)

Cause there's nothing wrong. It's just for play (何も問題ない。ラクに演奏してるの)  *Howling at the Moon / Ramones (1984) の歌詞



2010年07月16日(金)  心の持ちようさ

YouTubeで赤痢の1stシングルの音源を発見。数年前から時々検索してみていたが、さすがにアレは上がってないなあと思っていたら。ついにアップされていた。
CDが出ていればとっくに買ってるけど。アレが出るわけないもん(←理由が知りたい方は、クリックして、ジャケットの曲名に注目)

レコードプレイヤーを捨てて以来だから、十数年ぶりに聴く筈なのに。早口の歌詞を一緒に歌える私って。「ニャンニャンで行こう」がかっこいいなあ。
元ダンナと一緒に渋谷LA MAMAで赤痢のライヴを観たのは1987年。実際は赤痢はリップクリームの前座みたいなもんだったんだけど。私は赤痢が見たくて行った。当時のパンクのライヴは客がみんな殺気立ってて、曲が終わっても拍手なんかなく、重苦しくしーーーんとしてた。赤痢は、リップを見に来た男客たちから値踏みするような視線を浴びつつ、段差のないステージで、ぴりぴりして演奏していたっけ。

と、ふとYouTubeの右横に並んでいる関連映像を見れば。'80年代日本のインディーズがずらり。
その中にJAGATARAの、懐かしい曲があった。やはり1987年リリースの「裸の王様」に入っている曲だ。そういえばこのアルバムはCDで買いなおしていないので、ずっと手元になかったから、この曲もかなり久しぶりに聴く。
歌詞が、「ちょっとのひずみなら何とかやれる/ちょっとのひずみならば我慢次第でなんとかやれる/日々の暮らしには辛抱が大切だから」で始まり、「ちょっとの裏切りなら水に流せる」とか、「ちょっとの搾取なら我慢できる/ちょっとの搾取ならば誰だって我慢できるさ/それがちょっとの搾取ならば」などと続く。そしてサビはずっと、「心の持ちようさ」と繰り返す。
心の持ちようさと。

昨日とうとう、7日ぶりにシャワーでキレた。軽かったけど。
心の持ちようなんかなコレ。その心がどうにも駄目なんだけど。
でも頑張るけどさ、この先も。まだ諦めないけど。

心の持ちようさ、と穏やかに繰り返すこの曲のタイトルは。
「もうがまんできない」だ。

心の持ちようさ  *もうがまんできない / JAGATARA (1987) の歌詞



2010年07月13日(火)  あたしを見てください

かまってちゃんを聴くようになったことで、周辺の日本のインディーズやメジャーの若手バンドをあれこれ知ったが。どれもぱっとしない印象で。技術的には昔と比べ物にならないくらいレベルアップしているし、機材のおかげで音作りの幅も広がっているが。それだけにつまらなさも増している気もする。

と、思っていたら。
ミドリというバンドに目がとまった。ギターボーカルの後藤まりこが、いい顔をしている。
YouTubeで何曲か聴いてみた。ジャンル的にはノイズパンクだというが、最近のノイズは随分ときれいなんだな。ピアノが音の要であるところはかまってちゃんと同じだが、あちらとは質も技術も全く違う。まるでフリージャズのようなピアノだ。かなり個性的な曲づくりをしている。
「あんたは誰や」という曲が気に入った。「ジャパニーズ・パンクバンド、ミドリです!ディスイズミュージック!パンク・ミュージック!聞こえてんかおぅ!日本のパンクの音楽が聞こえてんか!おまえらほんま耳腐ってんのか!」と大阪弁で絶叫する。おうおう言ってやれ毛唐に。日本人なめとったらあかんぞと言ってやれ。っつう気分になるなあ。

なんて思っていたら。
今日、この映像を見つける。5月のロックフェスの映像。2分19秒のところで、かなりインパクトのある女の子バンドの演奏が少し流れ、かまってちゃんがちらっと挟まり、そしてミドリの映像になるのだが。
客の手をしっかりと握り締め、珍しく可愛らしいラヴソングを歌っている。これが―――特にこの映像の流れで見ると、ちょっと感動的。

