ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2020年10月03日(土) ふたいとこ

日中は25℃を超え夏日となる。風は爽やかな秋の風。

はんぶん夏ではんぶん秋。今がいちばん過ごしやすい季節なのだろう。


彼岸花が盛りを過ぎもう枯れ始めてしまった。

茶色くなってうなだれている姿はとても憐れに思う。

彼岸花も散れない花なのだ。どんなにか散りたいだろうに。

そんな花に我が身をかさねる。私も潔く散れないのだろうかと。



土曜日で孫たちの超早起きもひとやすみ。

それでも気になってしまって子供部屋をそっとのぞくと

ふたりとも布団をけとばして寝ていて風邪をひいてしまいそう。

そっと布団をかける。さすがにカンチョーは出来ない。


娘夫婦が仕事だったので私は仕事を休ませてもらっていた。

じいちゃんが「助かるな」と言ってくれる。

お昼ご飯を食べさせるのがいちばん大変なのだそう。


一日孫たちと過ごすつもりでいたけれど

思いがけずにまあちゃんと両親が誘いに来てくれて

公園に遊びに連れて行ってくれた。なんとありがたいこと。

それがお昼になっても帰らず心配になって電話したら

なんとファミレスで昼食をごちそうになっているとのこと。

ありがたいを通り越してなんとも恐縮せざるを得なかった。

あやちゃんに千円持たせていたけれどそれでは足りなかっただろう。

案の定「いいよ、いいよ」と言ってくれたそうでゴチになっていた。


午後4時前にやっと帰って来る。ふたりともよほど楽しかったのか

ハイテンションであやちゃんが一部始終を話してくれた。

今夜はそのことを作文に書くのだそうで意気込んでいて

「おばあちゃん?まあちゃんはあやたちのなに?」と訊きに来る。

あやのお母さんとまあちゃんのお母さんはいとこだから

「ふたいとこよ」と教えると「ふたいとこ?どんな字?」と。

ひらがなで「ふたいとこ」って書いたらいいよとおしえる。

「そっか、まあちゃんはふたいとこなのか」きょとんとしている。

その仕草が可愛らしくて思わず微笑まずにいられなかった。


さてどんな楽しい作文が出来るでしょう。

書けたらおばあちゃんに真っ先に読ませてね。



2020年10月02日(金) 待っていてくれる

夜明け前にお月見。中秋の名月だけあってそれはきれい。

今夜は十六夜の月で満月なのだそう。なんだか不思議。

明日も月明りを楽しみにしていよう。暗闇は心細いけれど

ぽぽっと明るいとなんだか誰かが待っていてくれるような気がする。

道は見えないだけで確かに道はある。それをおしえてくれる月明り。



午前4時。そっと子供部屋をのぞくとなんとあやちゃんと一緒に

めいちゃんも寝ていてびっくりと思いがけなかった。

まずはあやちゃんに「カンチョー」3回目でやっと目を覚ます。

さすがに4日目ともなると眠くてたまらないのだろう。

それでもガバッと起き上がると「おばあちゃんおはよう」と笑顔。


めいちゃんはまだ無理だろう寝かせておこうと思ったら

「ぜったいにおこして」と昨夜言い残して眠ったのだそう。

「おこさないとキレるよ」とあやちゃんが言うのではらはら。

おそるおそる起こしてみたらそれでもムクッと起き上がる。


ふたりをそのままにして隣室へ行き私はわたしの時間を過ごす。

某SNSのタイムラインにHさんを発見して嬉しかった。

もう仕事に出ている時間だなと思いながらその姿を目に浮かべる。

とは言っても顔も知らない会ったこともないひとなのだけれど

波長がとても合うと言うかとても心地よい繋がりを感じている。


それをそのまま短歌にしてみた。きっと待っていてくれる気がして。

そうしたら「いつも待っていますよ」と後からコメントをいただく。

ああちゃんと伝わったんだなとすごくすごくほっとした朝のこと。



午前5時半。子供部屋はこのようなありさまでした。





2020年10月01日(木) めいちゃんは天才

夜明け前にそれはそれは綺麗な月が見えた。

今夜が中秋の名月なので宵待月と呼ぶのだろうか。

月明りに照らされているととても救われたような気持ちになる。

そうしてふっと自分は何にこだわっていたのだろうと思う。

相応しいとかふさわしくないとかもうそんなことはいい。

こころにあかりを灯す。それがいのちでなくてなんだろう。



約束の午前4時。子供部屋をそっとのぞいたら

あやちゃんが布団からお尻を出してぐっすりと眠っていた。

「カンチョー」と声を出してお尻の穴に指を突っ込んで起こす。

素晴らしい寝起きの良さ。カンチョーにもめげずにっこり微笑む。

そうして素早くタブレットの電源を入れたのは言うまでもない。

愉快で可愛らしいものだなと思う。三日坊主だよと笑うじいちゃん。

さあどうでしょう?明日も4時に起きるのだとやる気満々であった。



夕方のことびっくりと嬉しいことがあった。

保育園から帰って来ためいちゃんが自転車の補助輪を外して

ほんの3分で自転車に乗れるようになったのだった。

「おばあちゃんはやくきて」と呼ぶので外に出てみたら

もう路地をすいすいと走っているところだった。

これにはほんとうにびっくりした。思わず「めいちゃん天才」と。

「すごいね、すごいね」と言えばすっかり得意顔になっていた。


こどもはそうして自信をつけていく。ほめられて成長していく。


ふとおとなもそうなのかなと思ったけれど

私は例外のよう。おとなになると欲深くなるからにちがいない。


純真なこどものこころにかえれるものならかえりたいな。



2020年09月30日(水) 午前4時の約束