ちなみにかまってちゃんの前に映る女の子バンドつしまみれも、相当に元気で迫力がある。アメリカ公演でも堂々と演奏して大喝采を浴びていた。
ミドリもつしまみれも、それぞれ全く違うが、求心力があってかっこいい。こういうバンドには頑張っていてほしいと思う。こういう真面目なバンドにはね。
ロックは真面目にやらなきゃ、いかんのよ。

あたしを見てください  *Pop / ミドリ (2005) の歌詞



2010年07月12日(月)  What, me worry?

歯医者に行ったら、奥歯を治療する時に、口の中から、喉に麻酔を打たれた。
あ。
あ。あ。あ。
注射の痛みより、麻酔が効いてからのこの違和感。喉に何かが引っかかっているのに飲み込めないとしか思えない。「・・・先生、この違和感って」と言ったら、「ああちょっと辛いですよね。2時間くらい我慢してて下さい」と言われた。
あ、やっぱり普通の人でも不快なものなんですね?
私、喉の腫れが原因でパニック持ちになった人間なんですけど。

帰宅して、歯医者に行く直前に届いた小包を慌しく開ける。木曜の深夜に注文したミント製品が届いたのだ。ミントとジンジャーの紅茶、ミント黒糖、ミントの喉スプレー、ミントを染み込ませたリストバンド(虫除け用らしい)、そしてアロマオイルを拡散させる為のディフューザー。お香の店からはミントのお香とミントのアロマオイル。
あわあわと小包を開け、ミントのお香に火をつけ、ミントのリストバンドを左腕につけ、ミントティーを入れる。たまたま他にも荷物がふたつ届いていて、全部開けて中身を整理するのに結構手間がかかる。気がそれて助かる。
母に電話して、「喉に注射された!」と言う。適当に話してもらううちに、麻酔が切れてきた。歯が痛み出す。助かった。痛いのなんかいくらでも我慢するわ。

実は。木曜からこっち、今日で5日間、シャワーでパニックを起こしていないのだ。
パニック自体が起こっていないということではない。軽く「キレた」瞬間は何度かあった。でもいずれも軽度で乗り切った。
とにかく、シャワーでパニックを起こさない日があること自体、もう数ヶ月ぶりの快挙なのだ。それが5日も続いたなんて。
ミントがパニックに効くというのは確実にまやかしだと思う。でもいい。私が「ミントが効く」と決めたんだ。

昨日検索で知ったこと。パニックはセロトニンの減少が原因と言われ、セロトニンを作る為にはトリプトファンとビタミンB6が要る。そしてトリプトファンを多く含む食品に豆乳がある。
そういえば最近、豆乳を飲むのをやめていた。一時期はずっと飲んでいたのに。ふと調べてみたら、豆乳を毎日のように飲んでいた2009年は、日記中にパニックを起こした話がなんと一度も出てこない。
素早くスーパーで買ってきて飲む。ビタミンB6の錠剤は以前から常備しているので、併せて飲む。これで助かった。

私のパニックには、普通はある筈の「予期不安」がない。なんでもない時はいつも、「もう平気」なような気分になる。
でも今回は本当にもう大丈夫なはずだ。うん。
だって私、忙しいんだよ。やりたいことがいっぱいで。実は今日は眼科と眼鏡屋をハシゴしてTOEIC用眼鏡もつくったし。バンドのリハも近いからコピーしなきゃいけないし。関係代名詞が苦手な生徒の為のプリントも作ってあげたいし。翻訳の課題はあるし。もうすぐ翻訳検定試験だし。一冊丸ごと句読点について書かれた原書も早く読みおえたいし。

でも今日のところは歯が痛いので。早く寝よ。

What, me worry? (もう平気だよ)  *高橋幸宏の曲 (1982)



2010年07月08日(木)  世界がローズピンクやミント味になる日まで

この数日がひどくて、昨日が最悪だった。「もしかして気が狂いかけてるんじゃないかと思うことがある」と、友だち3人にだけもらした。3人とも、パニック障害や鬱の経験者だ。
医者にデパスを処方してもらおうかと考えたり。前に友だちの一人が整体でパニックを治したと言っていたから、試してみようかと思ったり。
この日記の冒頭に、「私ちょっともう駄目」とだけ書いた。実はそれまでも何度か似たようなことを書き、一度は「サイトやめます」とまで書いて、いずれも短時間で消していたのだが、とうとうそのままにした。

今日、その書き込みを見て心配してメールをくれたひとがいた。パニックのことは何も知らないがと前置きして、何かで読んだらしい発作への対処法を書いてくれている。「ミントタブレットをなめたり、自分に大丈夫だ!と暗示をかけたり、楽しい事や面白い事を思って気を紛らわす」等々。
・・・突然ブチ切れた時に、「ううん!あたし大丈夫!何か楽しいことでも考えよう!!」と乗り切れる余裕があるなら、パニックとは言わない。今までこの日記に、パニック時の地獄のような状態を何度か書いてきたけど、文章が迫力不足だったかな。せっかく心配して頂いて悪いけど、そんな生易しいことじゃないんだよなあ・・・と思いながらメールを読み返していて、ふとある単語が目に留まる。「ミント」?
アロマ系でラベンダーやカモミールが精神を落ち着ける作用があると言われるのは知っているが。私はラベンダーもカモミールも香りが嫌いなのだ。いくら効果があっても嫌いではリラックスするわけがない。しかしミントは子供の頃から好きだ。
よしこれにしようと突然決める。夜中からネットのドラッグストアで「ミント」で商品検索し、あれこれ買い物籠に入れる。何だか楽しくなってくる。
普段の私ならまずミントの効果をネット検索するところだが、それはしない。
だって。どうせ根拠なんかあるわけないもの。だから調べない。調べずに妄信してやる。

いつもお香を買っているストアにも、ペパーミント香とミントのアロマオイルを注文。いつもはローズのお香しか買わないけど。
一緒にローズのアロマオイルも買う。とにかく浴室をミントかローズで充満させよう。

明けて朝の6時に、コンビニでミントアイスを買ってきて食べる。ミントキャンディも買ってきた。
これでもう大丈夫。の、筈。多分。うん。多分。

世界がローズピンクやミント味になる日まで  *ローズピンク / パパイヤパラノイア (2002) の歌詞。



2010年07月05日(月)  Help me if you can, I'm feeling down. And I do appreciate you being round. Help me, get my feet back on the ground

6/27に切除したポリープの細胞検査の結果が来る。7/4の予定が、日曜にあたって一日遅れた。
5段階の3(良性の腫瘍)で、1〜2年後に再検査して何もなければOKとのこと。

今回は結果的には何でもなかったが、今までの人生で一番びくびくしたと思う。幸い何事もなかったので、もう今後は時間を無駄にしないで生きていくよう心がけたい。

ほんと、パニックなんか起こしてる場合じゃないんだけどなあ。泣きたくなる。

大腸癌騒ぎがあってから、しみじみ結婚したくなった。「恋愛」不在で「結婚」を考えるのは人生初だ。内視鏡検査の日にえみちゃんがいてくれた時にそう思った。人がうちにいるっていいなあ、と。
だから極端な話、結婚でなくてもいい。友だちと同居でも。何なら年寄りの面倒を見るんでもいいかもしれない。親と同居は、地元に戻る気がないので無理だけど。
誰か人間がそばにいてほしい。もうそのくらい追い込まれてるんだ。

Help me if you can, I'm feeling down. And I do appreciate you being round. Help me, get my feet back on the ground (追い込まれてるので助けて下さい。そばにいてくれれば本当に感謝します。私が正気でいられるようにして)  *Help! / The Beatles (1965) の歌詞。



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