目覚めたらぽつぽつと雨。耳に心地よい優しい雨音。

こころがしっとりと潤う。そっと雨の詩を書く夜明け前。


認められたいみとめられないそんな欲とたたかう毎日。

「今朝の詩すてき」と母と同じ年のKさんが言ってくれた。

クリスチャンであるKさんがなんだかマリア様のように思える。

私はそうして救われているのだろう。なんとなんとありがたいこと。



昨日から早起きを頑張っているあやちゃんが昨夜も

「5時に起こしてね」と。子供部屋で一人で寝ているのを

「あやちゃん」と声をかけてそっと起こす約束の午前5時。


早起きをして勉強するのかと思いきやタブレット三昧。

とにかく一時間でも多くユーチューブを見たいのだそう。

それでも足りないようで「明日は4時に起こしてね」と。

娘夫婦も公認のことでただただ微笑ましく思えてならない。


5時半には朝食。あやちゃんと3人で食べるのが楽しい。

最近ちょっと反抗期かなと感じていたのだけれど

朝食の時にはとても素直でにこにこの笑顔を見せてくれるのだ。


夢中になれることがあるのはとても良いことだと思う。

あれも駄目これも駄目と子供から楽しみを取り上げてはいけない。

かと言ってしたい放題もいけないのだろうけれど

自分で考えてちゃんとけじめをつけているように感じている。


午前4時。あやちゃんはユーチューブを見る。

おばあちゃんはSNSで短歌と詩を書く。



2020年09月29日(火) 秋の日のアクシデント

曇り日。時おりぽつぽつと雨が降る。

朝の肌寒さをそのままに日中もさほど気温が上がらず。

すっかり秋の気配が濃くなったことを感じる。


めいちゃんの運動会が近くなり今日は総練習。

体操服を着て元気に登園。私もちびっ子パワーをいただく。

来月の10日が運動会。観客制限は無いとのことで

家族みんなで応援に行けるのをとても楽しみにしている。



朝の峠道で思いがけないアクシデント。

一瞬居眠り運転をしていたようでガードレールに接触してしまった。

車の左半分に大きな傷をつけてしまい目も当てられない。

ガードレールが無かったら谷底に転落していたことだろう。

不注意とはいえぞっとするような出来事だった。


眠気は薬の副作用だとわかっていても服用せずにはいられない。

それにしてもよほど気が緩んでいたとしか思えない。

今朝は体調も良くなっていて緊張感もまったくなかった。


お金がないから修理も出来ないとすっかり諦めていたら

義父が会社の経費で直してくれるとのこと。

幸い中古の同色のドアがすぐに見つかり注文してくれる。

そうしてお叱りを受ける。眠くなったら道端で必ず寝ること。

遅刻しても良いから今後はそうするようにと言ってくれる。

それがとても嬉しかった。義父の精一杯の優しさだと思う。


私の眠気はもはや日常茶飯事のことで慣れてはいるけれど

薬とはおそらく一生縁が切れないだろうと思う。

煙草もしかり。覚醒するためにはどうしても必要なもの。


決して愛煙者ではない。それだけはわかって欲しいと切に願う。



2020年09月28日(月) 届かないから星なのだ

今日も爽やかな秋晴れ。夜明け前には満天の星空だった。

まるで希望のように光る星にこころの手を伸ばす。

「届かないから星なのだ」そんな詩を書く。



体調がいまいち。どうやら昨日の眩暈の名残のよう。

ぐっすりと眠ったのに身体がダル重い朝。


月曜日で仕事が忙しかったけれど無理を言って

少し早めに終らせてもらい病院へ行く。

なんだか藁にもすがるような思いだった。

すっきりと元気になりたくてたまらない。


小脳には異常がないとのことでほっと安堵。

極度の疲労と肩凝りが原因だろうと言うこと。

眩暈がした時の頓服を処方してもらい帰路につく。


肩凝りの解消には体操がいちばん良いのだけれど

今年はまだ一度も体操教室に行けてなかった。

仕事を休めないことはないのだけれど

休めばその分お給料が減るので家計に響く。

とにかく働かなければ食べられない貧乏事情があった。

だから仕方ないとすっかり諦めてしまっている。


思うようにはならないものだけれど嘆くことはするまい。

嘆いても何も変わらないことをすでに思い知っている。


人生ケセラセラ。なるようになるさ。

明日は今日よりちょこっと元気でいようと決めた。



2020年09月27日(日) ふたり元気なうちに

爽やかな秋晴れ。絶好の行楽日和と言って良いのか。

ドライブならと頷き合って少しだけ遠出をすることに。


出掛けに少し眩暈がしてその後気分が悪くなってしまう。

大事を取ったほうが良いのではとじいちゃんが言ってくれたけれど

だいじょうぶ気分転換になるからと予定通りに家を出た。


宿毛市から山越えで県境を越え伊予路へと。

県を跨いでの移動はお正月以来の事だった。

目的地は特にない。ただひたすらのドライブも良いもの。

山道を行けば川のせせらぎ鳥の声も聴こえ心が癒される。

窓を開けて走れば森林浴にもなり風がとても心地よかった。


外食は避け愛媛岩松のコンビニで昼食を買い求め車中で食べる。

国道沿いの木陰でおしゃべりをしながらそれも楽しい。


その頃にはもう気分もすっかり良くなっていた。

家で寝ていたらきっと欝々とするばかりだったろう。


「今度は紅葉だな」と早くも約束してくれて嬉しい。

楽しみにしていよう。今年は何処の紅葉が良いだろう。


ふたり元気なうちにいろんなところに行ってみたい。

行き当たりばったりもいいな。あてのない旅もいいな。










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